「六龍が飛ぶ」第20話あらすじと予告動画:名将から王材へ!威化島回軍した理由「四不可論」って?

2016年12月12日17時00分ドラマ
©SBS
イ・ソンゲ将軍(チョン・ホジン扮)

チェ・ヨン将軍から遼東を征伐しようと言われて驚くイ・ソンゲ!私欲のないチェ将軍の頭には高麗しかない!これを防ぐには政変しかないが、果たしてイ将軍は決心するのか?KNTVで一挙放送中の「六龍が飛ぶ」明日12月13日(火)放送の第20話あらすじと見どころ、ドラマ視聴に役立つ豆知識などをご紹介、公式サイトで予告動画が公開されている。
※チョン・ドジョンを三峰、チョン・モンジュをポウン、タンセとバンジと表記しています。
ドラマの時代背景やタイトルの意味などを知りたい方は【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】で、キャストのインタビューなどと一緒にまとめてご紹介しているので参考にどうぞ。

■キャスト(子役)相関図KNTV
イ・ソンゲ役:チョン・ホジン(ナム・ダルム)
チョン・ドジョン=三峰(サンボン)役:キム・ミョンミン
イ・バンウォン役:ユ・アイン
イ・バンジ=タンセ役:ピョン・ヨハン(ユン・チャンヨン)
プニ役:シン・セギョン(イ・レ)
ムヒュル役:ユン・ギュンサン(ペク・スンファン)
ヨニ役:チョン・ユミ(パク・シウン)

■第20話あらすじ
王の狩りに随行したその夜、チェ・ヨン将軍から遼東を征伐しようと言われ驚くイ・ソンゲ。チェ将軍はすでに元に鴨緑江を渡ると宣言していた。1人戦に反対するイ将軍。せめて兵糧の準備など戦闘準備が整ってからと提案するが、チェ将軍は明の主力軍15万が、元に出兵中の今がチャンスと聞き入れない。傍観していたウ王も、疲弊する民のためにも今が大国の陰から抜け出せるチャンスでは?とイ将軍を説得しようする。断固反対するイ将軍は王の怒りを買い、刀を向けられ窮地に追い込まれる。

六龍三峰=チョン・ドジョン(キム・ミョンミン扮)その頃、洞窟でも三峰=チョン・ドジョンがそれに気づき、慌てふためく。誰もが夢見たことではあるが、自国の防衛もままならないまま野望だけで暴走しようとするチェ将軍に皆、言葉を失う。そして三峰は仲間たちと一緒にいろんな状況を予想しながら話し合う。この戦が勝利しても敗戦してもイ将軍にとっては致命的な痛手を負うことになる。バンウォンはこれこそチェ将軍の狙いかと考えるが、チェ将軍を知る三峰は、信念で動いているとこれを否定、だからこそそこに妥協点がないと恐れる。

都堂。明との外交経緯を報告するポウン=チョン・モンジュを制し、チェ将軍が重大発表として、明を敵国とみなし、遼東征伐を発表。都堂での会議もせずに決定したことに批判が集中するが、王命の一言で却下される。

イ家。戦争をよく知るはずのチェ将軍の無謀ぶりに頭を痛めイ・ジラン。バンウも明への出兵の間の倭寇の襲撃を心配する。イ将軍は出兵命令が下れば従うしかない、それがこの国の武将だと。

その頃三峰は釣り糸を垂らしていた。2500年前、70歳まで時を待ち初めて易姓革命をした姜太公(太公望)の話をする。傍らのバンジ=タンセが、太公望がなぜ真っ直ぐな釣り針を使ったのかと問い、「曲がった釣り針は世を欺く」からと答える三峰。真っ直ぐな針では何も捕まえることができない、というバンジの言葉に三峰が決心した。

同志たちを集めた三峰。決心はついたのですかと問うバンウォンに、そうだ、政変だ!と答える三峰。各自に指示を与えるも、イ将軍が決心しない限りは一歩たりとも動くなと言明。イ・バンジには家別抄軍とともにチェ将軍の生け捕りを命じる。

各自が指示に従って動きだし、バンウォンもイ・ジランとバングァに政変を起こすことを打ち明け、チェ将軍を捕えて王の許可の下、戦争を止める計画のための具体的な計画を話す。

イ将軍は、自分が知っていたチェ将軍ではないことにショックを受け、三峰のいった「共に進めない」という言葉を思い出していた。姿を見せた三峰に、戦を防ぐ策があるかと尋ね大将軍に、新しい国の王になる気はあるか、と問い返す。続けてチェ将軍を捕まえる政変を行うしかない、とその策を語る三峰。考える時間が欲しいと答えたイ将軍は、かつてバンウォンが父以外に王になれる人を知らない、と言ったのを思い出し、果たして私が?と、自問する。

