ソン・スンホン本格登場!「師任堂(サイムダン)、色の日記」(第5‐8話)あらすじと3つの見どころ
1枚の絵のために人生を狂わせてしまった現代のソ・ジユン(イ・ヨンエ)と500年前のシン・サイムダン(イ・ヨンエ2役)…「師任堂(サイムダン)、色の日記」<完全版>第5話からは初の本格時代劇初主演となるソン・スンホンが本格登場!第5話~8話のざっくりあらすじと見どころをご紹介!作品公式サイトおよびスペシャルサイトで日本版予告動画が公開されている。
【「師任堂(サイムダン)」を2倍楽しむ】では、実在の人物紹介や時代背景などを紹介していくので視聴の参考にどうぞ。
■<完全版>第5話~第8話 あらすじ
現代のジユンとシンクロしたように500年前のサイムダンも夫の詐欺被害で都の家を追い出される。第5話から8話では、離れ離れになったサイムダンとギョムが、20年後に都・漢陽で運命の再会を果たすまでを描く。
<現代>
ジユン(イ・ヨンエ)は義母(キム・ヘスク)に大学をクビになったことが言い出せず、運転代行で生活費を稼ぐ。イタリアでみつけたサイムダンの日記を寿進坊日記と名付け、親友で文化財復元センター勤務のコ・へジョン(パク・ジュンミョン)と後輩ハン・サンヒョン(ヤン・セジョン)の協力を得て解読にあたっていた。日記の中からジユンが好きな16世紀のイギリスの詩人が詠んだ告別辞という詩が見つかるが、紙は日記と同年代だが、文字はハングルだったことを不審に思う。そんな中、ミン教授(チェ・ジョンハク)はジユンを警戒して弟子たちに尾行させる。
一方、夫ミンソク(イ・ヘヨン)は自分を陥れた証拠を突き止めるため、ソン・ギャラリーに忍び込み、倒産がソンジングループに株価を操作されたせいだったと知る。グループの裏金の出どころはソン・ギャラリー。「金剛山図」を担保に不正融資を受け、その資金を使ったのだ。ミンソクからこれを聞いたジユンは、贋作で不正融資を受けたことが分かればギャラリーやグループの闇を暴くことができ、ミンソクの会社も被害を受けた個人投資家も救えると確信する。しかし、ミンソクはジユンに被害が及ばないように離婚を申し出る。
<500年前>
自分の知らない間にサイムダン(イ・ヨンエ)が他の男と婚礼を挙げたことを知ったギョム(ソン・スンホン)は失意の果てに放浪の旅へ。
20年後、サイムダン一家は漢陽へと引っ越すことになり、壁に隠していた「金剛山図」をギョムに返すが、下男を通して突き返されてしまう。サイムダンへの思いを断ち切れないギョムは自身の婚礼をぶち壊して漢陽へ。都についたサイムダンは夫イ・ウォンス(ユン・ダフン)が詐欺に遭って家を追い出されあばら家で住むはめに。自分を捨てたサイムダンのみじめな暮らしぶりを目の当たりにしたギョムは、サイムダンに会って怒りをぶつけるが、逆にギョムの落ちぶれぶりを指摘されてしまう。この言葉にギョムは立ち直る。ギョムの絵は評判となり、中宗から芸術振興を任される。ギョムは、寿進坊の屋敷を「比翼堂」と名付け芸術家たちの殿堂とする。
サイムダンは都でチヒョン(チェ・チョロ)を見かけ恐ろしい過去を思い出す。そして、「ミン・チヒョンに気を付けるよう」匿名でギョムに手紙を送る。中宗からもチヒョンの悪事を暴くよう密命を受けていたギョムは彼が営む紙問屋を探る。
チヒョンは死産で子を失い、妻が妊娠できない体になっていた。そんなチヒョンの子を2人も生んだのはフィウムダン(オ・ユナ)。20年前サイムダンと共にチヒョンの残忍ぶりを目撃したソクスンだった。
そんな中、貧しさ故に学堂に通えないサイムダンの次男ヒョルリョンの才能を惜しんだペク講師がサイムダンを訪ねる。だがチヒョンの妻となったフィウムダン率いる学堂の保護者会「姉母会」は、ペク講師のそんな行動に敵意を露わにする。
一方、ギョムは放浪中に親しくしていた山賊の頭領イム・コッチョンにチヒョンを探らせ、チヒョンもまたギョムを警戒し彼の過去を探らせる。
■見どころ①朝鮮版ギャッツビー、ソン・スンホン
