ワールドベースボールクラシック2009準決勝第2戦、日本対アメリカの試合が行われ、日本が4回の猛打でアメリカを逆転し、9対4で勝利。2大会連続の決勝進出を果たした。

日本の先発は松坂大輔。大舞台での強さから、この日も好投が期待されたが、初回、アメリカ先頭打者のロバーツに先頭打者ホームランを許す。その後も安定せず二死二塁のピンチを招いてしまったが、ここはアメリカの5番ダンを見逃し三振に切ってとり、何とか1失点で抑えた。一方の日本打線は初回こそ、アメリカ先発オズワルトの前に三者凡退に打ち取られるが、徐々に攻略。2回裏、先頭の稲葉がフォアボールで出塁すると、続く小笠原の場面でヒットエンドラン。無死一三塁とし、チャンスを広げる。その後福留は倒れたものの、7番城島がきっちり犠牲フライ。序盤で日本が同点に追いついた。

しかし松坂は続く3回も安定せず、二死からヒットを許すと、アメリカの4番ライトにタイムリーツーベースを打たれ、再び失点。リードを許してしまう。しかし、今日は日本打線が松坂をサポート。4回裏、稲葉、小笠原が連続ヒットで出塁すると、5番福留の鋭い打球をセカンドが弾き、ライト前へ。その間に二塁ランナーの稲葉が一気にホームインし、同点。さらに城島の犠牲フライ、岩村、川崎、中島のタイムリーで一気にたたみかけ、この回5点。アメリカの先発オズワルトをノックアウトした。

日本の先発松坂は5回途中まで投げて2失点。コントロールが定まらず苦労しながらも先発としての役割を何とか果たした。その後は松坂をリリーフした杉内、田中が好投し、アメリカもリリーフ陣が好投。こう着状態が続く。そして試合が動いたのは8回。この回からマウンドにあがった馬原がヒット、フォアボールで一死一二塁のピンチ。ここで8番のデローサにレフト線へ2点タイムリースリーベースを打たれ2点差に詰められる。しかし、試合がわからなくなったこの場面で日本打線がまた奮起。8回裏にイチローのタイムリーツーベースなどで3点を追加し、試合を決めた。結局最終回はダルビッシュが無失点に抑えて9対4で前回敗れていたアメリカに勝利。決勝進出を決めた！

この試合のハイライトがスポーツナビで無料配信中。決勝戦の相手は前日にベネズエラを下した韓国。ここまで今大会5度目の対戦でここまで2勝2敗。ライバルとの対決に決着をつけ、2大会連続の世界一をつかみとりたい！

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