亘(反町)警視庁へ天下り!鑑識官米沢は教官に!水谷豊主演「相棒14」最終回は15.8%!あらすじと予告動画
16日、午後8時から2時間超のスペシャル版で放送された「相棒Season14」(テレビ朝日系)最終回の視聴率は平均15.8%だった!4代目相棒の冠城亘(反町隆史)は警視庁に天下り、米沢守(六角精児)が鑑識官から警察学校の教官になるという仰天の人事も発表された!閣僚による前代未聞のテロ事件を描いた第20話(最終回)を見逃した方のために詳しいあらすじを紹介。番組公式サイトの「過去作品」で劇場版の予告動画などが公開されている。
「相棒14」の最終回の視聴率は平均15.8%で、最高視聴率は番組終了間際の午後9時59分に記録した19.7%だった。昨年10月から放送された今シーズンの全20回の平均は15.3%にとどまった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
そして、視聴率以上に気になったのは4代目相棒・冠城亘役を務めた反町隆史の去就。今回はサブタイトルが「ラストケース」ということもあり、亘が早くも退場かという憶測が流れたが、人気キャラの鑑識・米沢(六角精児)と共に想定外の異動で幕を閉じた。
事件を解決に導いたことで、右京は今度も警察庁長官官房付の甲斐峯秋(石坂浩二)の計らいで減俸処分にとどまり、特命係は存続。特命係で生きがいを見つけた亘は、法務省事務次官の日下部(榎本孝明)に背中を押された形で法務省を退官、天下り先として警視庁を選んだ。警察学校からやり直すことになったが、その警察学校では右京の捜査を手助けしてきた鑑識係・米沢守(六角精児)が春から教官を務めることに。
来シーズンからは警察官として反町隆史が続投するのか、それとも反町の再登板を匂わせつつ、間に新相棒を挟んで、彼と米沢教官役の六角をスポットで登場させるのか…視聴者の反応を見つつ、いかようにも組み立てられる、いかにも「相棒」らしい幕引きとなった。
最終回は、政治家たちのテロ対策という名の下の悪だくみに、余命宣告を受けた鴨志田慎子(高岡早紀)が賛同し、伴野(瀬川亮)と金井塚(小柳友)を巻き込み総理を暗殺しようとする展開だった。
恐ろしい事件の中、伴野の手紙や彼への真実の愛を印象付けた慎子の涙に救われたが、そんな伴野は壮絶な焼身自殺。火だるまになる伴野の目には、まるでアニメ「巨人の星」主人公・星飛馬のように瞳に炎がメラメラと燃え上がった。それをヘリで空撮するという豪華な演出も見どころだった。
また、今シーズンはアクティブな右京をたっぷり見せてくれたが、最終回は亘と共に容疑者に土下座して謝るというおそらく右京史初の演出でも楽しませてくれた。
■最終回「ラストケース」あらすじ
亘が捜査を混乱させた事件で、右京は亘と共に責任を問われ、謹慎処分が下されることになった。
そんな中、警視庁の警察学校で射撃訓練中に訓練生・伴野(瀬川)が、教官や他の訓練生を射殺し、拳銃を持ったまま逃走するテロ事件が発生。唯一の生存者である訓練生の金井塚(小柳友)は、「テロに屈しないという閣僚たちを試すための行動だ」という伴野の声明文を伝えた。
警察大学校で教官養成の研修を受けていた米沢(六角)が、逃走する伴野を見かけたことで都内全域に緊急配備が敷かれたが、直後、伴野により文部科学大臣が射殺されてしまった。これを受けて総理大臣の玄間(国広富之)、副総理の玉手(小野寺昭)ら閣僚たちは緊急会合を開き、テロと戦う姿勢を見せようと話し合うが、農林水産大臣・菊本(石橋蓮司)は持病を理由に辞職し、敵前逃亡。
亘と旧知の公安調査庁調査官・鴨志田慎子(高岡)から、自分を囮に伴野をおびき出してはどうかという提案が持ち掛けられた。伴野と以前アメリカで知り合い、今も直接連絡を取る手段があるという慎子が、コンタクトを取ることに成功。大規模な包囲網が敷かれる中、伴野が現れた。だが、人質を取った伴野は、「俺は無駄な人殺しはしない」といって人質を解放し、焼身自殺。この様子は、ヘリコプターで空撮され映像がネットで流された。
一方、慎子が公安調査庁を退職していたこと、すい臓がんで余命宣告を受けていたことを知った亘は、慎子に会って伴野と慎子が恋人関係にあること、彼女が現在テロ被害者の会「希」を手伝っていることを聞き出した。
その後、慎子は玉手副総理の講演会へ。右京と亘も尾行して会場へ。会場には金井塚も来ていた。講演会が無事終ろうとしたとき、「希」の代表として慎子が副総理に花の首飾りをかけた。その瞬間首飾りは副総理の首を絞めた。異変に気付いた金井塚によって副総理は一命をとりとめ、慎子はSPに取り押さえられた。
右京は、副総理を助けた金井塚を疑った。そして、伴野の遺した言葉や伴野が持っていた銃弾の数、金井塚の証言から射撃訓練中に起きた事件の真相を見破った。確かに伴野は教官と抵抗した訓練生を銃殺したが、他の訓練生を銃殺したのは金井塚だった。一連のテロ事件は、すい臓がんで余命宣告を受けていた慎子が、恋人関係にあった伴野を利用して企てたテロ事件だった。金井塚は、伴野からこの計画を聞き同志となっていたのだ。
右京はさらに、慎子が用意した花の首飾りや金井塚の部屋にあったパソコンから、事件の黒幕が副総理と菊本(石橋蓮司)だと見抜いた。副総理殺害は見せかけで、菊本たちは総理(国広富之)の暗殺を計画していた。そうすることで日本をテロが起きるかもしれないという危険な国にして、平和ボケした日本で本気の危機管理を徹底させようと目論んだのだ。
右京は、慎子と接見中の菊本に「人の道を踏み外した」といい捨てた。そして、最後に右京は、亘をリークしたのが法務省の日下部(榎本孝明)だったのではと考えた。
「相棒14」最終回はテレビ朝日系にて、3月16日(水)よる8時から2時間スペシャルで放送された。
◇テレビ朝日「相棒14」番組公式サイト
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