“しんどい役になるだろうな”と予想しました!Hulu日米同時配信予定「代償」でサイコに挑む小栗旬コメント紹介

2005年に『いつか、虹の向こうへ』で第25回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をW受賞した伊岡瞬の『代償』(角川文庫)を小栗旬主演で映像化したドラマが、今秋Huluにて日米同時配信予定!主演の俳優・小栗旬とドラマプロデューサーの戸石紀子のコメントが到着したのでご紹介。
●作品紹介
「代償」は、不幸な境遇のため、遠縁の達也と暮らすことになった少年が、悪を弄ぶ“友人”によって、人生と精神を破壊された弁護士となり、自らを不幸のどん底へと追い詰めたサイコパスを社会から葬り、目を逸らし続けていた過去と決着をつけようとする衝撃のクライムサスペンス。
小栗旬が演じるのは、「白石法律事務所」の敏腕弁護士・奥山圭輔。担当していた冤罪事件で無罪を勝ち取るなど弁護士としての活躍が目覚ましく、さらには事務所の所長・慎次郎の娘と結婚を目前に控えているなど将来を約束されていた男。
だが、そんな彼には誰にも言えない秘密があった。それは幼少期に同い年の親戚・達也によって自分の両親や大切な人の命を次々と奪われた挙句、達也の家で人格を無視した仕打ちを受け続け、重度の強迫性障害を患ってしまったのだ。そんなある日、圭輔のもとに一通の弁護依頼が。その依頼主はなんと、かつて自分の人生をどん底に叩き落とした達也からだった…。
【小栗旬 コメント】
――圭輔という役どころの印象と、実際に演じてみての手応えをお聞かせください。
「圭輔は心の病気を患いながらも、表向きは普通の顔をして生活していかなければならないキャラクター。“他者に対してある種、嘘をついている”ということを常に考え、感じながら演じなければならないんです。原作を読んだ時点で『これはしんどい役になるだろうな』と予想はしていましたけど、実際に撮影をしてみて『やっぱり、なかなか大変だな』と(笑)。特に、達也と再会してからの圭輔は、そわそわしている時間が最後まで続きますからね。撮影以外の時は、役のことをあまり考えないようにしようと思ってはいても、結局考えてしまうので、僕自身も日頃からざわざわしている感じがあります。
今回はありがたいことに、最初に全話分の台本を頂いたんですよ。キャラクター作りについて考える時間がたっぷりあるので助かっている半面、実はこれまでに経験したことのない難しさも感じています。というのも、撮影では一日中、苦しんで薬を飲むシーンを何話分も撮ったりするんです。『どうやって差をつけたらいいんだろう!?』と、表現のバランスの取り方で試行錯誤する日々ですね」
――達也役の髙橋努さんとは今回の役柄設定と真逆で、昔から“大切な親友同士”だそうですね。
「今回の現場でも、努くんの存在にすごく助けられています。普段から親しい間柄なので、先々撮るシーンのお芝居について話したり、読み合わせをしたりしながら、1人だけでは埋まりきらない部分を2人で共有できているんですよ。また、努くんが演じる達也は何を考えているのかよく分からないし、それでいて相手を射抜くような目をしているところもある! いざ会ってみると、やっぱりちょっと気持ち悪くて(笑)、僕もより圭輔として気持ちが入るんです」
――日米同時配信を予定されているようですが。
自分たちが作った作品が海外の方にどのように感じていただけるのか気になりますね。キャストもスタッフも精一杯やりましたので。
――本作の見どころを含め、視聴者へのメッセージをお願いします。
「『代償』は地上波のドラマなどではなかなか題材にしにくい物語。それを連続ドラマという枠組みで、約6時間使って掘り下げて作っていますし、面白がって見てもらえる作品になってるんじゃないかな、と思います。最初は弁護士モノのスタイルで始まり、途中からはだいぶ路線が変わるんですけど、そういう点では“弁護士の仕事をしている1人の人間の生きざま”みたいなものが出ている作品でもあります。何と言っても、後からまとめて一気見できるのがいい! 実は僕自身、ネット配信サービスでドラマを見る時は、一気見できる作品を選びがちなんですよ(笑)。特に、この『代償』に関しては、最後にまとめて一気見することで、世界観がより深く伝わってくる作品なんじゃないかなって思います」
【戸石紀子プロデューサー コメント】
小栗さんは、どんな役でも幅広く演じることができる変幻自在の俳優さんです。その圧倒的な演技力のみならず、高身長、スタイルと魅力的な低い声は、海外のドラマファンからも好かれる要素です。記念すべきHulu発の海外同時配信作品として、この度日本を代表する俳優として、小栗さんを起用させていただき、見事に演じていただきました。小栗さんが演じる圭輔は、神経質で精神疾患がある役どころなので、彼が追い込まれていくシーンは丁寧に時間をかけて撮影しました。この作品は、海外ドラマのように余計な説明を省いて、スピーディーな展開に見せることを意識しています。さらに、全話の台本があるうえで撮影に入れたため、1話から順番に撮るのではなく、パズルのように組み合わせて撮ったり、伏線を意識して作ることもできました。
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