デイアライブは、外国人観光客のインタビュー映像WEBメディア「Travelers' Voice of Kyoto」をオープンした。
同社は、京都市の13言語対応外国人観光客向けWEBサイト「Kyoto Official Travel Guide」や、Facebookページ「Visit Kyoto」の制作・運営、京都府の5言語対応観光防災スマートフォンアプリ「KYOTO Trip+」の開発・運用などを実施している。
しかし、このような行政の事業とは異なる角度で、民間事業者の立場として観光立国実現に貢献できることは何かを検討した結果、外国人観光客の生の声を収集し発信していくことが、外国人観光客はもちろん外国人観光客の受け入れを検討している地元事業者にとっても有益と考え公開することにしたもの。

同サイトは、外国人観光客に人気の金閣寺、嵐山、伏見稲荷、清水寺、祇園、錦市場という6エリアでインタビューを行い、実際に感じたことや、お薦めしたい場所、なぜ京都に訪れたのかなど、外国人観光客の生の声を映像で発信していく。
また、インタビューと同時に実施しているアンケート結果をインフォグラフィックとして定期的に公開。インタビュー映像(英語)をすべて書き起こし、その内容を日本語に翻訳することで、英語版と日本語版の2言語で発信していく。
英語版は京都観光を検討中の外国人向け、日本語版は外国人観光客受け入れを検討している地元事業者向けという位置づけだが、来日外国人に直撃インタビューするテレビ番組が人気になっているように、一般の人でも楽しめる内容になっている。

現在のコンテンツと機能は、金閣寺、嵐山、伏見稲荷、清水寺、祇園、錦市場の「撮影エリア」からインタビュー映像を検索して視聴、北米やヨーロッパなどの「観光客の地域」からインタビュー映像を検索して視聴、インタビュー映像のエリア周辺で撮影されたInstagramに投稿された写真を閲覧、などがある。
今後は、アンケート結果をインフォグラフィックとして公開、2015年度中にインタビュー映像を100本に拡大、インタビュー映像を「季節」、「年代」、「京都への訪問回数」などから検索可能に、撮影エリア周辺の「宿泊施設」、「飲食店」などのコンテンツ追加、メディア内での映像を使ったプロモーション企画、撮影エリアの追加、言語の追加、他都市展開などを予定しているという。

◇「Travelers’ Voice of Kyoto」公式サイト