昭和40年代を舞台に、笑いと涙の青春ドラマ、さだまさし自伝的小説をNHKがドラマ化！長崎から上京したバイオリン弾きの“佐野雅志”が様々な人と出会い、そして「グレープ」の“さだまさし”になるまでの物語！16日公開『明烏』に主演の菅田将暉がさだまさしになる！「NHK コレ見て！MOVIE」にて取材会動画公開。

シンガーソングライター、そして小説家として活躍するさだまさしの自伝的青春小説『ちゃんぽん食べたかっ！』（NHK出版刊「ちゃんぽん食べたかっ！」）がドラマ化される。バイオリニストになるために上京した佐野雅志（佐田ではない）が「グレープ」のさだまさしになるまでの物語。

ドラマのモデル、さだまさしは長崎県生まれ。いいところのおぼっちゃまだったが、1957年の諫早豪雨による水害で父の事業がダメになり、一気に貧乏暮らしになる。それでも3歳のころにはじめたバイオリンの腕は相当なもので、当時の小学生コンクールで常に上位。バイオリン指導者・鷲見三郎に認められ小学校卒業と同時にバイオリン修業のため単身で上京。ところが途中でバイオリンへの熱意を失い進路を変更。國學院高等学校に入学し、バイオリン以外にもギターや落語などに熱中するようになる。
國學院大學を中退、その後長崎から上京してきた吉田正美（現・政美）と一緒に「グレープ」を結成。ここから佐田雅志青年が「さだまさし」になった。

主演の菅田将暉は、若き日のさだまさしを演じるわけだが、そのためにギター、バイオリン、そして落語までみっちり稽古したとのこと。さだまさしのトークの面白さは、学生時代に培った落語からくるものなのだ。ドラマのために菅田将暉は、落語家・春風亭一朝に稽古をつけてもらった。本寸法（一切省略のない、最初から最後まで通しの噺）、正しい江戸弁に定評がある一朝師匠直伝の落語は、ドラマのなかでどのように披露されるのか楽しみである。
舞台は昭和40年代の東京。その時代に合わせて菅田将暉の七三ヘアースタイルが妙に新鮮。昭和レトロな菅田将暉に注目したい。
「NHKコレ見て！MOVIE」では4月16日都内で行われた、さだまさしと菅田将暉による取材会の模様を動画配信している。

NHK総合5月30日（土）夜10時スタート、土曜ドラマ「ちゃんぽん食べたか」（全9話）出演は菅田将暉、本郷奏多、間宮祥太朗、泉澤祐希、森川葵、豊原功補、山西惇、岡田義徳、中村優子、阿南健治、熊谷真実、西田尚美、遠藤憲一ほか。

◇NHK 総合土曜ドラマ5月30日スタート「ちゃんぽん食べたか」さだまさし、菅田将暉取材会動画