「六龍が飛ぶ」第43話あらすじと予告動画:密本結成と使節団帰還!バンウォンはピダム?神徳王后って?

2017年01月12日13時18分ドラマ
ℂSBS

玉氏の妹を名乗った女はチョク・サグァン=ユン・ランだった!プニは、三峰=チョン・ドジョンが、密本は“民”と“本”、つまり民が根本である国を造らなくてはならないと儒者たちの前で話すのを聞く!KNTVで一挙放送中の「六龍が飛ぶ」明日13日(金)放送の第43話あらすじと見どころ、ドラマ視聴に役立つ豆知識などをご紹介、公式サイトで予告動画が公開されている。

ドラマの時代背景やタイトルの意味などを知りたい方は【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】で、キャストのインタビューなどと一緒にまとめてご紹介しているので参考にどうぞ。

■キャスト(子役)相関図KNTV
イ・ソンゲ=太祖役:チョン・ホジン(ナム・ダルム)
チョン・ドジョン=三峰(サンボン)役:キム・ミョンミン
イ・バンウォン=靖安大君役:ユ・アイン
イ・バンジ=タンセ役:ピョン・ヨハン(ユン・チャンヨン)
プニ役:シン・セギョン(イ・レ)
ムヒュル役:ユン・ギュンサン(ペク・スンファン)
ヨニ役:チョン・ユミ(パク・シウン)

■第43話あらすじ
ムヒュルは南京から無事に戻ってバンウォンと再会し、お互いに大きく変化した姿を見て感激する。自分の前でひざまずくムヒュルを見たバンウォンは、遷都した漢陽に共に帰ろうと言う。朱棣は無事に帰ってきたバンウォンを歓待し、別の主君を胸に抱いている護衛武士はいらぬ、ムヒュルを連れて行けと話す。二人は互いの武運を祈り別れ、バンウォン達は帰国の途に就く。

一方、密本(ミルボン)を結成した三峰は基盤を固めようとする。これからは誰が王になっても国の制度は簡単には変えられないと、パンソクの義父シム・ヒョセン。これに同意する三峰は、本格的に軍の制度に拍車をかけることに。ヨニからバンウォンが帰国するという報告を受け、三峰は覚悟を新たにするように告げる。

三峰の「民本」という言葉に共感しながら帰ってきたプニに、イ・バンジが声をかける。玉氏の妹から受け取った文書を渡し、このせいで再びムミョンが現れたのかと問う。わからないと、答えるバンジは、プニが信じる世を守りたいなら自分を殺せと言った、母ヨニャンを思い出す。母を案じるプニに、単なるムミョンの一員だと話す。そしてバンウォンが帰って来ることを教えてやる。

三峰はヨニのこれまでの働きに深く感謝し、ヨニもプニのようにそろそろこの大業から抜けて、自身の幸せをつかんでくれるのが自分のもう一つの夢だ。バンジの思いも見えるしと話す。そこに現れたバンジが、文書を渡して男がムミョンだったことを報告。三峰とヨニがムミョンの標的なので今後は常に自分を同行するようにと注意を促す。

便殿。三峰派は開京で失敗した軍制度の改革を提案する。富国強兵のために、全ての私兵を廃して国軍のみとする改革案に功臣たちが猛反対。だが、激論が続く中、それまで静観していた太祖=イ・ソンゲが王の武具一式を持って来させて、三峰の考えに全面的に賛成するといってこれを三峰に授ける。

三峰は手始めに私兵の旗を廃して朝鮮軍の旗を授ける儀式を執り行うことに。儀式では古い旗を焼き、当日儀式に参加しなかった罪で、バングァ、バンガン、イ・ジランの部下である軍の上層部を捕えられる。

ついにバンウォンが帰還。粛章門まで出迎えた妻ダギョンと義父ミン・ジェは再会の挨拶もそこそこに、軍の上層部が捕えられたことを報告。三峰が体罰を与えている現場へ出向いたバンウォンは、そこでは体罰を受けているヨンギュと1年ぶりの再会を果たす。

