歌舞伎版『ワンピース』で大成功を収めた市川猿之助主演スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』シネマ歌舞伎にて上映

2015年12月01日12時30分映画

11月28日(土)から12月4日(土)まで市川猿之助主演スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』が劇場上映!哲学者・梅原猛が先代猿之助のために書き下ろした神話・ヤマトタケルの半生を壮大なドラマに仕上げた!香川照之も市川中車として出演!四代目市川猿之助、渾身のスーパー歌舞伎を劇場で!予告動画は映画公式サイトで公開。

歌舞伎で『ワンピース』をやる!? 誰もが度肝を抜いた奇抜な企画を成し遂げたのは、当代市川猿之助。もともと先代・市川猿之助(現:猿翁)がたちあげたスーパー歌舞伎は、台詞の言い回しやストーリー展開を、古典歌舞伎と違ってより分かりやすくしたもの。1986年、先代猿之助が上演した『ヤマトタケル』が一番最初のスーパー歌舞伎で、当時は賛否両論あった。
しかし、その奇抜な演出、エンターテインメントに徹したスーパー歌舞伎は観客から支持され、澤瀉屋(市川猿之助の屋号)の人気を高めた。

2012年、四代目を襲名した猿之助(元・亀治郎)が再び、スーパー歌舞伎Ⅱとして復活させたのが2014年『空ヲ刻ム者』。そして今年話題となったスーパー歌舞伎『ワンピース』は興行的に大成功を収めた(2015年10月7日から11月25日まで上演)。四代目猿之助は主役のルフィのほか、ハンコック、シャンクスの1人3役を務め、白ひげには市川右近、エースには歌舞伎俳優ではない福士誠治が演じ、好評を博した。
スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』公式サイト

スーパー歌舞伎の原点となる『ヤマトタケル』、四代目猿之助が2012年6月、新橋演舞場で演じた公演がシネマ歌舞伎となって復活。全国の映画館で上映される(劇場、ならびに上映スケジュールは公式サイトを参照)。

■あらすじ
大和の国の皇子・小碓命は双子の兄・大碓名の謀反を諌めようとしたが、謝って殺害。父の怒りをかって大和に従わない熊襲の征伐にたった1人で行かされる。小碓命は見事、父の命を成し遂げ「ヤマトタケル」と名乗ることになる。しかし父の怒りは収まらず、次々とヤマトタケルに酷な戦を命じるのだが…。

劇中にて市川中車(香川照之)の襲名披露口上も上映される。

11月28日(土)から12月4日(金)までシネマ歌舞伎でスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』を上映。劇場やタイムテーブルは映画公式サイトを参照。出演は四代目市川猿之助、市川中車(香川照之)、市川右近、市川團子、市川笑也、市川春猿、市川寿猿、市川弘太郎、市川月乃助、市川笑三郎、市川猿弥、板東竹三郎、市川門之助、坂東彌十郎ほか。脚本・演出:市川猿翁(三代目市川猿之助)。予告動画は映画公式サイトで視聴できる。

シネマ歌舞伎『ヤマトタケル』公式サイト