フーテンの寅さん、榊原るみから逆プロポーズ?渥美清主演『男はつらいよ 奮闘篇』9日NHKBSで放送!予告動画

2016年08月09日09時32分映画
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NHKBSプレミアムシネマの今夜8月9日(火)は、渥美清主演の人気映画シリーズ第7作、昭和46(1971)年公開した『男はつらいよ 奮闘篇』を放送!当時新人だった榊原るみをマドンナに、寅さんの母役でミヤコ蝶々、他にも田中邦衛がゲスト出演する!作品公式サイトで予告動画が公開されている。

「男はつらいよ」シリーズは、山田洋次原作・脚本・監督・渥美清主演で1969年8月に第1作が公開され、1995年までの26年間に全48作品が公開された人気映画だが、実は映画作品の前年1968年に、全26話のテレビ番組として放映され、最終回、主人公のフーテンの寅がハブに噛まれて死んでしまうという内容に視聴者からの抗議が殺到したため、脚本を手掛けた山田監督が映画化を思いつき、「男はつらいよ」シリーズの歴史が始まったそうである。
そのような背景から、映画の第1作にはシリーズ化の予定は無く、テレビシリーズの完結編を意識した構成だったようである。

主演を務めた渥美清(1928年3月10日~1996年8月4日)は、コメディアンとして活躍し、本作で俳優としても国民的スタートなった。
物語は、寅さん(渥美)と、さくら(倍賞千恵子)、おいちゃん(森川信)、おばちゃん(三﨑千恵子)をはじめとする柴又の人々と心の交流と、毎回登場するマドンナとの寅さんの恋バナに、ほのぼのと心温まる展開。

今夜放送の第7作目は、天使のように純粋な花子と寅さんの楽しい日々を中心に描く。青森県の岩木山の自然に抱かれて育った少女・花子に榊原るみ。これまでの大人の女性や、若い女性のマドンナとは違う少女への、寅さんをはじめとする、柴又の人々の暖かい目線が見どころ。花子の身元引受人の朴訥な教師を田中邦衛が好演し、山田監督が落語を提供したこともある、柳家小さんが、ラーメン屋店主で出演する。その話芸も堪能できる。

■あらすじ
寅さんの母・お菊(ミヤコ蝶々)が、久しぶりに柴又を訪れる。そこへ寅さんが帰郷し、さくらと共に、お菊の宿泊先の帝国ホテルに向かうが、子供のように愚行を重ねる寅さんに、お菊は愛想を尽かす。旅に出た寅さんは、三島で東北なまりの少女、太田花子(榊原るみ)と出会い、知的障害を持つその身を案じるが…。

■作品紹介
監督: 山田洋次
脚本: 山田洋次 朝間義隆
原作: 山田洋次
出演:渥美清、榊原るみ、倍賞千恵子、森川信、三﨑千恵子、前田吟、田中邦衛 ほか

NHKBSプレミアムシネマ
『男はつらいよ 奮闘篇』作品公式サイト