「六龍が飛ぶ」第49話あらすじと予告動画:バンウォン、虫を吐きだせ!バングァ・定宗は傀儡王?
バンウォンへの復讐を決意したバンジはヨニャンのところへ行き、バンウォンが三峰=チョン・ドジョンと同じ政策を推進するつもりで、ムミョンと共に進む気がないことを伝える!バンウォンの蛮行にムヒュルとプニはついに…KNTVで一挙放送中の「六龍が飛ぶ」明日23日(月)放送の第49話あらすじと見どころ、ドラマ視聴に役立つ豆知識などをご紹介、公式サイトで予告動画が公開されている。
ドラマの時代背景やタイトルの意味などを知りたい方は【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】で、キャストのインタビューなどと一緒にまとめてご紹介しているので参考にどうぞ。
■キャスト(子役)⇒相関図KNTV
イ・ソンゲ=太祖役:チョン・ホジン
チョン・ドジョン=三峰/サンボン役:キム・ミョンミン
イ・バンウォン=靖安大君役:ユ・アイン(ナム・ダルム)
イ・バンジ=タンセ役:ピョン・ヨハン(ユン・チャンヨン)
プニ役:シン・セギョン(イ・レ)
ムヒュル役:ユン・ギュンサン(ペク・スンファン)
ヨニ役:チョン・ユミ(パク・シウン)
■第49話あらすじ
政策面においてバンウォンが三峰=チョン・ドジョンと何も変わらないと証明するためにバンジは、“民本”の連判状にそのヒントを探す。そして、バンウォンの側近となったイ・シンジョクの名があるのを確認すると…。
一方、バンウォンはムミョンを解体のために3つの基盤である「王宮に仕える組織」「仏教組織」「商人たちと商団」を潰さなければならないと、ハ・リュンに話す。
バンガンは、バンウォンの部下だけを一等功臣にした王・定宗(バングァ)に不満をぶちまける。そして、部下の進言で自分の組織を造るために批国寺のチョンニョン和尚を訪ねる。
その頃、腹心たちと会合するバンウォンは、チョン・ドグァンが消息不明で、泮村の住人を尋問していると聞き、行首だけには手を出すなと厳命する。
プニはかつての同志でもあるイ・シンジョクを訪ね、泮村の人たちを助けてくれと頼むが、聞き入れられない。ムヒュルからも諦めるように言われてしまう。ところが祖母ミョサンが住人たちから酷い目にあいながらもみんなを助けてほしいと切望され、ムヒュルは泮村の人たちを助けてほしいと、バンウォンに訴える。バンウォンは巡軍府に処理を任せていると取り合わない。どんどん残酷に人を殺していくバンウォンを見て、ムヒュルは故郷に帰りたいと伝えるが、聞き入れてもらえない。
イ・シンジョクを密かに訪ねるバンジは、バンウォンが三峰の政策を引き継ぐつもりではないかと尋ねる。その通りだと認めるシンジョクは、ハ・リュンから預かった「仏教改革」の草案を見せる。バンジによってこの草案がムミョンに渡り、ヨニャンはバンウォンを斬り捨てることを決意する。
泮村では幼い少年までが拷問の末に命を落とし、泮村の人びとの怒りは頂点に達し、またミョサンを襲う。戻ったムヒュルが仕返しに行こうとするがミョサンが止める。そこにバンウォンが贈り物を持ってやってくる。ムヒュルは、バンウォンに仕えることにしたのは人々を笑顔にする政治をしてくれるから。今、誰が笑っているかといい、もう一度ここを去りたいと。気が変わる前に自分から去れと答えるバンウォン。
肩を落として立ち去ろうとするバンウォンに追い打ちをかけたのはプニ。プニもまた村人とここを去りたいと。二人だけに通じる「虫を吐きだせ」を口にしてもプニの目は冷たい。どんなに言葉を尽くしてもプニの決心は変わらないと悟ったバンウォンは、村人を釈放してプニを手放すことに。
ムヒュルが都落ちすることを知り、いよいよバンウォン殺害に動くムミョン。宴会でバンウォンを殺害し、バンジが復讐したことにすると決めるヨニャン。この決定に、バンジが息子だとまだ気づいていないようだとほっとする六山は、無味無臭の毒薬をヨニャンに渡す。
会合の後、ヨニャンは騒動に紛れて六山も殺害するようキル・ソンミに密命を下す。そしてバンジには、復讐の後、プニのもとに戻れば妹に危険が及ぶから自分と一緒に国外に出ようと誘う。だが、バンジはこれをきっぱり断る。
その夜バンウォンは、イ・シンジョクに泮村の者たちを北方の労役場へ収容することにしてこっそり釈放するように命じる。そこにバンウォンとプニが別れの挨拶にやって来るが…。
