「六龍が飛ぶ」第10話あらすじと予告動画:統制できない爆豆バンウォン!三峰を泣かせた紅巾とは?

2016年11月28日12時40分ドラマ
©SBS

安辺策のことをチョンニョン和尚から初めて聞いたイ・ソンゲは、それを都にあげたのが息子のイ・バンウォンだと知り、驚いてすぐに捕えるように命じるが…秘密の洞穴でチョン・ドジョン(キム・ミョンミン)、イ・バンウォン(ユ・アイン)、そしてタンセ(ピョン・ヨハン)がついに再会!KNTVで一挙放送中の「六龍が飛ぶ」明日11月29日(火)放送の第10話あらすじと見どころ、ドラマ視聴に役立つ豆知識などをご紹介、公式サイトで予告動画が公開されている。

ドラマの時代背景やタイトルの意味などを知りたい方は【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】で、キャストのインタビューなどと一緒にまとめてご紹介しているので参考にどうぞ。

■キャスト(子役)相関図KNTV
イ・ソンゲ=太祖役:チョン・ホジン
チョン・ドジョン=三峰/サンボン役:キム・ミョンミン
イ・バンウォン=靖安大君役:ユ・アイン(ナム・ダルム)
イ・バンジ=タンセ役:ピョン・ヨハン(ユン・チャンヨン)
プニ役:シン・セギョン(イ・レ)
ムヒュル役:ユン・ギュンサン(ペク・スンファン)
ヨニ役:チョン・ユミ(パク・シウン)

チョン・ドジョン-三峰(キム・ミョンミン扮)チョン・ドジョン-三峰(キム・ミョンミン扮)■第10話あらすじ
都堂会議で安辺策が否決されると思っていたイ・インギョムの思惑とは裏腹に、大多数の賛成を得て可決されてしまう。ホン・インバンとキル・テミに裏切られて臍をかむイ・インギョム。なぜ裏切ったのかとキル・テミに詰め寄るイ・インギョム。そして急に賛成派にまわったホン・インバンを怪しむチョン・モンジュは、チェ・ヨン将軍の態度にも解せないものを感じる。
イ・インギョムはインバンを操る謎の勢力があり、ペク・ユンを殺害させたのもその人物だと考える。

安辺策可決の知らせを受けたバンウォンは、新しい時代の訪れを感じる。一方、ドジョンは想定外の謎の剣士を統制できない“爆豆”として警戒する。

今後のことを心配するヨニに、父の憤りは覚悟しながらも「息子の監督不行き届き」を公に出来ないはずだから、安辺策の撤回は決してしないと高をくくった。だが、バンウォンは甘かった。その頃、咸州では安辺策の可決を聞いてイ将軍たちが驚愕する。バングァたちが、民のためを思い安辺策を認めてほしいと必死で説得するが、イ将軍はこれを認めればいずれ都堂の三人衆と手を組むことになる。自分で納得し決定したこと以外はやらないと、断固として撤回を命じる。そして、ドジョンにも自分を巻き込むことを諦めろといい、バンウォンの逮捕を改めて命じる。

インバンとテミに会ったドジョンは、テミから開京出入牌を渡され開京へ出入りを許される。謎の剣士がイ・インギョムの部下でもインバンたちの自作自演でもないことを知り、一体だれの指示で動いているのかと思いを巡らす。ところが秘密の洞窟から戻ったヨニが、1通の文を持ち帰り、謎の剣士がドジョンの命令で動いたと知り、驚く。

ドジョンに会いに行くというプニを、問題を起こした自分が行くべきと制するバンウォンは洞窟へ向かう。その頃、タンセは洞窟で書き残した文が無くなっていることからドジョンが戻ったことを知る。ひと足遅れで洞窟に着いたバンウォンは、新朝鮮の地図を見て歴史的な再会に胸を躍らせる。

ついにドジョンが洞窟に現れる。「長く待っていました、師匠」とバンウォン。その後、姿を見せたタンセをペク・ユンを殺害した謎の剣士・カササギ毒蛇だと紹介するバンウォンは、驚くタンセにペク・ユン殺害現場を目撃していたという。
タンセは、ドジョンの考えた平正之計に従ったが、高麗はますますひどくなったと怒りをあらわにする。バンウォンはこれを否定し、ペク・ユン殺害で事が始まり、昨日のインバン襲撃のおかげで安辺策は通過。我々3人がこの状況を作り、高麗は新局面を迎えたという。
民の迫害が新局面かと尋ねるタンセに、大業の前に犠牲はつきものというバンウォン。だがタンセは、その過程でどれだけの民が死ねば高麗が終わるのか、と怒りをぶつける。

弁明しようとするドジョンに、今さら何を聞いても取り返せない。もしまた会えばあんたを殺すかもしれないと、洞窟を後にした。謎の剣士の後を追うヨニは、それが初恋の人タンセだと気付く。

