前回視聴率は今季ドラマ最高となる18.6％を記録し連続の視聴率アップとなり、まさに破竹の勢いで注目を集める阿部寛主演、TBS日曜劇場「下町ロケット」！第4話は、佃製作所が製品テストを受けることに…帝国重工から見下された佃がついに反撃に出る！を放送、公式サイトで前回ダイジェストを加えた予告動画を配信している。

ストーリー展開はもちろんのこと、ここにきて話題の的となっているのは経理の殿村を演じる立川談春。佃製作所の経営面については特に厳しく生真面目すぎる一面がありながらも、情に厚く男気のある一面も覗かせるなど、脇役の中では断トツの存在感だ。奇しくも昨年の日曜劇場「ルーズヴェルト・ゲーム」では敵役だったものが、今回は頼もしい味方となっている対比も人気の一つだろう。落語会の異端児・立川談志に弟子入りしながらも自らは王道ともいえる古典落語一本で頭角を現し、今一番チケットの取れない噺家として人気が高い。その談春が数少ない俳優出演作品としてこのドラマを選んだことが吉と出たとも考えられる。
初回の春風亭昇太の小役人ぶりも評判であり噺家の演技が光るこの作品は物語では中小企業の技術力を見せつける一方で、落語という伝統芸能が見せる幅広い演技力を証明したドラマとも言えるだろう。

■前回あらすじ
佃製作所がナカシマ工業との訴訟で勝利的和解による56億円を得たことは新聞などでも大きく報道され、会社の社会的評判もようやく元に戻った。帝国重工は何としてもロケットエンジンのため、佃製作所と特許契約を結ぶ方向も已む無しと交渉へ臨んだ。しかし、ここで航平が帝国重工へ出した条件は、部品供給であった。佃製作所まで出向いた財前（吉川晃司）と富山（新井浩文）は驚きと苛立ちを隠せずにいた。財前は何としてでも佃製作所と特許契約を結ぶべく画策しようともくろむ。財前の口からは、中小企業の社長というものに対する苦々しさしかこぼれなかった。
航平の考えは、社内でも賛否両論となった。安定した特許使用料を得られる手段を見逃す事を批判する若手社員も少なからずいた。社長は夢を追って社員の事を考えていないと指摘された航平は黙り込むしかなかった。航平に反対する筆頭となるのが、ノーリスクで多額の金を得られると思っていた江原（和田聰宏）や迫田（今野浩喜）、真野（山崎育三郎）だった。そして部品供給を支持するる山崎（安田顕）や埜村（阿部進之介）らとも溝が深まってしまう。そして真野たちにはライバル企業から引き抜きの話が持ちかけられ、それは噂となって山崎たちも知るところとなる。そこで山崎は、真野に自分が業界大手を辞めて佃製作所に来た経緯を語った。そして航平への想いを語る山崎は、真野たちへ仕事とは、航平の取る道をどう考えるのか再考を促した。
一方、財前は早急に特許許諾契約を結ぶよう上司の水原（木下ほうか）に迫られ板挟みとなっていた。意気込みと夢だけは大きい航平は、財前にとっては疎ましい存在でもあった。財前の父親は町工場の社長で、技術にこだわるあまり経営を無視して従業員に愛想を尽かされて母親にも苦労を掛けていた。航平は財前にとって、その父親を思い出させるのだった。航平を説き伏せるべく、財前は単身で佃製作所に乗り込んだ。
しかし財前を迎えた航平は財前の話も聞かず、工場内を案内するのだった。部品供給をするのなら社内をしっかり紹介したいと、航平は次々と社員たちを紹介し、財前の目の前で技術力を披露しようとする。しかし一人の欠勤を知り、困った航平は本来はステラエンジンの担当である真野を、バルブシステム部品の加工をするよう指名した。一瞬迷った真野だが、意を決して加工を引き受ける。そしてそこで見せた研磨の技術は、財前を唸らせる。手作業で丁寧に仕上げる町工場ならではの技術力に財前は心酔し、部品供給の話を持ち帰ると航平に約束するのだった。帝国工業を認めさせたとしてバラバラだった社内もとうとう一つにまとまりを見せ、航平は安堵する。

■第4話あらすじ
本部長の水原に佃製作所の部品供給を提案する財前だったが、気に入らない水原は富山を佃との交渉担当へ指名する。そして財前の立場を狙う富山は、水原の息のかかった同期の溝口（六角慎司）と田村（戸次重幸）を連れて佃との交渉へ臨む。一方の航平は、帝国重工が行うバルブシステム供給のためのテストを行うために奔走するが、社員からは不満の声が続出する。改めて経営の難しさを思い知らされる航平だったが、それに追い打ちをかけるように宇宙科学開発機構の同期・三上（吉見一豊）から連絡が入る。その内容は「もう一度一緒に宇宙に挑戦しよう」と、研究所に戻ることを勧めるものであり、航平の心は大きく揺れ動く…。

TBS日曜劇場「下町ロケット」第4話は11月8日（日）よる9時から放送、第4話予告動画は番組公式サイトトップページで視聴できる。 また、「あらすじ」内スペシャル動画では第3話ダイジェスト動画と第4話予告動画が続くロングバージョンも公開中。
民放公式テレビポータル「TVer（ティーバー）」では本作の見逃し配信を行っている。放送終了後から次回放送前までの間、最新話のみが視聴可能となっている。

◇日曜劇場『下町ロケット』｜TBSテレビ
◇TVer視聴

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