泮村に戻ったプニをチョク・サグァンが身分を隠したまま挨拶に来る。玉氏と子供が死んだことを伝えるプニに、ウノも死んだと返すサグァン。一緒にここを離れようというプニの言葉に感謝しながらも、気になる言葉を残して立ち去る。
渡し場に送られてきた泮村の人びとは、プニをみて釈放されたことを知りプニに感謝する。サグァンが来るかもしれないと待っていたプニは、彼女が武器庫の主人を知りたがっていたこと、彼女からの感謝の手紙に谷山の出身だと記してあったことから、彼女がチョク・サグァンで、バンウォンの命を狙っていると察し、危機を知らせに走る。
そのころ、バンウォンはムミョンの招待に応じてハ・リュンと共に宴会場にいた。いよいよ毒酒に口を付けようとしたとき、プニが駆けつける。その場に母ヨニャンがいることに一瞬たじろぐも、気を取り直してバンウォンに二人だけが分かる合図の言葉を口にする。
一方、どうしても最後の挨拶をしたいと、ムヒュルもバンウォンのもとへ駆ける。だがその途中、大勢の剣士たちが谷山剣法で殺害されているのを目撃し、バンウォンの窮地を察する。
■見どころ
泮村の行首とはプニの事。腹心たちとの会合の中でも、変わらずプニ愛炸裂のバンウォンだが、プニ以外に対しては容赦ない。そんなバンウォンに、辞めて故郷に帰りたいとムヒュルが言った時、バンウォンはどう答えるのか?
バンウォンにとって弱り目に祟り目。ムヒュルに続いてプニまでが自分から離れると言い出した。何が何でもプニを引き留めたいバンウォンはなんといってプニを止めようとするのか?バンウォンがプニを手放す決心をしたのは、ありえない申し出をプニが受けたため。さあ、バンウォンは何を言い出し、プニはどう答えるのか?
過去の回想シーンが、「そうはならない」といいはった人物に変わってしまったバンウォン。引き返せない今を誰よりも後悔しているのはバンウォン自身かもしれない。それにしても、バンウォンの少年時代にそれを見抜いていたホン・インバンの眼力にはただただ驚くばかりだ。
さて、バンウォンの危機を察したプニがどんな言葉で危険を知らせるのか?バンウォンはその言葉の意味を察することができるのか?
人を殺めるのが辛いと言っていたチョク・サグァンがついに登場。二刀流でメッタ斬りする華麗な谷山剣法は、まるで舞っているようだ。演じた女優ハン・イェリ紹介はこちら。
また、このところ悩んでばかりだったムヒュルが今話ラストで最高にカッコよく登場するのでこちらも見逃しなく。
いよいよ、次回はラスト!復讐が復讐を呼んだ結末は?
■豆知識
①定宗(チョンジョ)は傀儡王?(?-1404年没)
芳果(バングァ)は実在の人物で父・太祖(李成桂)と母・神懿王后・韓氏の次男。1398年8月25日の第一次王子の乱に参加して芳遠(バンウォン)を補佐、芳遠の勧めで世子に。その後、太祖が退位し、1398年10月14日王位に就いた。だが、権力は芳遠の手にあり、定宗は娯楽に溺れて芳遠の操り人形、つまり傀儡王に過ぎなかった。だが、これは彼なりの保身策のようでそのおかげで定宗は芳遠と良好な兄弟関係を維持することができた。
その後、「第二次王子の乱」の後、芳遠が世子になり、1400年11月定宗が芳遠に譲位し上王となった。上王になってからは悠々自適に暮らし、62歳でこの世を去った。劇中、定宗には子供がいないとされていたが、実際の定宗も正妃との間には子供に恵まれず、9人の後宮(側室)との間に十七男八女を得た。
定宗については【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】でもっと詳しく紹介するのでお楽しみに。
(参考:朝鮮王朝実録 【改訂版】「第2代 定宗実録」より)
◇DVD公式サイト
◇KNTV「六龍が飛ぶ」番組公式サイト
2016.11.16スタート 月~金10:50-12:00 再放送
2016.02.27-08.14 土・日 22:00-23:15 日本初放送
【作品詳細】【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】
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