「ムショラン三ツ星」中村蒼&玉置玲央が語る“変化”と“食の力” 第1~3話一挙再放送も決定
6月6日に第3話を放送したNHK土曜ドラマ「ムショラン三ツ星」。主演の小池栄子が演じる管理栄養士・銀林葉子を中心に、刑務所の炊場を舞台にした異色のヒューマンドラマとして話題を集めている。そんな中、葉子のバディ的存在である刑務官・杉山賢二役の中村蒼と、受刑者・川口心平役の玉置玲央が作品への思いや今後の見どころを語った。さらに、第1話から第3話までの一挙再放送も決定した。
「ムショラン三ツ星」は、腕利きのイタリアンシェフだった主人公・銀林葉子(小池栄子)が、ある出来事をきっかけに刑務所の管理栄養士として働くことになり、受刑者や刑務官たちと“食”を通して向き合っていく“刑務所社会派コメディードラマ”。全5話構成で放送されている。➡【全話あらすじ・見どころ】
中村蒼「人は変われるか」が作品の大きなテーマ
中村が演じる杉山は、炊場担当の刑務官として受刑者たちの調理作業を管理する人物。ルールを重んじる真面目な性格で、型破りな葉子に振り回されながらも、次第に彼女の考え方に影響を受けていく役どころだ。
小池との共演について中村は、「初共演の相手には緊張してしまうタイプだが、小池さんは思ったことをストレートに話してくれるので自然とリラックスできた」と振り返る。葉子と杉山は価値観の違いから衝突する場面も多いが、受刑者たちと向き合う中で杉山自身にも変化が生まれていくという。
また、中村は作品のテーマについて「人は変われるのか、変われないのか」が大きな軸になっていると語る。「人は変われるかもしれない」という希望を持つことの大切さを実感したといい、その思いが視聴者にも伝わればうれしいとコメントしている。
玉置玲央が明かす川口の葛藤と成長
玉置が演じる川口心平は、過失致死罪で服役中の受刑者。炊場での仕事や葉子との交流を通じて、自らの罪と向き合っていく人物だ。
玉置は第4話以降について、「受刑者たちが自分たちの力だけで何かを成し遂げなければならない局面が訪れる」と説明。これまでとは違う成長した姿や、熱い一面を見せる杉山にも注目してほしいと呼びかけた。
さらに、第3話終盤で描かれた梅川の再逮捕にも言及。出所後も人生が思うようにいかない現実と、それを見守るしかない刑務官たちの無力感が今後どのように描かれるのかが見どころだという。
「ドーナツはボーナス」が伝えた“食べることの意味”
第3話のタイトルにもなったドーナツ作りのエピソードは、玉置にとっても印象深いシーンだったようだ。
撮影で実際に食べた揚げたてのドーナツについて、「受刑者にとって食べることは何よりの娯楽。食事の素晴らしさや命とのつながりを改めて感じた」と語る。ドラマ全体を通じて描かれる“食の力”を象徴する場面として、強く心に残ったという。
また、小池については「圧倒的なエネルギーを持った人」と表現。重い過去を抱える川口を演じる中で、葉子の明るさが炊場全体を照らしてくれる存在だったと明かしている。
川口の過去と家族への思いが明らかに
今後の物語では、川口がなぜ刑務所に入ることになったのか、その罪とどう向き合うのかが本格的に描かれる。玉置は特に「家族への思い」に注目してほしいと語り、第4話・第5話で川口の人物像がより深く掘り下げられることを示唆した。
第1~3話一挙再放送が決定
視聴者からの反響を受け、第1話から第3話までの一挙再放送も決定。6月17日未明(16日深夜)に放送される。第4話は6月13日の放送休止を挟み、6月20日に放送予定となっている。
“人は変われるのか”という普遍的なテーマを、刑務所の炊場と食事を通して描く「ムショラン三ツ星」。後半戦では受刑者たちそれぞれの過去や再生の物語が本格化し、ますます目が離せなくなりそうだ。
◇NHK「ムショラン三ツ星」