中村勘三郎×坂東三津五郎の名コンビがスクリーンで蘇る!シネマ歌舞伎『棒しばり/喜撰』あらすじと予告動画

2016年02月02日16時30分映画

酒好きの太郎冠者(坂東三津五郎)と次郎冠者(中村勘三郎)は主人のいぬまにコッソリ酒を飲み、ぐでんぐでんに酔っ払う!そこへ主人が帰ってきて…2/13(土)よりシネマ歌舞伎『棒しばり/喜撰』を上映。中村勘三郎×坂東三津五郎の名コンビを見られるのはもう、シネマ歌舞伎だけ!予告動画はシネマ歌舞伎公式サイトで公開。

2012年、惜しまれつつ57歳とう若さで旅立ってしまった中村勘三郎と、2015年、同じく惜しまれつつ59歳という若さで旅立ってしまった坂東三津五郎。この2人は幼少のころより公私共に仲が良く、舞台での共演も多い。とくにコミカルな舞台での名コンビぶりを発揮した。
歌舞伎以外、映画やドラマでも活躍し、お茶の間でも人気が高かった2人が歌舞伎界からいなくなってしまい、淋しい限りである。2人の共演が見られるのも、もうシネマ歌舞伎だけになってしまった。DVDで見るのもいいが、舞台の隅々まで見渡せ、大きなスクリーンで見るシネマ歌舞伎もまた一見の価値あり。ぜひ、劇場に足を運んでいただきたい。

■『棒しばり』2004年4月歌舞伎座にて上演
酒好きの太郎冠者(坂東三津五郎)と次郎冠者(中村勘三郎)は、主人から酒を盗み飲みせぬよう、両手を縛られてしまう。しかし2人は主人がいぬ間に協力しあって酒を飲んでしまう。ぐでんぐでんに酔っ払ったところに主人が帰ってきて…軽やかで楽しい人気舞踊『棒しばり』で勘三郎×三津五郎の名コンビが復活する。

■『喜撰(きせん)』2013年6月歌舞伎座にて上演
桜の花が満開の京都。喜撰法師(坂東三津五郎)は祇園のお茶くみ女のお梶(中村時蔵)に惚れて口説こうとするのだが、あっさり振られてしまう。喜撰は弟子たちと賑やかに踊り、庵に帰っていった…。本作は坂東三津五郎の当たり役、大和屋のお家芸でもある

月イチ歌舞伎・松竹シネマ歌舞伎2016年2月13日(土)より東京・銀座の東劇ほか全国にて『喜撰』と『棒しばり』を上映。料金ならびに上映スケジュールは、シネマ歌舞伎公式サイトを参照。各演目の予告動画はシネマ歌舞伎公式サイトにて視聴できる。

松竹シネマ歌舞伎公式サイト
松竹シネマ歌舞伎『棒しばり/喜撰』予告動画(YouTube)