韓国ドラマ「支配種」第9−10話(最終回):明かされるテロの真相と死闘で重傷を負ったチュ・ジフンの生存確定で続編への期待高まる(ネタバレ)

05月10日00時50分ドラマ
ディズニープラス スターにて独占配信中

ディズニープラス スターにて独占配信中のチュ・ジフン&ハン・ヒョジュ豪華共演の新作韓国ドラマ「支配種」。5月8日配信の第9−10話(最終回)遂にテロ事件の黒幕と全容が明らかになり、研究所が襲撃を受ける中、主人公チェウンとジャユの生死が曖昧に描かれ続編への期待を呼んだ。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう。

【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】

「支配種」は、大統領テロ事件の犯人を暴くため、元軍人のウ・チェウンが、人口培養肉の技術によって新たな時代を切り開いた国際的企業BF社のCEOで、テロ事件の容疑者であるユン・ジャユにボディガードとして接近し、事件の真相に迫るノンストップ・サスペンス。⇒【関連・各話のあらすじ】



■キャスト
ユン・ジャユ役:ハン・ヒョジュ
ウ・チェウン役:チュ・ジフン
ソヌ・ジェ:イ・ヒジュン
オン・サン:イ・ムセン
 他

■第9話あらすじ
支配種ディズニープラス スターにて独占配信中人口培養臓器の研究と自らが被験者になることを発表し、世間を騒がせたジャユ(ハン・ヒョジュ)。そしてチェウン(チュ・ジフン)は前大統領(チョン・グクファン)を狙い多くの命を奪ったテロ事件の真犯人が前大統領の行程をよく知る人物だと睨み、前大統領の実の娘で、ドーソングループ会長の元夫人(ナム・ギエ)に接触。動揺した彼女は息子である総理ジェ(イ・ヒジュン)に相談するが、意外にも全てを打ち明けるように助言され、テロの実行犯はグン会長で証拠を集めるために離婚したことを打ち明け始めた。

チェウンの口ぶりから自らを襲ったテロ犯が誰かを悟った前大統領は倒れ、チェウンは事実を知っていた総理に疑念を向け始める。その頃サン所長(イ・ムセン)は拘束していたヘドゥン(パク・ジヨン)から分析した記憶から、飛び降り自殺した農家の遺族を訪ね、事件を指揮していた謎の男がソンウォン(チェ・ヨンジュン)という名で牧師になりすまして彼らを扇動していたことを突き止めた。

チェウォンは全ての罪を被っていたキル(ショーン・リチャード)と面会すると、彼がいとこに説得されて自白したことや、家族を人質に取られていたこと、韓国随一の富裕層がバックにいたことを突き止めた。その頃、研究所では隙を突かれ、ヘドゥンが脱走を図るが交通事故を起こしてしまう。事件の真相を照らし合わせるチェウンとジャユは総理がなぜ実の父を陥れようとしているのか疑問に抱くがそれを確かめる術はなかった。残された唯一の証人であるキルのいとこを訪ねてドバイに向かうチェウンにジャユは彼が戻るまで移植手術を行わないことを約束したのだが…。

■第10話(最終回)あらすじ
支配種ディズニープラス スターにて独占配信中国内の名医を集めてその技術をデータに集約し始めたジャユ。目を覚ましたヘドゥンは記憶を失い、BF社の研究所は隙を突かれてシステムをハッキングされてしまう。挑発に乗ってジャユを呼び出したソンウォンだが、ジャユが待ち合わせ場所に向かうと、彼は既に虫の息だった。研究所で移植手術をしてほしいという彼を車に乗せるが、直後にグン会長の手下に襲われ、彼女は車ごと立体駐車場から突き落とされて瀕死の重傷を負い、研究所に運び込まれた。

事件を知った総理はBF社の家宅捜索を強行し、更にシステムがダウンしたため、外部からの侵入を許し手術はストップしてしまった。帰国したチェウンをはじめ、職員が一丸となり侵入者を制圧したものの、チェウンは瀕死の重傷を負い、ジャユの手術も途中で中断を余儀なくされてしまった。

事件は大きく報道され、番組に出演した総理は父の潔白を訴えるが、そこでBF社がAIを駆使して再現したヘドゥンの声を使ったグン会長との通話音声を公開し、グン会長の犯罪は明るみになってしまった。総理はかねてから狙っていた通り父を切り捨て、自らも総理の座を退くと、BF社から押収した技術を手にドーソングループの会長の座を手に入れた。

ジャユやチェウンの生死については否定的な意見が流れる中、研究室の奥深くで聞こえるジャユの囁き。そして、意識を失っていたチェウンがまぶたを開ける…。



■見どころ
支配種ディズニープラス スターにて独占配信中いよいよ正念場を迎えた本作の第9−10話では過去のテロ事件の首謀者が誰なのか、何が狙いだったのかが明らかになり、いよいよ事件の真相が明らかになるか…と思いきや、事件の経緯や総理の狙いなどは少しうやむやにぼかされているような感覚を抱いた。

BF社への家宅捜索で警察や検察が退去して押し寄せる中、グン会長が仕向けた秘密部隊が研究所に侵入して大暴れし、瀕死の重傷を負って手術中だったジャユや、死闘の中で再び重傷を負ったチェウンの命運に注目が注がれたが、手術の結果や、二人の生死についてはクライマックスまで情報が伏せられた。ジャユは手術が中断し、襲撃事件の最中に天井から漏れた液体が手術台に流れ落ちたり、射殺された侵入者の返り血を浴びたりと、衛生的な問題だらけの環境であることが描かれたが、最後のワンシーンでは彼女の声だけが登場し、彼女が生存している可能性をほのめかした。また、チェウンもラストシーンで目を覚ますことから生存確定と見ていいだろう。しかし、物語のクライマックスとしてはあまりにも不確定要素が多く、潔く総理の座を退いたジェが押収した技術を前にしながらも何か次の計画があるようにも見られなかった。

このように疑問の残るエンディングから続編への期待を膨らませた視聴者は多いはず。チェウンとジャユの生死や、技術を手に入れたジェの次のアクション、それに以前チェウンを被験者に行われた緊急手術では人口培養した肉体が超人化の副作用を持っていることも示唆されているだけに、今回もしチェウンとジャユが生き延びていたとすれば彼らの身にどんな変化が起きるのかも含め、まだ描けるエピソードは多いはずだ。全10話で人類に秘められた技術の可能性やその倫理性について描かれたディープな作風の本作だけに、続報に期待が高まる。

支配種

■スタッフ
監督:パク·チョルファン
脚本:イ·スヨン「秘密の森 ~深い闇の向こうに~」
原題:지배종(チベジョン)
撮影期間:2022年10月~2023年月29日
配信:ディズニープラス スターで2024年4月10日独占配信

韓国ドラマ『支配種』|本予告

kandoratop【作品詳細】【関連・各話のあらすじ】