桃子（蓮佛）健介（速水）、朝比奈（成宮）2人から告白される！「37.5℃の涙」第9話あらすじと予告動画

家族との関係がうまくいってない桃子（蓮佛美沙子）を心配する朝比奈（成宮寛貴）は桃子のことをリトルスノーの一員としてだけではなく、一人の女性として愛してしまった！そしてついに桃子に告白するのだが…TBS 10日（木）夜9時より「37.5℃の涙」第9話を放送。予告動画は番組公式サイトで公開。

前回（第8話）で桃子（蓮佛美沙子）の兄・優樹（水上剣星）が桃子に暴力を振るっているのを見た優樹の息子・光（石塚獅桜）が妹に、父と同じように暴力を振るうシーンがあった。光にとって、父・優樹は家族を守るヒーロー。そんな父がやっていることは悪いことではない。妹にやってもいいことだ、と受け取ってしまった。家族に見せる顔と、妹・桃子に見せる優樹の顔があまりにも違うので恐ろしさを感じてしまったのだが、家族内で1人をターゲットにしたDV行為は、決してめずらしいことではないようだ。Yahoo知恵袋などで検索してみると、同じように兄弟から殴る蹴るの暴行を日常的に受けている、誰にも相談できないという悩みがいくつも投稿されていた。暴力を受けるほうは、逆らわないほうが早く終わる、それが自分の身を守る手段と考え、暴力を振るうほうは、相手が逆らわないので更なる暴力へとエスカレートする。これは兄弟間だけではなく、夫婦間でもあることだ。

心に傷を負った側は、PTSD（心的外傷後ストレス障害）で長きに渡って苦しむことになる。「37.5℃の涙」の主人公・桃子は完全に家族に対してPTSDになっている。しかしそこから脱することは、自分自身の力がなければできない。苦しい過去、辛い過去を克服することは口で言うほど簡単なことではない。しかし、前回桃子が初めて兄・優樹に対して自分の意見をはっきり言うことができた。今までひとりぼっち、自分の居場所がないと感じていた桃子が、リトルスノーという居場所、仲間を得たことで強く成長した証であろう。ドラマも最終話に向け、ラスボスの毒母・富美子（浅野温子）との対決になる。桃子、頑張れ！　桃子、負けるな！　毎回、ドラマを見て桃子を応援している視聴者も、桃子と同じようにドラマを通して心の成長を成しているのではないだろうか。

■番宣情報
9月13日（日）夜7時57分より「駆け込みドクター！運命を変える健康診断」に蓮佛美沙子出演。

■前回のあらすじ
桃子（蓮佛美沙子）が派遣された「杉崎」というのは、兄・優樹（水上剣星）の家だった。身内の病児保育はできないと桃子は断ろうとするのだが、優樹は桃子の髪を鷲づかみにし引っ張りあげ「余計なことを言うな」暴力で威圧する。しかも、リトルスノー神奈川支部で協力してもらう病院が、優樹が勤める鎌倉記念中央病院、さらに担当が優樹自身とあって、桃子は朝比奈（成宮寛貴）たちに、杉崎先生が兄であることを言えなくなってしまった。一方、桃子不在の間にリトルスノーにやってきて、強引に桃子の退職届を置いていった富美子（浅野温子）。柳（藤木直人）は一端退職届を預かったが、当然そんな理不尽な要求を飲むつもりはない。朝比奈、めぐみ（水野美紀）らは桃子のことを心配するのだが…。
優樹の妻・彩（黒川智花）は2人の子どものほかに現在もう1人妊娠中。自身の体調もあまりよくないことから、優樹は桃子に家事をやらせるよう家に呼びつける。彩は今まで優樹に桃子という妹がいたことすら知らなかった。夫・優樹と桃子の関係に不審を抱くなか、光（石塚獅桜）が妹に暴力を振るっているのを見てしまった。光は「パパが桃子おねえちゃんにやっていることと同じことをした」と言って泣き出す。困惑する彩、そして光の行為を見て恐怖を感じる桃子…桃子は過去に優樹からずっと暴力を振るわれていたことを彩に告白した。そのショックのためか、彩が腹痛を訴え救急車で病院に運ばれた。桃子のことが心配で、杉崎家に来てくれた朝比奈が同行してくれた。幸い、彩は母子ともに大事には至らなかったが入院することに。彩の病室に駆け込んだ優樹はいきなり桃子に罵声を浴びせ暴力を振るおうとしたが、朝比奈がそれを止めた。
そんな夫の姿を見て彩は、家族に暴力を振るう人の子を産んでいいのか…と悩む。しかし桃子は「自分も昔は産まれてこなければよかったと思っていたが、今は職場、そして仲間達に支えられ、自分の居場所を見つけることができた。お願いだから、産まれてくる子を嫌いにならないであげてほしい」と彩に訴えた。
鎌倉からの帰り道、朝比奈は「もう1人で抱えこまないで…ぼくは君を守りたいんだ」と思いを告げるのだが…。
一方、健太（横山歩）の父・健介（速水もこみち）からも「付き合ってほしい」と言われている桃子。まだ健介にその返事ができていないのだが、健介親子から花火に誘われた。久しぶりに花火を楽しむ桃子。すると突然健介が、桃子の頬にキスをした…。

■第9話あらすじ
偶然、高校の同級生・川上翔子（山下リオ）に会った桃子（蓮佛美沙子）。かつて生徒会長として輝いていた翔子とはまるで別人のような変貌に、桃子は戸惑いを隠せなかった。高校卒業して駆け落ち同然で家を出て結婚し出産した翔子。夫は翔子を息子・遼（高橋來）を置いて出て行ってしまった。シングルマザーになった翔子は仕事もなく、毎日酒とパチンコであけくれ、育児放棄していた。そんな翔子から病児保育依頼が入り、桃子が派遣されたのだが…。
一方、桃子の母・富美子（浅野温子）が桃子の家にやってきた。母お手製のキルトのドレスを持ってきて桃子に着せようとする。そして実家に戻れと言うのだが、桃子は仕事を続けたいと母に伝える。
そんな桃子を見守る朝比奈（成宮寛貴）は、とうとう桃子に「好きだ」と告白するのだが…。

TBS木曜ドラマ劇場 9月10日（木）夜9時より「37.5℃の涙」第9話を放送。蓮佛美沙子、民放連ドラ初出演。共演者は成宮寛貴、速水もこみち、トリンドル玲奈、鈴木梨央、西村和彦、美保純、水野美紀、浅野温子、藤木直人（特別出演）ほか。「37.5℃の涙」番組公式Twitterアカウントは「@375namida」。第8話予告動画は番組公式サイトで公開。TBSオンデマンド無料見逃しキャンペーン対象番組。

◇TBS木曜ドラマ劇場「37.5℃の涙」番組公式サイト
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