帰国の挨拶をするバンウォン。バンウォンが外交において大手柄を立てたことを喜ぶ太祖。謙遜するバンウォンに満足のチョ・ジュン。屋敷に戻ったバンウォンはダギョンから軍改革について詳しく話を聞き、軍も手出しできない泮村のミョサンの居酒屋の隣に地下倉庫を造って武器を隠し、ヨンギュが内密に管理していることを明かす。

隣に武器が隠されていることを知らないミョンサンたちが、ムヒュルの歓迎会で盛り上がっていた。ヨンギュと共に武器の確認をしたバンウォンは、帰路、プニと再会し土産のかんざしを渡す。そして泮村が中立を貫いていることを確認し、これを守るためには力がいると忠告する。

その頃、ムヒュルは泮村でチョク・サグァンらしき女を見かけ、不安な思いで屋根の上へ。酒を持ってやって来たバンジと共に自分たちの明日を考える。俺たちもいつか戦うのかとつぶやくバンジに…。

そんな中、ハ・リュン、ムヒュル、ホン・デホンが捕えられ、拷問を受ける。ダギョンはまたもや三峰による陰謀かと疑うが、違った。バンウォンが明で自らを世子と称したと聞きつけ、王妃が命令を下したのだった。体調を崩した王妃は、太祖や自分が死んだあと、世子バンソクがバンウォンの脅威にさらされることを案じて何とかバンウォンを排除したいのだ。だが、太祖は手柄を立てたばかりのバンウォンを罰することに気が進まない。

拷問に耐えかねたホン・デホンが、ついに明の大臣たちがバンウォンを世子と間違えたこと、バンウォンは否定したが明の皇帝に気にいられ2度も会ったと、ハ・リュンから聞いたと白状してしまう。
明に迎合する士大夫たちがバンウォンを慕い始めていることで世子の地位が揺らぐことを懸念するナム・ウンが、これを好機としてすべきといい、三峰はハ・リュンを流刑、噂を広めて通訳官クォンを極刑に、バンウォンを地方に幽閉すべきと太祖に進言する。だが、チョ・ジュンは明との長年の問題を解決したバンウォンを罰することで明との問題が再燃するかもしれないとこれに反対するが、そんなチョ・ジュンを王妃が非難する。

そんな中、渦中のバンウォンが武器らしいものを持って東宮殿に向かったと太祖に報告が入る。太祖や三峰が駆けつけると…。

三峰とバンウォンは別室へ。世子に忠誠を誓うと言ったバンウォンの嘘を見抜く三峰は、「バンウォナ」とかつて弟子だった時のようにバンウォンを呼び、それほど王位に就きたいのかと、本音で話し始める。
王の五則の1つ「王族は政に参加できない」に憤慨しているだろうが、お前が王になったら権力を行使する王族や、科挙を通して王にも意見できる制度を黙って受け入れることができるのか?あるいは中央集権を諦め高麗のような国に戻したいのか?お前が王になればその性格からすべての権力をその手に入れるだろう。違うか?と問う三峰に、その通りですと答えるバンウォン。そして、自分の夢を「私的な夢」と言い捨てる三峰に、自分の夢は「憧れた三峰の描く国を自分が作ることだ」と、涙ながらに訴え、手段を択ばずに自分の道を突き進むと改めて宣戦布告。そんなバンウォンをみて三峰は、まるでピダムのようだと言う。

王妃もまたバンウォンの涙を嘘だと見抜き、倒れてしまう。その頃、泮村に戻ったムヒュルは、チョク・サグァンと会い、見逃してくれというサグァンの願いを聞き入れる。

ついにムミョンが本格始動!これにより三峰がピンチに陥ることに…。

■見どころ
南京でのバンウォンの活躍ぶりを嬉しそうに話すハ・リュンだが、その歓びぶりが少々気になる。だが、ここはまずは、また一回り大きくなったムヒュルをぎこちなく抱えるバンウォンに注目。

