消えた貸本を探せ!儀軌と班次図って?「秘密の扉」第7話<班次図の印>あらすじと見どころ!予告動画

2018年10月13日09時15分ドラマ
(C)SBS

“火阝他刀”の謎を解いた世子ソン!ある人物によって捜査はかく乱させられるが、ついに、フンボクを殺害した犯人に気づくが…本作のオリジナルのタイトルには「~儀軌殺人事件~」というサブタイトルがついており、今回その意味が明らかになる!「秘密の扉」第7話のあらすじと見どころを紹介!DVD-BOXも好評発売中で、商品サイトに予告動画が公開されている。

「あらすじ」を読んでから視聴されても楽しめるように配慮しておりますが、詳しいあらすじを知りたくない方は、「見どころ」と「豆知識」だけご覧になって、「あらすじ」は視聴後の確認用にどうぞ。
また、※朝鮮時代劇が始めての方や、もっと詳しく知りたい方は【「秘密の扉」を2倍楽しむ】の「(2)時代背景」 の①~③を呼んでおくことをお勧めします。

■キャスト
英祖役:ハン・ソッキュ【声・てらそままさき】
イ・ソン(思悼世子)役:イ・ジェフン【声・川田紳司】
ソ・ジダム役:キム・ユジョン【声・小松未可子】
恵慶宮ホン氏役:パク・ウンビン【声・合田絵利】
ナ・チョルチュ役:キム・ミンジョン【声・山本兼平】
チェ・ジェゴン役:チェ・ウォニョン【声・中村章吾】

■第7話の前に
▼東宮殿に仕える役人カン・ピルチェこそが老論派のキム・テクと通じていた裏切者。そして、剣契西方の実質的な頭目でもあった。
▼英祖は30年前、自らの命を守るために、老論の推戴で世弟の地位に就き、そのために老論には頭が上がらなかったのだった。

秘密の扉口訣文字目録(wikipediaで全体を見る)■第7話「班次図の印」
世子ソンは、フンボクの画帳から“火阝他刀”が、漢文を読むための“口訣”で示した暗号で、“ファブタド”ではなく“パンタド=パンチャド(班次図)”を意味していると気付く。フンボクが描いた班次図の中から犯人を示す印を発見。懿陵(ウィルン)参拝の日、印の位置に立ったカン・ソウォンを容疑者と狙いを定める。だが、フンボクが持っていたはずの小説「文宗所殺人事件」はまだ発見されておらず、その本を持っている人物こそが犯人と考える。カン・ソウォンを罷免し捕えようとするが、すでに行方不明。ソウォンが犯人ではないと確信する英祖は、ソウォンを拉致監禁させる。英祖の狙い通り、ソンの推測は確信に変わり、カン・ソウォンを指名手配にする。英祖は、キム・テクには、連判状を始末するように命じる。

一方、ナ・チョルチュの根城にかくまわれることになったジダムは、剣契と事件の関連を調べ始める。そんな中、ソンは黒幕が老論派だと推測し、黒幕を探るため、「息子のウソプを復職させなければ罷免する」とミン・ベクサンに迫り、老論派の動きを監視する。
ミン・ベクサン、ホン・ゲヒ、キム・サンノの3人はキム・テクの屋敷に集まり対策を練る。この情報はソンにも入り、この4人の中に黒幕がいると考える。

カン・ピルチェは図画署に忍び込みある書を盗み出す。一方、少論派は連判状と1万両の取引に応じることに。連判状が手に入ると知った英祖は、監禁させていたカン・ソウォンを解放。自らソンの前に現れたソウォンは、フンボクが殺害された当日宮殿で宿直していたとアリバイ証言をする。アリバイは証明され、英祖の狙い通りソンの捜査は行き詰る。

チェ尚宮は、世子妃ホン氏が行き過ぎた行動に出るのは寂しいからだと説得し、床入れを進言する。その夜ホン氏の部屋を訪れたソンは、そこであることに気づき、飛び出していく。そして…。
一方、ジダムはナ・チョルチュの根城で驚愕の話を聞く。

■見どころ
班次図と実際の行列を空中から映した映像が重なり、“火阝他刀”の謎が解けるシーンは、ミステリー好きにはたまらない演出!
シリアスな展開が続く中、剣の達人、剣契東方の頭目ナ・チョルチュが恋愛小説「春香伝」を読んで涙するシーンに笑わされる。今回は、終盤で、そんなチョルチュとパク・ムンスが出会った、胸温まる話も明らかになる。
また、今回からキム・ム役でEDENのギタリストのクァク・ヒソンが登場するのでお楽しみに。果たしてどんな人物なのか?
今回は、英祖の出番はやや少なく、探偵ソンが大活躍!7話半ばでは、ソンとフンボクの友情を示すエピソードが回想シーンで流れる。その直後、ソン役のイ・ジェフンの潤んだ目に注目。ハン・ソッキュの怪演とはまた違ったカリスマ演技だ。
ところで、カン・ピルチェが図画署から何かを盗み出すが、それが何なのかを推理してみよう。

■豆知識:儀軌と班次図
オリジナルには「~儀軌殺人事件~」というサブタイトルがついているが、今話でなぜそのようなサブタイトルが付いたのが納得できる。
“儀軌”とは、“朝鮮王室儀軌”のことで、李氏朝鮮時代の行事や準備過程や動員された人員、費用の収支、製作された物の材質や方法などを描いた記録画や文章の総称。
ドラマ「イ・サン」13話でヒロイン・ソンヨンがこの記録画を写して保存していたことでサンが救われるというエピソードがある。
秘密の扉ソウル清渓川「正祖班次図」(KONESTより)記録画の中で、王たちが参拝など移動する時の様子を描いた記録画が“班次図”。
ソウルの名所・清渓川には、22代王・正祖(サン)が両親の墓参りをする様子を横190m、縦2mの陶磁器タイルの壁画に再現している。韓国旅行の折に見学されては?
KONEST「清渓川」コース

kandoratop【作品詳細】【「秘密の扉」を2倍楽しむ】

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※この記事は2016.04.21~05.25 月~金 14:59-15:59にBSフジで放送したときに紹介したものをリライトしています。