韓国芸能界のタブー“枕営業”を正面から描いた衝撃作『おもちゃ~虐げられる女たち~』3月期間限定公開!予告動画

2014年02月21日09時30分映画

性接待や間接殺人など、韓国芸能界の闇を暴露した衝撃の映画『おもちゃ~虐げられる女たち~』が、シネマート六本木にて3月8日(土)より期間限定で公開されることが発表された!YouTubeには予告動画が公開されている。

『おもちゃ~虐げられる女たち~』は、韓国で『ノリゲ』というタイトルで2013年4月に公開された映画。韓国では、国民が震撼した事件を描き、国をも動かした映画『トガニ』以降、『折れた矢』『26』と社会告発映画が一つのブームなった中、企画が持ち上がった作品。
しかし、性接待や間接殺人など、韓国芸能界の闇を暴露するという作品の内容から、製作は暗礁に乗り上げる。企業やマネージメント会社は出資を躊躇し、有名俳優は出演を固辞したのだ。それでも、この実態を世間に公表すべきと考えた一部の俳優やスタッフらにより、クラウドファンド(一般投資での映画製作)という形で資金を募り、3日間で製作費の10%を集め、ようやく制作に漕ぎつけたのだった。

一人の女優を死に追いやった悲劇を追う中で、巨大な権力と戦うことになる熱血記者に、『悪いやつら』など骨太な作品で存在感を放つマ・ドンソク。彼と組む女性検事に『息もできない』のイ・スンヨン。そして芸能界の闇に追い詰められてゆく女優という難役に挑んだのは、「スキャンダル~春香を愛した男~」で話題になり、「福寿草」で障害者を演じ一気に注目されたミン・ジヒョンが圧倒的存在感で熱演した。監督は、“キャストが難航する中、ミンさんに出会った。辛い役を期待以上に消化してくれた”と明かした。“覚悟を決めて、役に集中しながら撮影に挑みました”と語るミンは、この映画で第50回大鐘賞映画祭で新人女優賞の候補となった。

■あらすじ
彼女が死んだ。彼女を死に追いつめたのは狂った芸能界だった。自殺した女優からある書類がイ記者に届く。彼は書類の真実性を調べ、彼女の死に疑問を抱く。そして、彼女の死と芸能事務所の社長が深い関わりを持っていると確信する。しかし、事件を調べているうちに証拠や証人がおかしいと気づく。事件担当検事と力を合わせて真実を暴こうとするが、見えない巨大な力が彼らを妨げる。

■キャスト
マ・ドンソク『悪いやつら』『痛み』『国家代表』『記憶の中の僕たちへ』
イ・スンヨン『息もできない』
ミン・ジヒョン「スキャンダル~春香を愛した男~」「福寿草」

■スタッフ
監督・脚本:チェ・スンホ
制作:イ・ジェシク、キム・テフン
撮影:パク・ジョンフン
照明:ファン・ソンヒョン「風と共に去りぬ」
配給:KRコンテンツグループ
2013年/韓国/101分

※デジタル上映 料金:一般1500円 シニア1000円
※サービスデーあり

YouTube「韓国映画 おもちゃ 玩具 虐げられる女たち」予告動画