長屋で評判の差配人・久兵衛（志賀廣太郎）が姿を消したため、大家は長屋に新しい差配人を手配した！年は若いが起点も効く佐吉（風間俊介）、大家の湊屋（鶴見辰吾）に頼まれて烏の官九郎と一緒に鉄瓶長屋へやって来た！23日（木）夜8時放送、宮部みゆき原作、岸谷五朗主演「ぼんくら」NHKオンデマンドで見逃し配信中。

第2話から登場する新しい差配人の佐吉に扮する風間俊介。ご存じの方も多いと思われるが風間も立派なジャニーズ事務所のアイドル（？）である。特定のグループに属さず歌わない、踊らない。主に舞台や映画、ドラマで活躍している。ポジショニングとしては、生田斗真と同じではないだろうか。ちなみに、差配人とは家主や地主に代わって、貸家や貸し地を管理する人。（新明解国語辞典より）

1983年生まれ、現在31歳になる風間は子どものころジャニーズ事務所のオーディションを受け合格、以降ジャニーズ事務所に所属している。1999年TBS「3年B組金八先生」の第五シリーズの兼末健次郎役で出演。生徒役の中でも中心的な存在で、普段は優等生だが裏で卑劣な行いを続ける少年を演じた。問題の多い家庭で育ったため、心を病んでしまった健次郎だったが、金八（武田鉄矢）を始め、みんなの支えのおかげで立ち直り、第7シリーズでは無事現役東大合格。その後、小学校教師になった…という金八シリーズにおいて、かなり重要な役を演じていた。

風間はジャニーズ事務所所属タレントだが、歌や踊りで活躍せず、俳優業で名を馳せている。2012年放送されたNHK連続テレビ小説「純と愛」で主役の純（夏菜）の夫・愛（いとし）を演じ、今年7月クールの「あすなろ三三七拍子」（フジテレビ）にも出演。このドラマは残念な視聴率におわったが、ネット等での評価が著しく高かった。近年、ドラマの善し悪しと視聴率が比例しないと言われる代表例的ドラマとなった。
そんな風間俊介扮する新しい差配人・佐吉…どうやらかなりの重要人物らしいが、今後の活躍が気になるところだ。

■前回のあらすじ
本所深川見回り同心・井筒平四郎（岸谷五朗）は、深川北町にある鉄瓶長屋にあるお徳（松坂慶子）の店に立ち寄るのが日課だった。ある日、その長屋で殺人事件が起こった。長いこと寝たきりで最近はボケも始まった八百富の富平。今は兄の太助と妹のお露が店を切り盛りしている。殺されたのはその長男・太助だった。番所に連れて行かれたお露の話しによると、その晩、正次郎という男がやってきて、太助を刺したという。正次郎はかつて、この長屋の差配人・久兵衛（志賀廣太郎）と同じ店で働いていたのだが、あることで久兵衛に恨みを持っていた。そして正次郎は久兵衛を殺そうとしたのだが、太助に阻止され、今度はその太助に恨みを持って殺しに来たというのだが…。

そんな中、子がいなかった井筒家に妻・志乃（奥貫薫）の姉の子を養子にするという話しが持ちあがり、弓之助（加部亜門）がやってきた。

一方、殺人事件は一向に解決の糸口が見えない。平四郎はお徳と久兵衛を頼りにしていたのだがある晩、久兵衛はお徳の家を訪れ「あんたなら大丈夫、あんたはしっかり者だ」と言い残し、それ以来姿を消してしまった。残された久兵衛の書き置きには、自分がこの長屋にいると、いつ正次郎が襲いに来るかわからない、ほかの住人に迷惑をかけるから…という内容だった。しかし、お徳はお露から本当のことを聞き出した。太助に女ができたのだが、女は寝たきりの富平とは一緒に暮らせない、いっそ殺してしまえと太助をそそのかした。ある晩、父を殺そうとする太助をお露が止めに入り、謝ってお露が太助を刺し殺してしまった…というのだった。お徳はこのことを一人胸にしまい、正次郎が殺したと最後までウソを突き通すよう説得した。

差配人・久兵衛がいなくなってしまったので、長屋の大家で久兵衛の主だった湊屋総右衛門（鶴見辰吾）は鉄瓶長屋に、新しい差配人を手配した。

■第2話「烏（からす）を連れた差配人」あらすじ
鉄瓶長屋から姿を消した久兵衛（志賀廣太郎）の代わりに、大家の湊屋総右衛門が手配した新しい差配人・佐吉（風間俊介）がやってきた。お徳（松坂慶子）はなぜか佐吉を毛嫌いするのだが…。

NHK総合10月23日（木）夜8時より「ぼんくら」（全10回）第2話「烏（からす）を連れた差配人」を放送。出演は岸谷五朗、奥貫薫、加部亜門、大杉漣、風間俊介、志賀廣太郎、六平直政、鶴見辰吾、松坂慶子ほか。再放送はNHK総合28日（火）25時25分、BSプレミアムでは23日（木）午後0時より放送。
NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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