「イ・サン」でソンヨン(ハン・ジミン)が働く“図画署”って?予告動画

2015年12月28日10時30分ドラマ
Copyright(c) Since 2005, MBC & iMBC All Rights Reserved.

イ・ビョンフン監督の作品には、メインキャストがその才能を生かして宮廷内の特定部署で働き、その部署を詳しく紹介する職業モノが人気だ!本作「イ・サン」ではソンヨンが働く図画署…果たしてソンヨンはめでたく画員となれるのか?この図画署を紹介、予告動画はYouTubeで視聴できる。
【「イ・サン」を2倍楽しむ】ではネタバレなしのあらすじと詳しいあらすじ&見どころ、歴史背景など豆知識もたくさん紹介しているので参考にどうぞ。

■韓国史劇に登場する宮廷職業
「宮廷女官チャングムの誓い」=料理:水刺間(スラッカン)、医療:内医院(ネイウォン)
「イ・サン」=絵:図画署(トファソ)
「トンイ」=音楽:掌楽院(チャンアグォン)
「ホジュン宮廷医官への道」「馬医」=医療:内医院(ネイウォン)
※日本では医療ドラマが人気だが、韓国史劇でも「ホジュン~伝説の心医」など内医院を舞台にした作品は多い。また他にも「トンイ」と同じ図画署を舞台にした「風の絵師」や、「火の女神ジョンイ」では王室の陶器製造所である分院(プノン)などを舞台とした人気作品もある。
特定の職業をキーに描いた韓国史劇は【ドラマの朝鮮王朝】の年表で“青”に塗りつぶしている。もっとも、「トンイ」と「イ・サン」は「政治・政略・世継」色が強いので“緑”に色分けしている。

■図画署紹介
図画署は、国務の主要な業務を処理する“礼曹”に属する付設機関。(当時の政治機構については朝鮮王朝豆知識の「◆政治機構と官職の品階制度」を参照)。ここでは、王室や国の主要行事の様子を詳しく絵に記す“儀軌(ウィゲ)”をはじめ、国家の絵に関する業務全般を担当する。日本の文部科学省にあたる。

劇中サンは、この図画署にたびたび現れるが、実際にもいつでも記録画を描けるように、図画署は宮中の近くに設置されていた。図画署を統括するのは、儀式・外交・教育を担当する“礼曹(イェジョ)”の長である礼曹判書が兼任していたが、ドラマと同じように実質的な責任者は絵に詳しい両班出身の従六品の身分の別提(ピョルチャン)が署長と呼ばれ、運営。画員は20名ほどで、画員にもいろいろ等級がある。劇中、シン・グクが演じた署長は、サンの良き相談相手で、ソンヨンの良き理解者として描かれている。第10話で、サンは、ソンヨンに画家を目指すようにアドバイスするが、これは何も友人だから勧めたのではない。サンは、身分に関係なく“適材適所”をその政治理念にしていた。さしずめ、ソンヨンはその第1号という訳だ。(ただし、ソンヨンのプロフィールはフィクション。詳しくはコチラで紹介している)。

ドラマ序盤では、ソンヨンはまだ画員ではなく、茶母(タモ)という下働き。この後、ソンヨンはサンの激励もあって画員を目指すことになるが、実際にも画員を目指す生徒がここで訓練を受けていた。
しかし、画員になっても身分=官位は低い。画員としての一番の名誉は、王の肖像画を描く“御真画師(オジンファサ)”。サンが即位した後、いったい誰がサンの肖像画を描くことになるのか?お楽しみに。

YouTube「イ・サン」予告動画

kandoratop【作品詳細】【「イ・サン」を2倍楽しむ】



★☆★ 「イ・サン」関連商品一覧 ★☆★