どこから買う?わが家の“電気”…4/26「ガイアの夜明け」電力全面自由化の熾烈な争いを追う!予告動画

2016年04月26日10時08分ドラマ
(C)テレビ東京

電力小売りの全面自由化!スーパーで電気を買う?ガス自由化を控える東京ガスが電力事業に新規参入!今夜4月26日(火)テレビ東京「ガイアの夜明け」は、東京電力との仁義なき戦いの行方や自治体が新電力事業に参入した狙いなどに迫る!予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

今月、電力小売りが全面自由化された。これまで家庭向けの電力販売は、東京電力や関西電力など電力大手10社が独占してきたが、電力自由化を受け、ガス会社や通信会社などが相次ぎ参入。さまざまな格安プランを打ち出している。
一方で、企業だけでなく、自治体が電力会社を設立し住民に供給しようという動きも出てきた。開放された巨大市場をめぐる、激烈な争いを追った。

【スーパーで電気を買う時代がやってきた!】
スーパーマーケットの店頭で威勢のいい声が飛び交う。「お客さん!うちで電気を買うと、卵1パック無料だよ!」。仕掛けたのは「アイ・グリッド・ソリューションズ」というベンチャー企業だ。全国の中小スーパーと提携し、電気の小売り事業に乗り出した。客が電気の契約をすると、「卵1パック無料」「日曜日は買い物ポイントが5倍」などのサービスが付く。“お得感”を打ち出し、主婦の心をつかむ作戦だ。この会社のように電気の小売り事業に名乗りを上げている「新電力会社」は260社以上。サービス合戦が激しさを増している。⇒「アイ・グリッド・ソリューションズ」HP
 
【仁義なき戦い!東京電力VS東京ガス】
関東一円で約2000万世帯、市場規模で2兆8000億円を独占してきた「東京電力」。「自由化によって、シェアの2割はライバルに奪われるのではないか」と危機感を募らせる。原発の問題もあり、逆風を受けての闘いだ。これまでは営業をする必要もない殿様商売だったが、新たに営業部隊を編成。多くが技術出身者だ。不慣れな営業に戸惑いながらも、顧客囲い込みに動き出した。⇒「東京電力」HP
一方、新規参入する会社の中でも、特に有力と見られているのが「東京ガス」だ。東京ガスの強みは、地元密着のグループ会社「東京ガスライフバル」を通じて、ガスの顧客との関係を築いていることだ。ガスの点検やガスコンロの調整など、家を訪問する機会が多いため、「ついでに電気も」と営業をかけやすいのだ。さらに、独自の天然ガス由来の発電所を持っているという強みもある。広瀬道明社長は、「2020年までに首都圏でシェア1割を取りたい」と大きな目標を掲げる。実は1年後の2017年には、ガスも自由化される。そうなれば、今度は受け身に回らざるを得ないという危機感がある。正面からぶつかることになった、東京電力と東京ガス。その仁義なき戦いの行方は?⇒「東京ガス」HP

【“おらが町”で電気を作る!】
企業だけでなく、自治体も電力小売りに参入しようとしている。群馬県の山あいにある中之条町。約7000世帯が暮らすが、大きな産業もなく、人口の流出も深刻だ。そんな町が「中之条電力」を設立し、メガソーラー発電を中心とした電力事業を始めた。担当するのは、役場を退職した山本政雄さん、ただ一人。「町が東京電力に支払っている年間の電気代は約1億円。それを中之条電力が扱うようになれば、お金は外には出ていかず、町の中を循環することになる」そう話す山本さん。しかも、電気を町の産業にすることができれば、雇用が生まれ、町に若者が定着するかもしれないという考えもある。果たして、町の未来をかけた試みはうまくいくのか?⇒「中之条電力」HP


■取材先:
・東京電力
・東京ガス
・アイ・グリッド・ソリューションズ   
・中之条電力 ほか
■放送日時:2016年4月26日(火)22:00~22:54
■案内人:江口洋介
■ナレーター:杉本哲太
■同時放送:TX・TVO・TVA・TSC・TVh・TVQ 

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