都堂の重臣会議が開かれ、どうしても戦争を阻むと、ポウン。チェ将軍はすでにことを起こしたので、明の朝廷にも報告が上がっているといい、戦が始まったことを告げる。
最高司令官・八道都統使をチェ将軍が、左軍をチョ・ミンス将軍、右軍をイ将軍が担い、徴収した5万の軍勢は西京に集結させる、と発表。

民の徴兵が始まり巷には残された家族たちの嘆き声があふれる。その声を聴きながら政変しかないのかと、苦慮するイ将軍。それぞれ準備が進み、後はイ将軍の返事次第。黒馬が走れば政変決行で、白馬が走れば中止と説明し、白馬の場合は決して何もするなと三峰。イ将軍が下した答えは…。

イ・シンジョクが走らせたのは白馬。イ将軍は、自分が王になる器でなく大義や民より身近にいる家族が大切だと思う凡人だと。そんな自分が王になる政変に意味がないと、考えたのだ。

ついにその日を迎えた。チェ将軍の出兵指揮に万歳を唱える兵士たちの声を複雑な心境で聞く将軍たち。その後の対策を講じない三峰に、バンウォンは父が命令に背けないなら自分たちで決断を下すべきと迫る。それだけはできないという三峰。その時、イ将軍の家族と使用人たちが消えたと、ヨニから報告が入る。
西京のバンウやバングァンも同じ目に遭っていた。戦況悪化のために人質に取られたと気づいた三峰は、自分の考えが甘かったと臍を噛む。

その頃家別抄は、鴨緑江を越えるべく威化島に橋をかけようとするが、長雨による増水で杭が打てず作業はまったく進まない。進軍困難との伝達を二度も送っているが、許可が下りない。100名以上の兵が川に流され、被害は増えるばかり。兵糧も底をつき始め、疫病が蔓延し始める。

ナム・ウンがイ将軍の前に跪き、王命に逆らっても回軍してほしいと切望する。イ・ジランがイ将軍の家族が人質に取られていることを明かす。青梅に逆らえば家族の首が飛ぶ。
そこに王命が届く。だが、そこには一日も早く遼東城へ進軍せよというもの。イ将軍が意図的に作業を遅らせているとチェ将軍が邪推したのだ。これを伝える宦官にイ将軍が、鴨緑江の状況を見てみろ!と声を荒げる。そこにシンジョクが脱走兵の報告。

幕舎の外には予想を超える数の脱走兵たち。イ将軍が処断を命じるが、脱走兵たちの叫びに処刑できない。代わって宦官が処刑しようとした時、チュンギルという兵士が宦官に刀を向けこれを制した。チュンギルの叫びに同感したムヒュルもあの夜走らせる馬は白馬だったと涙で訴える。

■見どころ
冒頭、王とチェ将軍、イ将軍の間で展開される舌戦が迫力満点。2人の将軍が私利私欲のない清廉な人物だけにまったく妥協点が見いだせない。百戦百勝を否定するイ将軍に民や部下を思いやる優しい人柄が見て取れる。ここがチェ将軍との違い。これこそが三峰がチェ将軍を恐れる理由だ。

ヨンギュから狩場での様子を聞くバンウォン。バンウォンはヨンギュヤムヒュルから助けられてばかりだが、ここでみごとな弓の腕前を見せてくれる。演じたユ・アインは「トキメキ☆成均館スキャンダル」第5話でもジェシン役で見事な弓の腕前と胸キュンを見せてくれている。

黒馬か、白馬か、効果音楽が緊張感を増幅させる。

今回の戦が、家族優先だったイ将軍の心をどう変えるのか?そのきっかけを作ったのがチュンギル。我が子のために倭寇に化けて村を襲った男だ。それまでイ将軍を見くびっていた三峰が、ここでのイ将軍の対応に王材(王になる資質を持つ人)を見たのだった。詳しくは第8話あらすじ、みどころで。
さあ、石橋をたたくイ将軍を動かしたチュングルの感動のセリフをお聴き逃しなく。回想シーンで三峰の説く“國家”の意味もお見逃しなく。

■豆知識
遼東征伐を反対し、威化島回軍した理由は?
高麗史によれば、李成桂将軍が4つ理由「四不可論(サブルガロン)」を掲げて反対した。
①小さな国が大国に逆らうのはよくない。
②農繁期の夏に軍隊を動員するのは民心に背く。
③今この時に国を挙げて遠征せば、倭国が隙をついて侵攻してくる。
④夏なので弓の膠は溶け、梅雨時は兵士らの間に伝染病が流行る」というもの。

高句麗の領土は?
チェ将軍が遼東出兵を反対するイ将軍に高句麗の話を持ち出すが、【韓流コーナー:地図】に各時代の地図があるのでチェックしてみよう。


DVD公式サイト
KNTV「六龍が飛ぶ」番組公式サイト
 2016.11.16スタート 月~金10:50-12:00 再放送
 2016.02.27-08.14  土・日 22:00-23:15 日本初放送

kandoratop【作品詳細】【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】



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