3月13日、日本テレビ系読売テレビのドラマ「慰謝料弁護士～あなたの涙、お金に変えましょう」は第10話｢姑から慰謝料を!執拗なイジメに嫁が決意!」を放送、袴田幸男（田中直樹）の事務所を訪れた次なる依頼人は、姑いびりに悩む吉岡美紀（遠山景織子）だった。美紀は自衛の居酒屋で姑の智枝（東てる美）からこき使われ、精神的負担と就労時間はブラック企業並みであった。夫も助けてはくれず、万策尽き果ててやつれきった美紀に、袴田は別の観点からの慰謝料請求を提案する。

【第9話あらすじ】
美容師の西嶋葵（MEGUMI）は平野康平（山田将之）と事実婚の関係にあった。ある日、康平は名古屋への出張をきっかけに電話一本で葵に別れを告げる。どうやら康平には女がいるらしい…ショックで仕事が手につかない葵は、ある日常連客の野々村香苗（矢田亜希子）に相談を持ちかけ、袴田弁護士事務所を紹介される。事実婚であっても慰謝料は取れると袴田にアドバイスされて安堵する葵だったが、帰宅すると証拠となるカレンダーや二人の写真など、康平に関する一切のものが持ち去られていた。愕然として葵が事務所へ相談に戻ると、やがて梅本くるみ（渡辺直美）が驚きの調査結果を持ってきた。実は康平は既婚者だったのだ。名古屋が本拠地の会社に勤務した康平は、東京支社に単身赴任したのを機に名古屋と東京で二重生活を送っていたのだった。しかし今回康平は東京支社の執行役員への昇進が決まっており、そのタイミングで葵との事実婚を解消しようとしたのだと思われた。法律の知識があるのか、康平の証拠隠滅は徹底しており、葵の家を訪れるとそこはまるで一人暮らしの空間であった。事務所でうなだれる葵だったが、そこへ芳江（美保純）が夫の浮気についての依頼人が訪れたとウキウキした様子でやってくる。そこへ連れてこられたのは、東京へ引越ししてきた知美（嘉門洋子）だった。二人はつかみ合いの喧嘩になるが、袴田は葵と知美に協力して康平に慰謝料を請求しないかと持ちかける。袴田は二人が同じ結婚指輪をしているのを指摘、康平が東京と名古屋で指輪を変えずに済むように仕組んだのではと推察する。しかし知美は憤慨して事務所を飛び出していくが、袴田は二人が協力することが一番早く確実な解決方法だと訴えた。
知美は早速康平に対して興信所を使って得た葵の写真を突きつけるが、康平は葵にストーカーされていると言い逃れをする。上手く知美を丸め込んで安堵した康平だったが、そこへ袴田が現れる。袴田は葵の代理人を名乗り、シラを切る康平に対し近々正式に慰謝料請求を行うと宣言する。その足で袴田は葵のマンションへ向かった。康平のものが一切無いと思われた住まいから、袴田は超高級トイレットペーパーに着目する。袴田は後日知美を訪問、康平の勤務先に葵と共に訪問する日時を告げておいた。
そして慰謝料請求の当日、話し合いの場となる康平の会社に知美の姿は無かった。役員会議を終えた康平の前に姿を現す袴田、葵、香苗。慌てて3人を応接室へ押し込むように案内した康平は、正式に葵への慰謝料を請求する。不審に思って応接室に来た康平の義父でもある社長が同席する中、袴田は康平の2年に渡る二重生活を指摘する。証拠はあるのかと虚勢を張る康平に、袴田はトイレットペーパーを突きつける。これは康平のこだわりによって葵が購入したものであると説明する袴田を助けるように、知美の声がした。やってきた知美は、葵の家にあるものと同じトイレットペーパーを掲げていた。葵と知美は次々に康平の好みを挙げていく。味噌は八兆味噌、歯磨き粉は粒塩、梅干はハチミツ入り…こうした生活上の嗜好は長く生活を共にしてこそ知りうる事であり、それを熟知している葵は十分に康平の事実婚を証明できると袴田は述べた。追い討ちを掛けるように知美は康平との離婚を宣言、康平に対する慰謝料請求依頼をその場で袴田に伝えた。二人で合算すると900万円の慰謝料に払えないと青ざめる康平だったが、社長は退職金で払えばいいと告げて去っていく。出世コースが立ち消えになり、康平はその場に崩れ落ちた。葵と知美は一転して戦友のように意気投合し、その後は葵の美容室とその客という関係で繋がっていることを香苗は知るのだった。

ドラマ「慰謝料弁護士～あなたの涙、お金に変えましょう～」第10話は13日（木）よる11時59分から放送。予告動画はドラマ公式サイトトップページで視聴出来る。

◇慰謝料弁護士～あなたの涙、お金に変えましょう～｜読売テレビ