「六龍が飛ぶ」第19話あらすじと予告動画:私欲のない権力者がもたらす恐怖!(開京妻と禑王・ウ王って?)

2016年12月11日12時10分ドラマ
©SBS
チェ・ヨン将軍(チョン・グクファン扮)

批国寺のチョンニョン和尚の知財録から、イ・ソンゲ将軍と三峰=チョン・ドジョンが都堂に入るまでの全いきさつを知ったチェ・ヨン将軍は、かつての盟友であるイ・将軍と決別!いよいよ高麗の英雄二人が敵対することに…KNTVで一挙放送中の「六龍が飛ぶ」明日12月12日(月)放送の第19話あらすじと見どころ、ドラマ視聴に役立つ豆知識などをご紹介、公式サイトで予告動画が公開されている。
※チョン・ドジョンを三峰、チョン・モンジュをポウン、タンセとバンジと表記しています。

ドラマの時代背景やタイトルの意味などを知りたい方は【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】で、キャストのインタビューなどと一緒にまとめてご紹介しているので参考にどうぞ。

■キャスト(子役)相関図KNTV
イ・ソンゲ役:チョン・ホジン(ナム・ダルム)
チョン・ドジョン=三峰(サンボン)役:キム・ミョンミン
イ・バンウォン役:ユ・アイン
イ・バンジ=タンセ役:ピョン・ヨハン(ユン・チャンヨン)
プニ役:シン・セギョン(イ・レ)
ムヒュル役:ユン・ギュンサン(ペク・スンファン)
ヨニ役:チョン・ユミ(パク・シウン)

■第19話あらすじ
チェ・ヨン将軍は、イ・ソンゲ将軍に三峰=チョン・ドジョンを追放しろと詰め寄るが、イ将軍は三峰をそばにおいてほしいと、懇願。チェ将軍はイ・インギョムと共に歩むことを宣言し立ち去る。

チェ将軍が全てを知ったとプニに話し、事に深入りしてほしくないと言うイ・バンジ=タンセは、三峰のお供でチェ将軍に会うために花事団へ向かう。しかし貸しきりだと門前払いされる。バンジは、2人組の来客の1人が剣士だと三峰に伝える。

都堂では、チェ将軍からイ・インギョムの流刑が発表されるが、流刑先がインギョムの故郷で財産の没収もないことに、イ・ソンゲ派が猛反発。しかしチェ将軍はこれが王の意志だと聞き入れない。イ将軍は都堂での再議論を提案すると、都堂三人衆の最大の罪が王権を脅かしたことだと、チェ将軍は烈火のごとく怒りだし、今後王命を軽視する者は国法で裁くと語気を強める。インギョム派がチェ将軍に取り入るも、チェ将軍はお前たちと手を組むつもりはない、黙って従えと一喝。

流刑の日、インギョムはイ将軍の姿を見つけ、チョ・ソセンの汚れた運命を持つという「噍主之家」という言葉を再び口にし、笑みを浮かべて牛車の獄に入る。そしてその中でかつて自分にチャンスをくれた秘密結社の印を見つける。

洞窟では、王権の強化とはすなわち無能な王に代わってチェ将軍の権力が強まることだと、バンウォンに教える三峰は、高麗は初めて私欲のない権力者が国を治めることになるが、それが民や己の暮しよりも国を最優先する危険な政治になると付け加える。

その頃、ウ王(禑王)は遊興にふけり楽師に剣を突きつけていた。その姿に胸を痛めながらも、共に進むしかないと決心したチェ将軍は、悲惨な国情を訴え、王も政に参加し王権を回復させてくれと訴える。それを聞き入れるウ王は、その代わりに王室への金の補充を要求する。

都堂。チョ・ミンスが、鉄嶺(チョルリョン)以北を遼東に帰属させ明の領有とするという皇帝の信書を読み上げる。この地は恭愍王の時代から30年も高麗に帰属している土地で、都堂の面々は怒るが、チェ将軍はこれに反応しない。イ将軍は、家別抄を動員して戦うべきと発言するが、チェ将軍は本件をポウン=チョン・モンジュに一任し、自分とイ将軍で王に随行して狩りに行くと言い出す。

都堂でのチェ将軍の言動から何か隠していると考えた三峰は、チェ将軍が花事団で誰に会ったかを探るために、ヨニ、バンジと作戦を練り花事団へ乗り込む。一時は作戦を見破られるも、3人の機転で団主チョヨンから有益な情報を得る。その情報とは、チェ将軍の密会相手が元の商人であること、筆談密会のために詳細は不明だが最後にチェ将軍がモンゴル語で「7日」と約束したこと、そして密会のお膳立てをしたのが批国寺のチョンニョン和尚だと、いうこと。

