「六龍が飛ぶ」第22話あらすじと予告動画:十八子為王の歌でイ・ソンゲ窮地に!李氏3権力者って?

2016年12月14日12時10分ドラマ
©SBS
ポウン=チョン・モンジュ(キム・ウィソン扮)

桃花殿に秘密の通路があることを知ったバンウォンは場所を聞き出そうとチョヨンに会った!チョヨンは、チェ・ヨン将軍にバンウォンを人質にして引き渡すと脅すが、バンウォンは自分を殺そうとした借りを返せと迫り、場所を聞きだして家族とプニを救出!ついに戦いが始まる…KNTVで一挙放送中の「六龍が飛ぶ」明日12月15日(木)放送の第22話あらすじと見どころ、ドラマ視聴に役立つ豆知識などをご紹介、公式サイトで予告動画が公開されている。
※チョン・ドジョンを三峰、チョン・モンジュをポウン、タンセとバンジと表記しています。
ドラマの時代背景やタイトルの意味などを知りたい方は【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】で、キャストのインタビューなどと一緒にまとめてご紹介しているので参考にどうぞ。

■キャスト(子役)
イ・ソンゲ役:チョン・ホジン(ナム・ダルム)
チョン・ドジョン=三峰(サンボン)役:キム・ミョンミン
イ・バンウォン役:ユ・アイン
イ・バンジ=タンセ役:ピョン・ヨハン(ユン・チャンヨン)
プニ役:シン・セギョン(イ・レ)
ムヒュル役:ユン・ギュンサン(ペク・スンファン)
ヨニ役:チョン・ユミ(パク・シウン)

■第22話あらすじ
イ・ソンゲ将軍とチョ・ミンス両将軍は5万の大軍を率いて戻ってくる。プニの命を賭けた救出作戦でみごとイ将軍の家族とムヒュルの祖母たち全員が助かった。家族と無事再会したイ・ソンゲは勝利を固く決意する。

一方、人質が逃げたと知ったウ王は、チェ将軍にイ将軍を反逆者として扱い懸賞金をかけて2人の将軍を捕らえるよう命じる。プニの仲間のアジョシ(おじさん)が、反乱軍の主将の首に各金100両の懸賞金が掛けるという貼り紙をプニに渡す。プニは連絡係のみんなの前に立ち、チェ将軍が募兵しているので、一旦チェ・ヨンの兵になり、指示を出したらそれに従って動くよう指揮する。
募兵の手続きに向かったアジョシたちは家別抄の進軍ラッパの音にわざと大騒ぎし、恐怖心を煽って他の民の募兵を阻止する。

その頃、イ将軍は三峰=チョン・ドジョン相手に、新国の王になる決心がつかないと正直に話す。そして三峰の提案通り、チェ将軍を討っておけば無駄な流血をしなくても済んだと、自らの非を認める。その意を汲んで新王になることを熟慮してほしいと頼む三峰。

一方バンウォンは、義父ミン・ジェとポウン=チョン・モンジュを訪ね、それぞれ海東甲族の親族や士大夫がチェ将軍に兵力を貸さないよう説得を頼む。こうしたバンウォンの働きで、各所で部隊が消え脱走兵が増える。祟仁門が手薄になったのを確認したプニが天灯を飛ばし、仲間が城門を開け、城外のイ将軍の兵たちが一気に進軍。勢いのまま王宮を制圧する。

王を守ろうとチェ将軍はウ王を脱出させようとするが、傀儡王として臣下に操られてきたわが身の無様さを口にするウ王は、臣下たちが敬う恭愍(コンミン)大王に一つだけ勝てるものがあるといって、王宮を捨てない、決して逃げないと告げる。

六龍チェ・ヨン(チョン・グクファン扮)イ将軍の前に出たチェ将軍は、自分の罪が何なのかと問う。私欲のない方が権力を握ったゆえに、民の望みを許さず戦に巻き込んでしまった。腐り切ったこの国の状況を壊すことをしなかった。イ・インギョムらの専行や権門勢族の弊害を知りながら彼らを重用した。清廉潔白なチェ将軍には腐敗した高麗を変革できないと、イ将軍が答える。

国を変革するには大きな兵力と権力が必要。そのためにはイ将軍もいずれ過去の権力者と同じように民の土地を奪うはずとチェ将軍。そんな事にはならないというイ将軍に、王だけは守ってほしいと頼むが、イ将軍は民を守るとだけ答える。

帰宅したイ将軍は、バンウォンの働きを大いに褒めたたえ、バンウォンはその功をプニに譲る。イ将軍の計らいで家別抄とプニたちは酒宴を開く。体を気遣ってくれる兄バンジ=タンセにプニは、三峰の作る国なら自分の夢が叶うかもしれないと話す。どんな夢かと訊く兄に、後で話すと答える。

チェ将軍は獄舎にポウンを呼び、三峰がイ将軍を焚きつけ反逆を企てるかもしれないと注意を促す。チェ将軍の言葉を中傷だと言いながらも、もしそうなれば自分はそれを阻むと誓う。

重臣会議。左侍中にチョ将軍、右侍中にイ将軍が就くことになる。イ将軍は三峰を密直副使に推薦。官吏の不正を監督する大司憲はまだ決めかねていたが、チョ将軍側の人事案に総て同意する。残るは王の問題。イ将軍は第20代王・神宗の7代目・定昌君を推し、チェ将軍も同意を示すが、最終決定は大妃からの任命書(教旨)を待ち、都堂での再議論することに。