ついにチョンリュン岩(正倫岩)で、密本(ミルポン)誕生!密本とは隠れた根のこと。「根の深い木」では、密本の正体が何なのかと、疑問の残った人もここで解決したのでは?チョンリュン岩については第8話豆知識で。また、もう一つこの2つのドラマをつなぐ言葉が三峰の“もう一つの夢”に隠されている。「六龍が飛ぶ」では、あくまでも師弟関係の三峰とヨニだが、「根の深い木」ファンなら三峰の心の中に、ヨニが単なる弟子、組織員の1人としてだけでない思いが読み取れるはず。これについては後日詳しく説明する。

便殿での会議の後、チョ・ジュンの助力に感謝する三峰に、チョ・ジュンは一抹の不安を抱える。さあ、チョ・ジュンの不安とは?三峰に念押しした言葉をお聴き逃しなく。

帰還した使節団一行。帰還したムヒュルの振り向きざまの顔がなんとも凛々しい。そんなムヒュルの変貌ぶりをバンジたちが大いにいじるのでお楽しみに。一方、バンウォンとヨンギュとの再会は何とも悲しい。傷だらけのヨンギュの半笑いのセリフをお聴き逃しなく。

ムヒュルとは笑顔の再会をしたプニ。帰還の様子をそっと見ていたプニが泮村でバンウォンとどんな再会をし、バンウォンは土産の品をどう渡すのか?胸キュンシーンをお見逃しなく。
だが、胸キュンだけでない。バンウォンは、プニに中立の厳しさを説き、肝に銘じると言いながらもプニはすでに手を打っている。それが村民には忘れるようにといった泮村内での情報の覚書だ。ソンドル少年の智謀のおかげで泮村を勝ち取ったように、この覚書がもしもの時に自分たちを守ってくれるかもしれないと考えたのだ。恋も智謀も相性ピッタリの二人が結ばれることはあるのか?

屋根の上でのムヒュルとバンジ。ムヒュルが「剣を持つ人間と筆を持つ人間の違い」をカッコよく説明する。共に死闘を繰り返してきた戦友に対してバンジはどんな親愛の言葉を告げるのか?バンジには珍しいツッコミをお聴き逃しなく。

東宮殿に向かったバンウォンが携えていた武器のようなものは何か?義弟である世子の前でバンウォンはどんな態度をとるのか?三峰に見せる一瞬の表情の変化と共にお見逃しなく。この場面と、直後の三峰役のカリスマ俳優キム・ミョンミンとの別室での対話は名優ユ・アインの見せ所だ。
この対話で、三峰はバンウォンをピダムになぞらえる。“恋に溺れたピダム”と“権力に溺れたバンウォン”…「善徳女王」にはたまらない三峰の分析をお聴き逃しなく。

■豆知識
①王妃・神徳王后って?
バンウォンを目の敵にする王妃は、第19話の豆知識で解説した開京の妻の康(カン)氏。第一夫人が朝鮮建国の前に死亡したので、康氏が朝鮮王朝最初の王后。元々は政略結婚で結ばれた太祖と康氏だったが、野史によると康氏は男より飛びぬけた智謀の持ち主で、李成桂のたびたびのピンチを助けたとのこと。若く優れた美貌もあって、李成桂の寵愛を独り占めにし、ついには王子らを押しのけて八男の我が子・芳硯(バンソク)を世子に地位に就けた。
王妃は王子の中でも特に芳遠(バンウォン)を嫌っていたが、心の中では芳遠に一目置いており、芳遠に適わない芳硯を始終叱咤していたらしい。
(出典:『王妃たちの朝鮮王朝』より)

DVD公式サイト
KNTV「六龍が飛ぶ」番組公式サイト
 2016.11.16スタート 月~金10:50-12:00 再放送
 2016.02.27-08.14  土・日 22:00-23:15 日本初放送

kandoratop【作品詳細】【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】



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