密室での殺人事件再び!壺と匣の謎は!?武井咲×綾野剛「すべてがFになる」第3話あらすじと予告動画

2014年11月03日22時09分ドラマ

「歴史的建造物の調査」という名目で香山家にやってきた萌絵(武井咲)と犀川(綾野剛)この家には曰く付きの壺と匣があり50年前に起こった殺人事件に関係しているらしい…そして再び香山家の密室の蔵で殺人事件が起こった!「すべてがFになる」第3話「封印再度」前編はフジテレビ4日(火)放送!予告動画は番組公式サイトで公開。

森博嗣原作「すべてがFになる」のドラマ化は、それだけでファンにとって大きな衝撃だった。なぜならば、ストーリーが難解すぎて映像不可と言われていたからだ。今回のドラマ化で脚本は「謎解きはディナーのあとで」の黒岩勉と小山正太。森作品1冊を前編、後編と2話に分けて放送している。10月28日の放送(第2話目)でちょうど1冊分となったわけだが…森博嗣ファンからは厳しい評価が下されたようだ。しかし既存のミステリードラマと異なり、スタイリッシュな演出は目を引く。

中でも犀川が推理をするシーンは衝撃的だった。頭の中に何人もの犀川が登場する。それぞれの犀川が多角的な意見を出し合うのだが…。これじゃまるで水城せとな著『脳内ポイズンベリー』ではないか!(ちなみに2015年、真木よう子&西島秀俊で映画化決定)。森ミステリーの原作にはない独自の演出…果たしてファンに受け入れられるかどうか気になるところだ。

「すべてがFになる」主人公・西之園萌絵役の武井咲。現在公開中の映画『クローバー』に主演している。関ジャニ∞の大倉忠義扮する超ドSの上司・柘植暁と恋愛オンチでピュアな新人OL・鈴木沙耶(武井咲)のラブストーリー。原作は920万部突破、連載13年にもおよぶ大人気、稚野鳥子著同名コミック(全24巻)。監督は、同じく武井咲主演『今日、恋をはじめます』(2012)の古澤健。2年前より女優として成長した武井の演技に注目したい。劇場予告動画は、映画公式サイトで視聴できる。
武井咲&大倉忠義主演『クローバー』公式サイト

■前回のあらすじ「冷たい密室と博士たち」後編
何者かによって極地環境研究センターの低温実験室に閉じ込められた萌絵(武井咲)、薄れる意識の中で犀川にSOSのメールを送り間一髪で助かった。萌絵は犀川に「先生は最初から犯人がわかっていたはず」と言い、自分も犀川と同じ人間を犯人だと推測していると言った。犀川は、誰が犯行を犯したかはわかっても、その心理がわからないと言う…。

翌朝、研究センターに戻ってきた犀川は女性の叫び声を聞き駆けつけると、研究室付近の階段の下で木熊教授(平田満)が倒れており、側で助教の市ノ瀬里佳(市川由衣)が震えて座り込んでいた。残念ながら木熊は息絶え、自殺したとみられる。死亡推定時刻は昨晩、低温実験室から助け出された2時間後。第一発見者の市ノ瀬はその日の朝、長崎出張から戻ったのでアリバイがある。犯人は誰なのか…。

そんな中、極地研研究員のアカウントがすべて動物の名前を使っていることがわかる。「shika」もその中の1つなのだが、誰のアカウントなのかわからない。しかも「shika」はすべてのネットワークにアクセス可能で、犀川や萌絵のメールまでアクセスしていた形跡があった。犀川は、「shika」宛てにメールを出し、なぜこのような犯行におよんだのかを問いただした。

追い詰められた「shika」は、犀川を殺そうと研究室にやってくる。そこへ何もしらない萌絵がやってきて…「shika」は犀川の静止を振り切って屋上に逃げた。逃げ切れなくなった「shika」、その人は…助教の市ノ瀬里佳だった。市ノ瀬は屋上から飛び降り自殺を図ったが、木にぶつかったおかげで一命を取り留めた。「shika」が市ノ瀬だとしても、丹羽(菊田大輔)殺害、珠子(吉谷彩子)殺害
すべての犯行を彼女1人で行うことはできない。

犀川と萌絵の推理は珠子を殺害後、防寒服を着た市ノ瀬が珠子になりすまして実験室の外に出た。丹羽を殺害後、木熊教授が同じように防寒服を着て丹羽になりすまして外に出た。つまり犯行は木熊教授、市ノ瀬里佳2人によるものだった。市ノ瀬は失踪した増田と交際していた。しかし市ノ瀬は酒を飲んだ丹羽に暴行まがいのことをされてしまった。そのことを珠子が増田に言ってしまったため、増田はショックで失踪してしまった。自分と増田を傷つけた丹羽と珠子が交際して結婚、2人が幸せになることがゆるせなかった市ノ瀬は、丹羽と珠子に復讐したのだった。ではなぜ木熊教授が荷担したのか!? それは、市ノ瀬と木熊教授が親子だったからだ。
2人は完全犯罪をもくろんだのだが、シャッターの故障という予想外の出来事があり、完全犯罪ではなくなってしまった。木熊は娘のアリバイを確実なものにするために長崎出張中に萌絵を殺害しようとし、さらに自分が自殺をはかり、全ての罪を自分1人の犯行と見せかけようとしたのだった。

原作は森博嗣著S&Mシリーズ第2作目『冷たい密室と博士たち』(講談社文庫)。ドラマ「すべてがFになる」は、S&Mシリーズ1作を前編、後編と2話ずつ放送する。

■第3話あらすじ「封印再度」前編
西之園萌絵(武井咲)と犀川(綾野剛)は、香山という一家が暮らす日本家屋にやってきた。名目は「歴史的建造物の調査」だが、萌絵は香山家に古くから伝わる壺と匣(はこ)に興味があった。50年前、当主で仏画師の香山風采の死亡事件と、この壺と匣には何らかのかかわりがあるらしい…。
原作は森博嗣S&Mシリーズ第4作目『封印再度』(講談社文庫)。

フジテレビ11月4日(火)夜9時より「すべてがFになる」第3話「封印再度:前編」を放送。主演、武井咲&綾野剛。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。なお、フジテレビオンデマンドにて見逃し配信中。

フジテレビ「すべてがFになる」番組公式サイト
フジテレビオンデマンド「すべてがFになる」公式サイト

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