アイスホッケー西武、最後の戦いに迫ったドキュメント-テレビ朝日

2009年03月27日20時01分スポーツ
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一見、華やかな印象を受けるスポーツ業界だが、それはスポーツニュースの一面を賑わすメジャー団体のみの話で、昨今の不況のあおりを受けて多くの社会人チームが休部、廃部を余儀なくされているという現実がある。その中でも特に衝撃的だったのが、日本アイスホッケーリーグの名門、SEIBUプリンスラビッツの廃部。テレビ朝日のニュース番組「報道ステーション」はプリンスラビッツ最後の瞬間に密着。3月23日に放送されたこの特集が今、報道ステーションの公式サイトで配信されている。

1966年に日本アイスホッケーリーグが開幕してから43年、前身のコクド時代を含めて13回のリーグ優勝を飾るなど、SEIBUプリンスラビッツは常にリーグの中心にいたチーム。そのチームが親会社の経営不振などの問題から、3月23日のアジアリーグ決勝を持って部の歴史に幕を閉じた。首都圏を拠点とするチームが消滅してしまうことはアイスホッケーリーグ自体の存続にも影響を及ぼしかねない大きな問題。譲渡先などを探しているがまだ見つかっておらず、今後の進路が未定の選手も多いという。多額の契約金、移籍金が話題となるメジャースポーツがある一方で、多くのスポーツチーム、選手が西武のように、財政難から休部、廃部に迫られている。スポーツを愛するものならば、こういった現実を理解し、何か自分にできることがないかを考えることも必要なのではないだろうか。

テレビ朝日、報道ステーション「廃部決定 アイスホッケー西武最後の戦い」