世子のための王妃選び!昭媛文氏紹介「秘密の扉」第20話<王妃選びの儀>あらすじと見どころ!予告動画

2019年01月19日07時00分ドラマ
(C)SBS

チェ・ジェゴンの説得で世子ソンが英祖の言葉を聞き入れ、平民官吏は一夜の夢で終わった!いよいよ最終章へ向けて物語は、大きく動き出す!今回は、ソンへのセリフや王妃選びに隠したソン擁護の想いなど息子を想う英祖の深い愛が見て取れる場面が多い!老論派が推す昭媛文氏、世子妃ホン氏が推す金氏…はたして王妃の座に就くのは?…「秘密の扉」第20話のあらすじと見どころを紹介!DVD-BOXも好評発売中で、商品サイトに予告動画が公開されている。

「あらすじ」を読んでから視聴されても楽しめるように配慮しておりますが、詳しいあらすじを知りたくない方は、「見どころ」と「豆知識」だけご覧になって、「あらすじ」は視聴後の確認用にどうぞ。
また、※朝鮮時代劇が始めての方や、もっと詳しく知りたい方は【「秘密の扉」を2倍楽しむ】の「(2)時代背景」 の①~③を呼んでおくことをお勧めします。

■キャスト
英祖役:ハン・ソッキュ【声・てらそままさき】
イ・ソン(思悼世子)役:イ・ジェフン【声・川田紳司】
ソ・ジダム役:ユン・ソヒ/キム・ユジョン【声・小松未可子】
恵慶宮ホン氏役:パク・ウンビン【声・合田絵利】
ナ・チョルチュ役:キム・ミンジョン【声・山本兼平】
チェ・ジェゴン役:チェ・ウォニョン【声・中村章吾】

■第20話の前に
▼イ・ジョンソン、ミン・ベクサン、そしてチェ・ジェゴンのおかげで科挙の試験は無事行われた。合格したのは老論の子息は2名だけ。半数は平民、おまけに主席は身代わり受験で入牢させられた、チャン内官の弟チャン・ドンギという驚きの結果だった。
▼暴走するが常に民のことを優先に考えるソンは、重臣たちが力になればきっと立派な君主になると考えたイ・ジョンソン。今回の平民登用は結局失敗するだろうと分かっていながら、世子ソンの将来のために死を賭して協力した。そして、科挙の前夜、チョ・ジェホを訪ねてソンのことを頼んでいた。
▼イ・ジョンソンの説得の手紙にも揺らがなかったソンの決心を変えたのはチェ・ジェゴンだった。もし世子が弟だったら、と前置きし「世継ぎの座をなんと思っているのか!」と怒声を浴びせ、世子の座を捨てたところで、平民出身の官吏は無事では済まない。守れるのはソンの自尊心だけ。本当に民のための政治をしたいなら、王位に就いてから自分の政治をすべき。それまでは熟考の上、力を養えと。ソンはイ・ジョンソンを流刑にし、平民官吏たちを辞職させることを決心した。だが、ソンが苦渋の決断を下す前に、2人の会話を聞いていたチャン内官が、弟を説得し、平民官吏たち自らが辞表を提出した。

■第20話「王妃選びの儀」
世子の挨拶を10日も拒む英祖。ホン氏は、それがソンを遠ざけるためと見て、ソンと話し合うが、平等の国というソンの統治理念は、ホン氏には到底理解することはできない。

一方、キム・サンノたちも世子が平民登用を諦めていないことを見抜いており、女官ピンエがジダムだと証明できれば世子を廃位に追い込むことができると考え、兵たちに面通しをさせるが…。
さらに、キム・サンノとホン・ゲヒは「新たな王妃を迎えなければ、世子の廃位に乗り出す」と英祖に迫る。

ナ・チョルチュは王を攻撃しないソンに業を煮やし、真剣での戦いを挑む。刀を使わずに世を変えようとするソン。父である王を世子が倒せないなら、その役目を自分がやるしかないと考える。
東宮殿に戻ったソンを待っていた英祖は、父の政敵になろうとしているソンをどうしても見捨てられないといい、社会の秩序を壊すのだけはやめてくれと、涙ながらに頼む。

英祖はソンを廃位させないために王妃を迎えることを発表する。キム・サンノたちは昭媛ムン氏を王妃に推す。これを阻止しようとホン氏は王宮に巫女を呼ぶが、そこにムン氏が現れる。
ホン氏の狙いを察した英祖は、禁婚礼を出して広く王妃選びを始めることに。ソンは、王宮が騒がしいこの時期を好機とみて、平民や賤民の学問所“書斎”を密かに建て、即位後に登用する人材を育てたいと考え、ナ・チョルチュに相談する。

ホン氏は、王妃候補の中から貧しく若く従順そうなキム・ハグンの娘キム氏と会い、老王に嫁ぐのを嫌うキム氏を説得する。妃選びの最終質問が出される。

■見どころ
キム・テクと違って下手に出ながら、じわじわと英祖を絞めつけるキム・サンノ。演じたのは「六龍が飛ぶ」「王と妃」などの時代劇から「一途なタンポポちゃん」の現代劇まで、コミカルからシリアスまで演技幅の広いキム・ハギュン。
そんな彼らが躍起になって探すジダム。ピンエの正体は見破られるのか?

たびたび登場する書道のシーン。実際にもソンとサンはなかなかの腕前として後世に伝わっている。それにしても、幼い息子にしか本音の吐けないソンが辛い。

今回ホン氏が巫女を呼ぶ。聡明な孫子がまさか黒呪術のために巫女を呼んだのかとは思えない。英祖を呆れ、そして感心させたその手口とは?

■豆知識:昭媛文氏
劇中、厳格な王として描かれている英祖だが、女性問題はなかなか盛んだった。夭逝した息子・孝章世子の出自にも問題があったが、英祖が59歳の時、亡き息子の妻・趙氏の宮女を孕ませてしまった。この宮女が、ソンを失脚させようとしている昭媛文(ムン)氏。これはいくら王でも道徳的にも許されない。

この時18歳の多感期だった愃(ソン、思悼世子)は不快感をあらわにした。もっとも、その5年後の1757年、今度は愃(ソン)が23歳の時、亡き大妃の仁元王后の宮女に手を出したといわれており、どっちもどっちだが…。

とにかく愃(ソン)は文氏を嫌い文氏もまた愃を憎悪した。金尙魯(キム・サンノ)たちと結託し、愃(ソン)を窮地に追い込む決定的な役割を果たし、“米びつ事件”へとつながったのだ。

2女をもうけた文氏は昭媛から淑儀(◆宮女の身分)まで身分が上ったが、幼少期に“米びつ事件”を目の当たりにしたサンが、22代王・正祖となってすぐ死刑(賜死)にされた。

kandoratop【作品詳細】【「秘密の扉」を2倍楽しむ】

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※この記事は2016.04.21~05.25 月~金 14:59-15:59にBSフジ(全24話版)で放送したときに紹介したものをリライトしています。