品行方正の定昌君の推薦は三峰も賛成。大司憲には、まだ合意をもらってはいないが、3年間全国を放浪している人物を推薦する。

その頃士大夫たちもイ・セクを中心に議論を重ねていた。ポウンは党派を超えて団結しようと提案し、回軍派が新王に推す定昌君にも賛成する。しかし、市場で流行る「十八の子が王になる」の歌を聞き表情を硬くする。チョ将軍もこの歌の噂を聞き、自分より格下のイ将軍が称賛されることが面白くない。

この歌を危険視したナム・ウンが三峰に報告。民心を代弁するこの歌がなぜ危険なのかと訊くシンジョクに、かつて権力を握ったイ氏の3人の権力者が逆賊となって死んだと話す。さらにこの歌のために他勢力がイ将軍を警戒するはずというナム・ウンの言葉に、三峰は誰かが意図的に広めていると推測する。

都に広まる歌のことでポウンがイ将軍を訪ねる。イ将軍は今回のチェ将軍に対する背信が苦渋の選択だったと、回軍を決意したいきさつが「5万の子を送った10万の親への裏切りだ」という言葉だったと話す。ポウンは、その時チェ将軍ではなく民を、王命ではなく民を選んだのか、と詰め寄り、二度とこのような背信行為に走らぬように自分がイ将軍の補佐をするという。イ将軍はこれを喜んで受け入れる。

歌を広めた黒幕をプニと共に探すバンウォンが、腕にやけどの痕のある男を捕まえる。男は5日前に京山村で銀貨をもらって依頼を受けただけと白状。京山はインギョムの故郷、さらに男が差し出した銀貨にはインギョムの家門の白梅花が刻印されていたことから、黒幕がインギョムだと睨むバンウォンは、褒美と引き換えに男に証言するよう命じる。

バンウォンはこれを三峰に報告。三峰は「十八子為王」を広め朝廷を混乱させた罪でインギョムを追補しろとナム・ウンに命じる。
その頃、イ・セクとチョ将軍の元にインギョムからの手紙が届く。指示された場所に向かうとそこには、大妃である恭愍王の後宮・アン氏(定妃安氏)がいた。インギョムは姿を見せず、「日・克・木」の文だけがあった。イ・セクがこの暗号を読み解く。

都堂。チョ将軍が大妃からの任命書を読み上げるが、王に任命したのは…。
その頃、ナム・ウンとバンウォンが流刑地であるインギョム邸に行くが、インギョムは半月前に死亡していた。

■見どころ
冒頭、イ将軍が手にしたバンウォンからの「流血を嫌う父のために」の手紙が胸を打つ。そんなバンウォンが後に多くの血を流すことになるとは、本人も知らない。

アジョシから貼り紙を受け取るプニ。痛々しい顔の傷やつるした腕が桃花殿での酷い暴行を思い出させる。そんなプニが仲間に指示したのは、敵のチェ・ヨン将軍側の兵士になること。果たしてそこにどんな理由があるのか?プニ大将のこの作戦が戦を成功に導く。

城門を破ったイ軍の激しい戦いの中、屋根の上に敵を見つけたイ将軍が、兵士の命ではなくその腕を狙うところに、流血を嫌うイ将軍の優しさが見て取れる。

イ軍の兵士たちの凱旋パレードを満足げに見つけるプニに近づくバンウォンが何をするのかお見逃しなく。そしてここでは大切な民の声も聴ける。果たしてその声とは?

子供たちに歌を教えた男を演じたのはチョ・ヒボン。「快刀ホン・ギルドン」「推奴-チュノ-」「根の深い木」などの作品に出る日本でもおなじみの俳優。こんな俳優がちょい役で出るはずもない。さあ、この男の正体は次回明かされるのでお楽しみに。

果たしてイ・セクは暗号をどう読み解き、大妃が新王に誰の名前を記したのか?

■豆知識
①時代劇につきものの天灯と流行り歌
今回は「天灯」や「流行り歌」が重要な役目を果たす。天灯(風灯)は、朝鮮では願い事をかけて提灯を空に飛ばす仏教の最大イベントがある。「トンイ」「馬医」「階伯〔ケべク〕」でも登場する。詳しくは【新羅王国】豆知識:燃灯祝祭】で解説。
また、「流行り歌」は「薯童謠」「根の深い木」などでも噂を広げる作戦で使われている。今回の「十八子為王説」の“十八子”が李氏、つまり「イ・ソンゲ将軍で彼が王になれば民は幸せになる」ということ。

②李氏3権力者って?
洞窟で、三峰が口にする李氏の3人とは以下の3人。
・李資謙(イ・ジャギョム)=李氏は第 11代文宗から第 17代仁宗まで7代およそ 80年間,王の外戚として政権をとったが、仁宗の王位を奪おうとして失敗、配流地で死去。暗殺という説もある。
・李義方(イ・ウィバン)=部下の李義旼に18代王・毅宗を暗殺し、執権者となるが後に暗殺される。
・李義旼(イ・ウィミン)=毅宗を暗殺後しばらく息を潜めていたが反乱を鎮圧して政権の中枢に立つが、専横が過ぎて暗殺される。
ドラマ「武人時代」にも登場する実在の権力者だ。

DVD公式サイト
KNTV「六龍が飛ぶ」番組公式サイト
 2016.11.16スタート 月~金10:50-12:00 再放送
 2016.02.27-08.14  土・日 22:00-23:15 日本初放送

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