「砂の塔~知りすぎた隣人」悲しいハーメルンに視聴者号泣!視聴率13.2%最終回ネタバレあらすじと見逃し配信情報

2016年12月19日13時30分ドラマ
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ハーメルン事件の犯人はまさかの生方(岩田剛典)だった!だがその事件は、生方の優しい愛と願いが込められた悲しいものだった…最終回前話で11.3%、最終回で13.2%と大きく自己最高視聴率を更新した!15日(金)放送したTBS金曜ドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」最終回を見逃した方のために詳しいあらすじをご紹介!最終回は民放公式TVポータルサイトTVerにて無料配信している。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)

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■2人の母、亜紀(菅野美穂)と弓子(松嶋菜々子)の愛に涙
初回視聴率9.8%で始まり、その後、9.6%→8.6%→9.5%→10.1%→10.1%→9.9%→9.8%→11.3%→13.2%と、サスペンス色が強くなると共に視聴率もアップした。金曜夜10時という時間帯。序盤のママ友虐めをもう少し短くすれば、視聴率はもっとアップしたのではないだろうか。とはいえ、ママ友虐めと連続誘拐事件を通してドラマはみごとに家族を再生した。そして、周りを気にし、弓子という存在に怯えて空回りばかりしていた亜紀が、母として成長していく姿もドラマのもう一つの軸として感動的に見せてくれた。
最終回は、生方の悲しい罪に泣かされたが、2人の母の熱演に号泣させられた視聴者が多かったようだ。最後まで実母と名乗らなかった弓子が和樹と名付けた理由を話すシーンと、「子供はどんな母親も愛してしまう」から始まる亜紀の長いモノローグ。番組サイトやTwitterにもこのシーンに感動したという多くの声が寄せられている。

■前回(最終回・第10話)あらすじ
「ハーメルンの犯人を見た」と亜紀(菅野)に言い残し、突如姿を消した和樹(佐野)。健一(田中)は、弓子(松嶋)が連れ去ったのではと焦り警察にかけこんだが、阿相寛子(横山)の息子の誘拐騒ぎで取り合ってもらえない。

タワマンの玄関付近。そら(稲垣)からの電話を受けた生方(岩田)は、怪しい人物が黄色いカーネーションを置くのを目撃。揉み合う内に腹部を刺されてしまった。

一方、刑事たちの話から誘拐事件に阿相武文(津田)が関与していると察した健一は、彼の別宅へ駆けつけた。健一から逃げ外へ飛び出した阿相が、ハーメルンのふりをして息子を誘拐したことを明かした。人身売買の容疑で警察から追い詰められ、偽装誘拐で妻・寛子から身代金として金を持って来させようとしたのだ。この話を3000万円用意した寛子が聞いた。健一に家族を巻き込むなとパンチされた阿相は、駆けつけた警察に逮捕された。

荒又刑事(光石)たちは、ハーメルン事件の手掛かりをつかんで山梨県へ向かっていた。そこは誰も住んでいない廃村の家だったが、誘拐の痕跡がありここが犯人のアジトと確信。その時、2人の目の前で犯人が乗っていると思われる白いワゴン車が走り去った。その後、発見されたワゴン車の中には一人の老女がいた。

和樹が家族全員で見られなかったクリスマスツリーの点灯式の代わりをサプライズでやろうとしていたことを知り、亜紀たちはマンションの屋上へ。タワマンのどこかに和樹が監禁されていると考えた健一(田中)は警察へ。

その頃、これまでの生き方が間違っていたことに気づいた寛子は、息子を連れて家を出た。だが、寛子が引き倒したクリスマスツリーにろうそくの灯が燃え移り、傍のガスボンベに引火して爆発!和樹が行方不明になったことを亜紀から聞いた弓子が戻って来て、いち早く最上階の火事に気付いた。生方もまた火事を目撃しタワマンへ急いだ。
26階の自宅に戻った弓子は監視カメラで監禁された和樹を発見。だがエレベーターが動かないため、50階で和樹を探す亜紀に連絡。炎の中、亜紀は縛られた和樹を発見、そしてその奥に隠れる生方の姿も見つけた。

生方は自分がハーメルン事件の犯人だと自供し、その理由を「愚かな母を罰するため」と答え、自分もまた幼いころから母から虐待を受けていたと告白。だが亜紀は、生方が誰かをかばっていると分かった。消防隊が駆けつけ和樹は保護され、スマホで母に逃げてと叫ぶ生方は逮捕された。

実は最初の誘拐はワゴン車で発見された老女、生方の母の犯行だった。母をかばうために生方は子供を誘拐し、それがあたかも毒母たちに罰を与える「ハーメルン事件」だと思わせたのだった。
和樹の監禁は想定外の事だった。事件当日、生方は寛子から息子を探してほしいとよばれた。50階へ行こうとしたが、母から電話で例の歌を聞かせてほしいとせがまれ、人目につかない階段で口笛を吹いた。屋上でサプライズの仕掛けをした和樹が、階段途中でこれを聞いた。和樹は、病院でこの曲がハーメルンの歌だと聞いて知っていたのだ。

生方は、母親を逃がした後、和樹を助けて自首しようと思っていたが、火事で予定が狂った。罪まで犯して自分を虐待していた母親を助けようとする生方の気持ちが、若い津久井刑事(上杉)にはわからなかった。虐待を受けながらも生方は、父に捨てられた母も辛かったと理解していたのだ。だが、荒又刑事は逮捕した母親の様子から彼女なりに生方を愛していたことを知っていた。

生方の犯行は、母の罪をかばうためのものではあったが、同時に、誘拐することで傷ついている子供たちを助け、毒親たちに子供が目の前からいなくなる苦しみを味わわせたかったのだ。

亜紀は助けてくれた弓子に礼を言い、弓子は和樹のことを亜紀に託した。和樹には、名前の由来を実母からの伝言のように伝え、最後まで自分が母だと名乗らずに立ち去った。和樹は「僕は今すごく幸せだから、僕を生んでくれてありがとうございました」と、弓子の背中に母への伝言を託した。

金曜ドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」最終回は12月15日に放送した。主演は菅野美穂。共演は岩田剛典(EXILE/三代目JSoul Brothers)、横山めぐみ、ホラン千秋、田中直紀(ココリコ)、佐野勇斗、稲垣来泉、松嶋菜々子ほか。Twitterアカウントは「@sunanotou_tbs 」。
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TBS「砂の塔~知りすぎた隣人」公式サイト
TVer(最新話1週間無料配信)

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