六龍チョンニョン和尚(ハン・サンジン扮)一方、兵部が監視しているはずのホン・インバン邸から荷車が運び出され、その後を尾行したプニの仲間チルボクが遺体となって発見された。三峰から調査を指示されたバンウォン、プニ、ムヒュルは、荷車を運んだのがマンボクというチンピラだと情報を得て、チンピラのたまり場へ乗り込む。そこで、荷物が金塊で渡した相手がチョンニョン和尚らしい人物だと判明し、和尚がチェ将軍の命を受けてインバンの財を使って何かを密輸したと考える。それが何なのかを確認するため3人は批国寺へ潜入。倉庫で弓の材料となる大量の水牛の角を発見する。しかし脱出の際、チョンニョン和尚に見つかり、3人は客人として別室に招き入れられる。
和尚は、チェ将軍の命を受けたことを認めるも、その働きに相当する対価を支払ってくれなかったことへの不満を口にし、イ将軍との取り引きを持ち掛け、チェ将軍が元の高官と交わした筆談の一言「鴨緑江(アムノッカン)」を教える。

洞窟で、「7日」と「鴨緑江」の2つの言葉からチェ将軍の狙いを推しはかろうとする三峰とバンウォン。バンウォンは、都堂で「鉄嶺以北の問題にチェ将軍が反応しなかった」ことと考えあわせ、あることをひらめく。三峰もまた、ナム・ウンから、2ヶ月も前に各地の官庁で徴収に備えた戸口調査が行われたという報告を聞き、バンウォンのひらめきと同じことを考える。

■見どころ
この作品はロマンスもしっかり描かれているが、決してドロドロ愛憎劇ではない。これに大いに貢献しているのがバンウォンの妻ミン・ダギョンの描かれ方だ。決してヒステリックに喚き散らさないタギョン。今回初めてタギョンとプニのツーショットが見られるのでお楽しみに。

今回はバンウォン、プニ、ムヒュルの3人組での行動が多い。その都度、ムヒュルはプニの大物ぶりに驚き、バンウォンのプニへの本気度を目の当たりにする。そんな二人の関係をムヒュルはどう思っているのか?ムヒュルの呟きをお聴き逃しなく。

ところで、流刑されるインギョムが見つけた秘密結社の印。これはインギョムが権力を握るきっかけとなった手紙にも記されていた印と同じ。これについては第2話みどころで詳しく説明している。

花事団で展開される三峰たちの作戦。今話最高のハラハラドキドキシーンだ。どんな作戦なのか?二重間者ヨニの身分を利用した三峰、バンジ、ヨニ3人の抜群のコンビネーションをお見逃しなく。

■豆知識
①開京の妻って?
朝鮮時代では儒教思想が“烈女”という生活態度を女性に強いた。これは二夫に仕えない、貞操観念の教え。だが、高麗時代はこうした思想がまだなく、再婚、離婚などもまま見られた。また一夫多妻制が法制化されていたために、側室ではなく複数の妻を娶ることもできた。
李成桂(イ・ソンゲ)にも2人の正室がいた。最初の妻は韓氏で、二人目の妻が今回登場した康氏だ。故郷にいる妻を“郷妻”と呼び、開京にいる妻は“開京妻”または“京妻”と呼んだ。李将軍の長男バンウが“開京母”と呼んだのはそのため。
今回、バンウォン夫妻が義母・カン氏夫人に挨拶するが、ここでの微妙な空気感をお見逃しなく。

②第32代王・禑王(ウ王)の父は?
今回、ウ王がチェ将軍の前で、「どうせ自分は僧侶シンドンの子供…」と自虐的なセリフを吐くが、これは当時実際にささやかれた話で、鄭道伝(チョン・ドジョン) はこれを口実に朝鮮建国の足掛かりとした。高麗(王氏)王朝系図をチェック。しよう。このあたりは「龍の涙」第2話~第4話「チョン・ドジョン」第33話~35話あたりでも詳しく描かれている。

そしてここで知り得た情報から、チェ将軍が何を企んでいるのか、想像してみよう!

DVD公式サイト
KNTV「六龍が飛ぶ」番組公式サイト
 2016.11.16スタート 月~金10:50-12:00 再放送
 2016.02.27-08.14  土・日 22:00-23:15 日本初放送

kandoratop【作品詳細】【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】



「六龍が飛ぶ」関連商品をamazonで探す