「Dr.JIN」は時代劇だがソン・スンホンが扮したジン・ヒョクは朝鮮時代にタイムスリップした現代人。本作は、ソン・スンホンにとっての初の本格時代劇となる。
演じたイ・ギョムは、眉目秀麗、才能豊か、家柄も良い上に20年間初恋の人を忘れることができず、サイムダンに純愛を捧げる役。そんなギョムは「朝鮮版ギャッツビー」とも呼ばれ、早くも女性視聴者を胸キュンさせている。
2016年のファンミーティングでスンホンは「僕の役は芸術家。時には政治色を出したり、剣術も巧く見せたりと。冗談半分、本気半分にイ・ギョムってできないことはないんでは?」と評している。(詳しくは2016/5/1ナビコン再現レポで)
一方で、ギョムは放浪時代に山賊の親分をも弟分にしている。この山賊こそは有名な義賊イム・コッチョン(林巨正)。林巨正は、「快刀ホン・ギルドン」主人公のホン・ギルドン(洪吉童)、チャン・ギルサン(張吉山)と共に朝鮮王朝時代に実在したといわれる三大義賊の一人。
スンホンは、過去のインタビューで「自分自身を完全に崩す、悪役、サイコパス、殺人犯などの役を演じたことがない。…今後、そんな役にぜひ挑戦してみたい」とも言っていた。(出典:mydaily 2012年08月13日より)
やさぐれ部分もあるこのイ・ギョム役を存分に楽しんで演じているようだ。
■見どころ②現代と500年前のリフォーム
現代も過去もイ・ヨンエ演じるヒロインは、夫のために家を追い出される。同時進行のシンクロした物語に、2本分のドラマを観たお得感もある本作。
第5話では、ジユンとサイムダンがそれぞれリフォームするシーンが描かれる。短いシーンだが、芸術に造詣の深い二人の現代と500年前のリフォームぶりをお見逃しなく。
リフォームは住まいだけでない。サイムダンは、引越挨拶の餅にも花で美しく飾りつけ。子どもたちはこの花餅をどこに届けるのか?気になる方はこちらの最後の■に答えがあるのでチェックをどうぞ。
■見どころ③500年前のエリート教育事情
サイムダンの次男、ヒョルリョンが憧れる中部学堂は、漢陽の東・西・南・中部の4か所にあった官立の中等教育機関"四部学堂"のひとつ。原則的に入学資格はなく8歳から庶民でも入学できる。成績優秀者は成均館へ進むことができる。成均館は「トキメキ☆成均館スキャンダル」「六龍が飛ぶ」など多くのドラマに登場する、現代の最高学府である名門大学のようなもの。成均館に入学して科挙の大科に合格して官僚の道を歩むのが当時のエリートの進む道。(科挙についてはこちらの■豆知識で解説)
実在した申師任堂は7人の子供を持つ教育熱心な母として伝わっているが、ドラマでは子供の数は4人。三男で後に朝鮮時代最高の儒学者で政治家と言われた李珥、栗谷(ユルゴク)が、劇中の次男ヒョルリョンとして描かれているようだ。実在した申師任堂については【「サイムダン」を2倍楽しむ】の「ヒロインは親子二代のお札の人物!実在の師任堂を徹底紹介! 」で詳しく紹介している。
ドラマのサイムダンは、貧しい暮らしの中でも人としてのしつけ、身体全体に感じ取る感性などを育てようとしている。一方でライバルとなるフィウムダンは、将来の高級官僚になるために受験対策最重視。今回紹介した回では、そんな二人の教育ママの教育方針が、日常の生活の中でさりげなく描かれている。今後は息子たちによるヒョルリョンvsジギュンの熾烈な勉強対決も始まるのでお楽しみに。
当時の教育事情は公式サイト「四部学堂から成均館へ~高級官僚への道~」で詳しく解説されている。
「師任堂(サイムダン)、色の日記」は、韓国KBSおよびKNTVで好評放送中。次のパートのあらすじと見どころ紹介をお楽しみに。
【「師任堂」を2倍楽しむ】では、他にも時代背景や実在の人物、キャストの魅力、豆知識などを紹介していくので、視聴の参考にどうぞ。
◇日本公式サイト
◇KNTV「師任堂(サイムダン)、色の日記」<完全版>番組公式サイト
◇「師任堂(サイムダン)、色の日記」スペシャルサイト
【作品詳細】【「師任堂」を2倍楽しむ】
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