浅田次郎の人気小説実写ドラマ化!佐藤浩市×石田ゆり子×石黒賢、「ハッピー・リタイアメント」あらすじと予告動画

2015年10月18日09時30分ドラマ

33年間身を粉にして働いた樋口(佐藤浩市)はある日上司から収賄の罪を被せられ退職、天下り先では実質仕事はしないのに年収1000万!夢のような職場だと思ったのだが…妻子に三行半をおされた男が再起をかけて一か八かの勝負に出る!テレビ朝日18日(日)夜9時より「ハッピー・リタイアメント」予告動画は番組公式サイトで公開。

原作は『鉄道員(ぽっぽや)』『蒼穹の昴』シリーズの直木賞作家・浅田次郎著の同名小説(幻冬舎文庫刊)。この物語は浅田次郎本人の経験に基づくもので、30年以上前の借金に道義的責任を感じて返済したいという実話から生まれた。

ハッピーな老後を夢見て33年間身を粉にして働いてきた男が、夢も希望も打ち砕かれ、妻には愛想を尽かされ子どもには出て行かれ家庭崩壊。そんな主人公が大切な家族を取り戻すために“とんでもない行動”を起こす男のリベンジ物語である。

主演の佐藤浩市は久々のコメディドラマ出演。三谷幸喜作品以外、あまりコメディに出演しないので、どんなコミカルな演技を見せてくれるのか楽しみである。佐藤浩市演じる樋口慎太郎の妻・佳子役が浅野温子なのだが…ちょっとコワそうな奥さん、きっと樋口は奥さんからキツーイことを言われ続けているのだろう…と想像するとちょっと楽しい。

■あらすじ
金融庁銀行課課長・樋口慎太郎(佐藤浩市)は、夢の定年退職を5年後にひかえ、日夜身を粉にして働いてきた。家族からは邪険に扱われながらも、夢の定年退職後の幸せな生活を夢見ながら…ところがそんな樋口に思いも寄らない災難が降りかかる。
局長の矢島(八嶋智人)から見覚えのない収賄容疑をなすり付けられ金融庁退職を余儀なくされる。しかし矢島は天下り先を用意してくれていたのだが…。
樋口の再就職先「JAMS(全国中小企業支援機構)」は、中小企業や個人事業主が銀行から融資を受ける際の保証人となり、最悪の場合、国庫から捻出した金で返済を肩代わりする組織。樋口が配属になった神田分室では、JAMSへの返済期限5年を過ぎ、時効となった不良債権の事務処理をするのみ…で年収1000万円!? 同じ神田分室に天下りしてきた元自衛官・大友勉(石黒賢)とともに夢のような職場で過ごすのだが…。
そんなある日、樋口が大ファンな作家・筑波卓也(竹中直人)の本名が「金尾為太郎」と知った樋口。金尾は其の昔、JAMSに500万円の素飽きんを肩代わりしてもらっており、その記録が神田分室に残っていた。樋口は著作本にサインがもらいたいがために筑波の家へ行き、返済不要の旨を記した書類に判をもらうという口実で筑波宅へ出向く。すると筑波から利子も含め3000万円もの現金を手渡されてしまう。JAMS理事秘書兼庶務の立花葵(石田ゆり子)はその事実を樋口からきき、とんでもない計画を提案。樋口、葵、大友の3人で…。

テレビ朝日10月18日(日)夜9時よりドラマ特別企画「ハッピー・リタイアメント」を放送。原作者・浅田次郎の実体験をもとに描かれたエンターテイメント小説初の実写ドラマ化!出演は佐藤浩市、石田ゆり子、石黒賢、八嶋智人、神保悟志、大東駿介、真野恵里菜、竹中直人、梅沢富美男、菊池桃子、浅野温子ほか。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

テレビ朝日10月18日(日)放送「ハッピー・リタイアメント」番組公式サイト