「馬医」第41話あらすじと見どころ:痘瘡に罹ったスッキ王女危篤に…忍び寄る陰謀!

2015年07月10日09時30分ドラマ
(C)2012-13 MBC

治腫指南を見ずとも自力で敗血症に有効な治療法を考えたクァンヒョンの凄さに驚いたヒョンウクは、復讐のターゲットをかつての師であるサアムではなく、クァンヒョンに定めた!そしてその道具に使おうとするのは、スッキ王女…「馬医」41話では、ついにスッキ王女が危篤状態に陥ってしまう!この回の詳しいあらすじと見どころを紹介、予告動画はYoutubeにて視聴できる。
(以下、NHKBSプレミアムにて2013.07.07~2014.6.29放送時に紹介したものです)



【「馬医」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)や見どころ、時代背景、実在人物とキャスト紹介、豆知識などドラマをもっと楽しむための情報を紹介している。

■第41話「忍び寄る陰謀」
自分とチニョンとの婚礼の準備で外出したスッキ王女が痘瘡に感染し、重病に陥ったことにショックを受けたクァンヒョン。人々は“痘瘡様”と呼んで怖がり、“小豆”や“セットンチョゴリ(色とりどりの縞模様の上着)”で追い払おうとしたりするが、かつてない感染の広がりで恵民署にも痘瘡患者があふれ、死者が続く。王女の治療はイ・ミョンファンが担当するが、特効薬はない。

そんな中、サアムは病状が好転している患者に気づく。王女が連れてきた最初の患者だった…。クァンヒョンは飢饉が続き体力がない患者が強い薬に耐え切れず死に至っていたと考え、まずは解熱処方に切り替え、体力を回復させたのち、症状に合わせた薬剤をつかうことに徹底する。副作用のない解熱薬に必要な薬剤を、患者の家族たちも手伝ってくれて総出で集める。これが功を奏し、患者たちは快方に向かう。ミョンファンはどうせ効き目はないだろうと、クァンヒョンに責任を押し付けるつもりでこの対処法に倣ったものの、スッキ王女の症状が好転し、慌てふためく。そんなミョンファンの心理をついてヒョンウクは、スッキ王女の病状を悪化させ、王女を未だ経験したことのない外科手術の実験台にしようと目論む。

一方、封鎖された村から「宮殿に行くから」と賄賂を使って道を通った兵判は丹陽に避難し、左議政チョン・ソンジョも仮病を使って参殿せず、王が怒る。

スッキ王女の喉が腫れいよいよ危篤に。ヒョンウォクが指南書により、喉の切開手術を行うことになる。サアム道人は細かい血管が通る喉の外科手術が指南書に記載されていたとの記憶がなく訝しがる。ソンハもまた無謀な外科手術をするには、ヒョンウクが人体解剖をした経験があるからに違いないと考え、巷を騒がせている遺体解剖の犯人が彼だと確信する。

そんな中、カヨンがスッキ王女の部屋の異臭に気づく。それが麝香(じゃこう)でこれが王女の病状を悪化させたこと、さらにミョンファンとヒョンウクが、深夜スッキ王女の部屋に忍び込んだことをクァンヒョンに報告する。まさにヒョンウクによる王女の手術が始まろうとしたとき…。

スッキ王女が罹ったのは「馬医」第9話でも大騒ぎした痘瘡、つまり天然痘のこと。人類史上もっとも致命率の高い感染症として恐れられた病で、「宮廷女官チャングムの誓い」第51話をはじめ「張禧嬪-チャンヒビン-」第20-21話など史劇で多く登場する。チャングムでは、人間に本来備わっている自然治癒力を高めるという方法だったが、「馬医」の舞台はそれから100年ほど後。(ドラマの年表で確認)果たしてクァンヒョンはどんな治療法を施すのか?お見逃しなく。
痘瘡については、有効なワクチンと1967年~77年に行われたWHO(世界保健機関)の痘瘡根絶計画で激減し、1980年WHOは根滅宣言をしたことで、人類はこの恐ろしい疫病に打ち克った。
また、ソンハを悩ませているチニョン(実は賤民)とクァンヒョン(実は両班)の結婚については、ほぼ同じ時代を背景にしたドラマ「推奴」で身分制度について触れているので参考にどうぞ⇒②厳しい身分制度


■キャスト
ペク・クァンヒョン役:チョ・スンウ
チニョン役:イ・ヨウォン
ソンハ役:イ・サンウ
イ・ミョンファン役:ソン・チャンミン
チャン・インジュ役:ユソン
コ・ジュマン役:イ・スンジェ
ヒョンジョン王役:ハン・サジン
スッキ王女役:キム・ソウン
ウンソ役:チョ・ボア
 ほか

kandoratop 【作品詳細】 【「馬医」を2倍楽しむ】

NHK「馬医」番組公式サイト
YouTubeポニーキャニオン「馬医」予告動画
 2014.09.27~2015.09.12  08:30-09:30 再放送(BSP)
 2013.07.07~2014.6.29 21:00-22:00(BSP)