次元が違う!羽生結弦322.40点をたたき出した「NHK杯」演技とキスアンドクライを動画で再チェック!

2015年11月28日21時00分スポーツ

「フィギュアスケート・GPシリーズ最終戦・NHK杯」(28日、長野ビッグハット)で、男子フリーが行われ、羽生結弦が(20)=ANA=が、216.07点をマーク、27日に行われたショートプログラム(SP)と合わせ、322.40点で世界新記録をだし、ファイナル進出を決めた!この演技と得点発表の動画はNHK番組公式サイトで視聴できる。

羽生がたたき出した322.40点は、カナダのパトリック・チャン(24)の持つ、世界最高得点295.27点を大幅に更新。もはや次元が違うと言うほどの完璧の滑り!冒頭の4回転サルコウ、続く4回転トウループを軽々と決め、後半の4回転トウループからの連続ジャンプも鮮やかに決めた。演技終盤では会場中が羽生の優勝を確信。後は、演技得点がどこまで伸びるかだ。
『陰陽師』より「SEIMEI」の音楽で、時によりにらみつけるように険しい表情も見せ、最後には満面の笑みでポーズを決めた。

羽生の得点がアナウンスされると会場は割れんばかりの歓声!だが、一番おどろいたのはキスアンドクライの羽生、本人だった。両手で顔を覆って全身で喜びを表し、羽生を「いい子」と褒めたブライアン・オーサーコーチと喜びを分かち合った。

その後の優勝インタビューでは「皆さんは直接…、僕も含め、僕らスケーターに直接手を加えて下さったり、何かをして下さったわけではないですけれども、本当に応援という大きな力をもらいました。本当にこのスコアは、そしてこの演技は、皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。そしてテレビを見ている皆さんも、本当にありがとうございます」と喜びの言葉を口にした。

また、前人未到の300点超えの得点については、「いまだに信じられてないです」と言いながらも、「実際にここまで、スケートカナダからNHK杯まで、本当に血のにじむような…、本当につらい努力というか、練習をしてきましたので、まずその練習をさせて下さった僕の周りの方々、サポーターの皆さん、そしてカナダのクリケットのリンク、そして自分が生まれ育った仙台のリンク、すべてに感謝したいと思います」と、ここでも周りへの感謝の言葉を忘れない。

インタビューの間も興奮は冷めない様子で、日本のオリンピック会場“長野”を“名古屋”と言い間違いする一幕もあったほど。羽生をここまで興奮させた演技とキスアンドクライでの得点発表の様子は、NHK番組公式サイトで、ほかの選手の演技とともに視聴できる。

なお、第2位は中国の金博洋(18)、日本の無良崇人(24)は242.21点で3位、田中刑事(21)は234.90点で第5位。

NHK「羽生結弦 男子シングルフリー」動画