今月3日、韓国江原道で開かれた公式記者会見で、江原道知事が2018の冬季五輪誘致にもう一度挑戦することを表明し、これを受けて昨日28日、ソウルプレスセンターで、フィギュアスケートのキム･ヨナに“2018平昌冬季五輪招致広報大使”を委嘱した。このニュースをetimesが動画配信している。

韓国・平昌（ピョンチャン）は、これまで開催地候補に2度名乗りを上げているが、いずれも決選投票で3票差と4票差の僅差で負けている。今回は3度目の正直ということで、力の入れようもこれまで以上になりそうで、フィギュアの女王キム･ヨナにまたひとつ大きなプレッシャーが加わった。

***　以下、記事翻訳　***

(ソウル=聯合ニュース)
“フィギュアの妖精” キム・ヨナ(19.高麗大)が、2018年平昌冬期五輪誘致のために一肌脱いだ。

キム・ヨナは 28日、中区プレスセンターでキム・ジンソン江原道知事らが参加した中、“2018 平昌冬季五輪誘致広報大使委嘱式”で、平昌への五輪誘致のための活動を誓った。

キム・ヨナは委嘱式直後の記者会見で、「我が国で一度も冬季五輪が開催されたことがないので、2018年には平昌で必ず冬季五輪が開催され、平昌の美しい自然を世界に知らせて国内の冬季スポーツの発展に繋がってほしい」と語った。

キム・ヨナは「私はバンクーバーで五輪に参加しますが、幼い選手たちは 2018年冬季五輪が平昌で開かれれば、もう少し楽に競技できるでしょう。我が国で五輪を開催するということ自体が、選手たちの夢となってモチベーション向上に繋がるでしょう」と発言した。

キム・ヨナは広報大使としての活動計画に対しては、「まだ選手だから、これからも競技を行いながら良い結果を残し、韓国フィギュアスケート界にもこんな選手がいるのだということを、海外に知らせるのが一番重要な役目だと思います」と力強く語った。

キム・ヨナは、平昌の冬季五輪誘致の可否が決まる2011年まで選手生活を続くか、という質問には、「現在はバンクーバー五輪が最大の目標なので、そこまで考えられないです」と胸のうちを明かしている。

キム・ジンソン江原道知事は、キム・ヨナの広報大使活動計画に対して「キム・ヨナが、海外マスコミや国際体育界人士に接する際に、平昌誘致の当為性を充分に伝える効果を期待する」とし、「また五輪誘致という戦場に一緒に戦闘要員として参加し、IOC委員たち相手に誘致活動をすれば大きな力になるだろう」と説明した。

◆ etimes「キム・ヨナ“平昌オリンピック 必ず開催されるのを願います”」