「虎に翼」伊藤沙莉はついに高等試験に合格した!弁護士としての一歩はどうなる?第6週ネタバレと第7週予告

05月10日09時55分ドラマ
©NHK

香淑(ハ・ヨンス)、涼子(桜井ユキ)、梅子(平岩紙)の願いも受けて寅子(伊藤沙莉)はついに高等試験に合格!ただ、世間は女性弁護士にそうは甘くない!NHK朝ドラ「虎に翼」の第6週「女の心は猫の目?」(5月13日~5月17日)のあらすじとみどころを紹介!予告動画は番組公式サイトに公開されている。



日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子をモデルにした「虎に翼」の第6週が5月6日から放送された。父・直言(岡部たかし)は無罪を勝ち取り、寅子たちも試験勉強に身が入る。しかし、現実は厳しかった。女子部出身者では卒業している久保田(小林涼子)が筆記試験には合格するが、口頭試験で落ちてしまった。それでも寅子は働きながら、皆と試験に挑戦する。そして、やっと寅子、久保田、中山(安藤輪子)の3名が高等試験に合格した!

第6週は、女子部から一緒だった香淑(ハ・ヨンス)、涼子(桜井ユキ)、梅子(平岩紙)が抱える問題が明らかになった。朝鮮から留学してきている香淑は兄・潤哲(ユン・ソンモ)が思想犯と疑われていることから自分の試験も合格できる見込みがないことを知る。涼子は温厚な父が失踪してしまい、家を継ぐために母・寿子(筒井真理子)のいうように婿をとる必要がでてきてしまった。梅子は夫から離婚を言い渡されてしまう。現代ではありえないような特高警察の横暴さや華族の“家”を守るための行動などがあった。2度目の試験に参加できたのは寅子とよねの二人だ。よねは残念ながら不合格となったが、絶対に合格してみせると寅子に誓った。

5月13日から放送される第7週は、高等試験に合格した寅子の新しい苦悩も描かれる。雲野(塚地武雅)は実務を教えてくれるが、女性であるからという理由で誰からも弁護を頼まれない。猪爪家に居候して弁護士を目指して頑張っていた優三(仲野太賀)は、ついにあきらめて、直言の会社に勤める。緊張するとお腹が痛くなるというシーンがこれまでも何回かでてきたが、高等試験に向かう際も、家を出る時も会場についてからもずっとお腹の調子が悪い。高等試験に受からない理由はそんなところにあったようだ。

10日放送の第30話で、これまでを振り返るシーンに寅子の歌が流された。兄の結婚式、香淑たちとの思い出作りに行った海岸でも歌った歌「モンパパ」だ。この歌は榎本健一・二村定一が歌ってヒットした歌で、原曲はフランスで1930年(昭和5年)に公開された映画、ジョルジュ・ミルトン主演の「巴里(パリ)っ子」に登場しているという。寅子のモデルとなっている三淵嘉子がお気に入りの曲だった。

【第6週(2024/5/6-5/10)ネタバレあらすじ】
いよいよ高等試験に臨む寅子(伊藤沙莉)、よね(土居志央梨)、涼子(桜井ユキ)、梅子(平岩紙)、香淑(ハ・ヨンス)、そして優三(仲野太賀)、法律学科の生徒も多く挑戦した。結果は、寅子達と優三はそろって不合格となり、同級生の中では花岡(岩田剛典)、稲垣のみだった。先輩の久保田は学科試験には通ったが、口頭試験でおちてしまった。寅子ははる(石田ゆり子)から諦めろと言われるが、直言(岡部たかし)の助けで働きながらであればと勉強を続けることが許される。

香淑は兄・潤哲(ユン・ソンモ)と二人で暮していたが、特高警察がやってきて兄を逮捕してゆく。香淑も警察の尋問を受けていた。そんな中、女子部の面々の元に、新入生募集停止のニュースがもたらされる。学長は誰も合格していないことや年々入部希望者が減っていることをあげる。なんとかしたい香淑は土下座までする。花岡たちも通りかかり頭を下げた。学長は今年の募集は辞めるが、来年は復活させると約束してくれた。

昭和13年春、明律大学を卒業した寅子たち。寅子は雲野(塚地武雅)の法律事務所で働きながら高等試験合格を再び目指すことにした。一方、竹もとで住み込みで働きながら勉強を続けていた香淑のもとに、特高がやってくる。兄が思想犯の疑いを掛けられたことで、香淑自身もずいぶん前から目を付けられていたのだった。寅子たちは香淑が抱えていた事情を知り、衝撃を受ける。兄は最初に捕まった時からずっと疑いをかけられ、雑誌の出版もできなくなり、国に戻っていた。香淑にも帰るようにいっていたが、香淑は寅子たちや後輩達のためにも、試験の応援をしたいと思っていたのだ。実は、香淑は警察で「朝鮮人で思想犯の疑いのある兄を持つ君を受からせるわけがない」と言われていたのだ。日中戦争も始まっている情勢のため、よねは「帰るなら今しかない」と告げる。