その頃、バンウォンは改めてイ将軍の五男と自己紹介し、ドジョンに初めて会ったのが、乙卯年の長平門の前で、ドジョンに憧れ成均館に入ったと告げる。だが、成均館はすでに都堂三人衆や変貌した士大夫たちの巣窟で、自分もいつ染まってしまうかと不安だったときに、ドジョンの計画を知り、生涯師匠に仕えたいと願ったと告白。だがドジョンは二度とここに入るなと拒絶。バンウォンは、安辺策に印を押したのは自分だと明かして受け入れてもらおうとしたが、ドジョンは烈火のごとく怒り、イ将軍が認めていないなら革命が時期尚早だった、説得して待つべきだったとバンウォンを責める。
乱世には乱世のやり方があると抗弁するバンウォンに、辛丑年(1361年)に紅巾賊が侵入し開京が反落した時の話をし、ニセの文書のために、4人の救国の英雄が無残に死に、高麗の政治を死なせたと、言い捨て乱世に乗じる者はより乱世を悪化させると、バンウォンを受け入れることを拒絶。

戻ったヨニが過去に苦しむドジョンを見て、爆豆(謎の剣士)のことで心を痛めているなら、自分が何とかすると慰めるが、ドジョンは「真の爆豆は他にいた」と答える。

その頃、チョヨンは、刺客の襲撃の前にホン・インバンが会っていたのは、イ・ソンゲ将軍の五男のイ・バンウォンだと、インギョムに教える。

バンウォンは乱世に乗じた己の過ちを認めながらも、今自分がやるべきことは乱世と戦うことだと考える。

■見どころ
家族のためにとにかく立身出世を望むムヒュル。今回やっと、プニともども家族も一緒に開京で私兵として採用される。バンウォンに頼み込まれてこれを認めたのがイ将軍の長男バンウ。演じたのは「善徳女王」「華政(ファジョン)」などの時代劇でおなじみのイ・スンヒョ。

すでにバンウォンはプニのことが気にかかっているが、プニがバンウォンを男性として胸キュンし始めるのが、靴のシーン。韓ドラでは靴で愛情表現することが多く、今回も靴を履かせてもらう場面で胸がムズキュン。キラキラバンウォンと乙女なプニをお見逃しなく。

まだまだ切ない恋には程遠いバンウォンとプニに対して、すでに涙のコンビになっているタンセとヨニ。今回、タンセが謎の剣士と知る場面で、チョン・ユミ(ヨニ役)が「イニョプの道」で共演したイ・チョヒ(カップン役)と同じ画面に収まる。果たして2人が言葉を交わすシーンはあるのか?

洞窟の中、ドジョンがバンウォンを革命の同志として受け入れない理由として話した紅巾族の侵攻。乱世に乗じた当時の奸臣をバンウォンになぞらえたのだ。
当時を思い、ドジョンが泣く回想シーン。ここで、ドジョンが今でも木彫を掘っている訳が明らかになるのでお見逃しなく。紅巾族については豆知識でご紹介。

■豆知識:
①紅巾の乱って?
中国元末期の1351年(至正11年)に起こった宗教的農民反乱。1351‐66年、白蓮・弥勒教徒らが中心になって反乱を起こし、紅色の頭巾をつけて目印にしたので「紅巾の賊」といわれた。首謀者の韓山童はまもなく捕らえられ殺されたが、その子韓林児が引き継ぎ、反乱は全国に拡がって大勢力となり、各地に呼応する反乱が各地に起こった。
その一群が元の反撃を受け高麗の領土に2度(1359年、61年)にわたって侵入。紅巾賊の侵入で、一時開京が占領され恭愍王も退避したが、高麗はドラマにも登場している崔瑩(チェ・ヨン)将軍、安祐(アン・ウ)、李芳実(イ・バンシル)らの働きにより紅巾賊を撃退した。

②ニセの御名を書いた金鏞(キム・ヨン)
1361年の紅巾賊を撃退して鄭世雲(チョン・セウン)、安祐(アン・ウ)、李芳実(イ・バンシル)、金得培(キム・ドゥッペ)らが功績を立てた。これをねたんだ金鏞(キム・ヨン)は、1362年恭愍王の偽の手紙を書いて安祐と李芳実に鄭世雲将軍を殺させた。そして再び主将を殺したという罪をかぶせて安祐まで殺し、事件の真相を知っている金琳(キム・リム)、李芳実、金得培らを殺害したのだった。
ちなみに李成桂はこの後、台頭し始めた。

DVD公式サイト
KNTV「六龍が飛ぶ」番組公式サイト
 2016.11.16スタート 月~金10:50-12:00 再放送
 2016.02.27-08.14  土・日 22:00-23:15 日本初放送

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