国民的アイドルグループ嵐の櫻井翔が変わり者の医者を、宮崎あおいがその妻を演じて話題となり、映画観客動員ランキングで初登場1位を記録、日本中を感動で包んだ『神様のカルテ』の続編『神様のカルテ２』の公開が決定！それを記念して第一作目が今夜、金曜ロードショーにて地上波に初登場！金曜ロードショー『神様のカルテ』はホワイトデーの本日14日夜9時から放送、続編『神様のカルテ２』の予告動画は映画公式サイトで公開されている。

主人公のイチこと栗原一止(櫻井翔)は、信州松本にある本庄病院に勤務する内科医。本庄病院は、地域医療の一端を担うそれなりに規模の大きい病院。24時間365日などという看板を出しているせいで、連日勤務で3日寝ないことも日常茶飯事。自分が専門でない範囲の診療まで行うのも当たり前。そんな一止を支えるのが妻のハルこと榛名(宮崎あおい)。
2人は御嶽荘というボロボロのアパートで、売れない絵描き・男爵(原田泰造)やニーチェをこよなく愛する学士殿(岡田義徳)ら個性的な面々と楽しく暮らしているのだった。
ある日、一止に大学病院の医局に入らないかと誘いが入る。一止の先輩で本庄病院に勤める砂山次郎(要潤)は医局行きを勧め、一止も先端医療に興味がないわけではない。医局に行くか本庄病院に留まるのかで一止の心は大きく揺れるのだった。
そんな中、安曇(加賀まりこ)という胆のう癌患者の女性が本庄病院にやってくる。彼女は、一止が大学病院で見学の一環として診察に加わった際に診た患者だったのだが…。
御嶽荘での仲間との別れ、そして安曇というおばあちゃんとの出会いが一止を医者として、1人の人間として大きく成長させていく。

櫻井演じる一止は、夏目漱石を敬愛する扱いづらい変わり者。患者のこと以外はあまり興味がなく、身だしなみや食には特にこだわりがない。なかなか現代には珍しい男である。この一止が様々な人と出会い、別れていく中で成長していく姿が描かれた『神様のカルテ』。全体を通して、優しくて、温かい印象で、見た後も心に何かが残る映画だった。
公開から2年半。満を持しての地上波登場。しかもそのタイミングは続編公開の1週間前。1作目を見てから自分の中でいろいろな気持ちを整理し、噛み砕くのにちょうどいい期間なのではないだろうか。
この物語、原作は夏川草介の同名小説。2010年の本屋大賞で2位になるなど、人気を集めていた。その小説の柔らかい、優しい雰囲気を残したまま、さらに色を加えたのは超豪華俳優陣、そして最高のテーマ曲であろう。
まず、先から紹介している通り、主演は櫻井翔。言わずもがな嵐のメンバーであり、ニュースキャスターからドラマ、単独でバライティーもするマルチプレイヤーである。そして櫻井演じる一止を支え、見守る妻・榛名には宮崎あおい。日本アカデミー賞の常連であり、昨年の映画「舟を編む」でも主人公を支える妻役を好演し、優秀主演女優賞を受賞した。その他、1作目、そして2作目でも一止に大きな影響を与えることとなる本庄病院の消化器内科部長、大狸先生こと貫田誠太郎には柄本明。1作目で一止に大きな影響を与えることとなる胆のう癌患者・安曇雪乃に加賀まりこ、その他原田泰造(ネプチューン)や岡田義徳、吉瀬美智子、要潤と実力派俳優陣が名を連ねた。この俳優陣によって息を吹き込まれた個性豊かな登場人物にご注目を。
そしてもう一つ、映画の見どころが辻井伸行により作曲された挿入歌たち。感情を盛り立ててくれるこの曲にもきっと涙を誘われるはず。さらに来週21日公開の『神様のカルテ2』ではサラ・ブライトマンがオリジナル主題歌「神様のカルテ〜Keep the light〜」を歌うことが決定。こちらも非常に楽しみだ。

1作目2作目をそれぞれ単独で見ても感動できるだろうが、通してみればその感動はさらに増幅されるはず。1作目を見ていない人はもちろん、映画館で見た方でももう一度2作目の公開の前に金曜ロードショーでおさらいを。

金曜ロードSHOW!『神様のカルテ』は今夜9時から放送。続編『神様のカルテ2』は来週3月21日(金)から全国で公開開始。予告編が公式サイトで公開されている。

◇金曜ロードSHOW!「神様のカルテ」
◇神様のカルテ2│映画公式サイト