香淑との思い出作りのため、海にやってきた寅子たち。これまでの思い出を語り、香淑は朝鮮に戻っていった。一方、涼子の元にも大きな問題が発生する。父・侑次郎(中村育二)が失踪してしまった。侑次郎は涼子にも自由に生きるようにというが、涼子は家を捨てられない。家を継ぐためにやむなく涼子が婿を取ることになり、試験はもう受けられないと言い出した涼子によねは怒りをぶつけるが、「母・寿子(筒井真理子)を見捨てることができない」という涼子の言葉に、何も言えなくなる。

涼子と香淑の思いを背負って、寅子たちは再び高等試験に挑む。が、今度は梅子の姿が会場にない。梅子を気にしながらも筆記試験を終えた寅子が帰宅すると、そこには梅子からの手紙が届いていた。夫から離婚を言い渡され、三男の光三郎(石塚陸翔)を連れて家を出たという。梅子が寅子たちに想いを託す中、寅子の口述試験の日がやってくる。

とうとう合格した寅子。先輩の久保田(小林涼子)、中山(安藤輪子)、そして寅子と合格者が3人も出たことで、廃部寸前だった明律大学女子部は息を吹き返す。

口述試験に落ちたよねは寅子のもとを訪れた。口頭試験でも完璧に回答できたのだが、試験管が「弁護士になってもそんなトンチキな格好をしているのか」と聞かれ、つい反論してしまったのだ。「いつか必ず合格してみせる」と寅子に約束する。

初の女性弁護士誕生と新聞が大々的に報じ、大学では祝賀会が開かれることにまでなる。どこにいってもお祝いしてもらっていて、大学の祝賀会では「日本で一番賢い女性」とまで言われる。しかし、寅子は法改正が行われても、女性は検事にも裁判官にもなれない現状に満足していなかった。もっと世の中をよくしていきたい、一緒にそういう世の中にしましょうと演説してしまう。場をしらけさせてしまったが、新聞記者の竹中(高橋努)だけは記事にしてくれた。



【第7週(2024/5/13-5/17)あらすじ】
■第31話(月)
優三(仲野太賀)は弁護士の道を諦め、直言(岡部たかし)の工場で働くことを決めて猪爪家を出る。一方の寅子(伊藤沙莉)は雲野(塚地武雅)の事務所で弁護士実務を学び始める。昭和14年、昼休みに同じく修習中の花岡(岩田剛典)や轟(戸塚純貴)と公園で顔を合わせて励まし合うことが寅子の息抜きになっていた。雲野が担当していた事件が落ち着いたある夜、寅子の元に花岡から電話がかかってくる。

■第32話(火)
寅子(伊藤沙莉)の一年先を行く花岡(岩田剛典)は司法修習後の試験に合格。どうしても早く伝えたいと寅子に電話をしてきたのだった。みんなでお祝いをしようと提案した寅子に花岡はあるリクエストをする。それを聞いて、花江(森田望智)とはる(石田ゆり子)は大喜び。華やかなワンピース姿でお祝いの食事に行った寅子は、花岡から故郷である佐賀に赴任することになったと告げられる。

■第33話(水)
晴れて弁護士になったが、女性であることを理由になかなか依頼をしてもらえない寅子(伊藤沙莉)。「女の幸せより大事なものか」という稲(田中真弓)の言葉が頭を離れない。そんな中、寅子と同時に合格した久保田(小林涼子)が婦人弁護士として初めて法廷に立つと聞き、轟(戸塚純貴)とよね(土居志央梨)と見学に向かった寅子は、その帰り道で花岡(岩田剛典)と出くわす。

■第34話(木)
寅子(伊藤沙莉)は、弁護士として社会的な信用を得るためにお見合いをさせてほしいと直言(岡部たかし)とはる(石田ゆり子)に頭を下げる。一方、轟(戸塚純貴)とよね(土居志央梨)は花岡(岩田剛典)を呼び出し非難する。寅子の事情を理解したはるは、必ずいい人を見つける、と奔走するが、相手はなかなか見つからない。そんな中、気落ちする寅子を、ある人物が訪ねてくる。

■第50話(金)
優三(仲野太賀)からの提案を受け入れて婚約することにした寅子(伊藤沙莉)。直言(岡部たかし)とはる(石田ゆり子)は驚くが、二人を祝福する。寅子は職場で雲野(塚地武雅)にも報告。弁護士としてはじめての仕事を引き受けることになった寅子は堂々たる法廷デビューを果たす。寅子は「紙切れ一枚でこんなに状況がよくなるなんて」とよね(土居志央梨)に語るが、よねは納得していない様子で―。

■スタッフ他
脚本: 吉田恵理香
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
語り: 尾野真千子
出演:伊藤沙莉,石田ゆり子,岡部たかし,仲野太賀,森田望智,土居志央梨,桜井ユキ,平岩紙,ハ・ヨンス,戸塚純貴,岩田剛典,田中要次,小林涼子,塚地武雅,趙珉和,磯部勉 他

 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「虎に翼」番組公式サイト
NHK朝ドラ「虎に翼」番組公式X(Twitter) @asadora_nhk
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