ジョン・ヨンファ、ドン・キホーテのテイで都入り?「三銃士」第1話あらすじと見どころ!予告動画

2016年09月03日17時00分ドラマ

史劇らしい重厚なオープニングから、まるで現代ドラマのようなコメディ感も満載のジョン・ヨンファ主演の時代劇「三銃士」(全12話)第1話「出会い」あらすじと見どころを紹介!Youtubeにてに予告動画が公開されている。

【「三銃士」を2倍楽しむ】では、時代背景や豆知識、放送にあわせて各話のあらすじと見どころを紹介している。
また、「あらすじ」を読んでから視聴されても楽しめるように配慮しておりますが、詳しいあらすじを知りたくない方は、「見どころ」と「豆知識」だけご覧になって、「あらすじ」は視聴後の確認用にどうぞ。

■キャスト
パク・ダルヒャン役:ジョン・ヨンファ(CNBLUE)
ソヒョン世子役:イ・ジヌク
ホ・スンポ役:ヤン・ドングン
アン・ミンソ役:チョン・ヘイン
ユンソ 役:ソ・ヒョンジン
ミリョン役:ユ・イニョン
パンチョ役:イキョン
仁祖(インジョ)役:キム・ミョンス他

■第1話「出会い」
正祖4(1780)年、使節団の一員として燕京を訪れたパク・ジウォンは紫禁城の広大な書庫を見学中に偶然「パク・ダルヒャン回顧録」という書を発見する。100年以上前にダルヒャンという人物による回顧録だったが、その衝撃的な内容や当時の武官に該当する人物がなかったことから、ジウォンの友人は小説だと決めつけるが…。

仁祖14(1636)年。地方出身の22歳の若者パク・ダルヒャンは、朝廷の武官になることを目指し、科挙を受けるために長い道のりを年老いた馬に乗って都へやってきた。合格したら、都に住む5年前の初恋の女性と結婚することを夢見て…。ところが、試験前夜、同室の優秀な受験者が襲撃される事件が起きた。逃走した犯人を追いかけたダルヒャンは、通りすがりの3人組に協力を求めて、無事に事件は解決した。名前を聞くダルヒャンにリーダーらしき男が「三銃士」と名乗る。

三銃士の正体は時の王、仁祖の長男ソヒョン世子と護衛官のスンポとミンソ。世子は、明の使者からこっそり明の情報を得ていた。ダルヒャンの忘れた手紙を見たスンポは、三銃士の名前でダルヒャンを呼び出し、世子と2人にする。
世子は、身分を明かさないままその手紙の内容が謀反にあたると詰問し、科挙に主席合格して潔白を晴らせと迫る。一度は科挙を受けるのを諦めようとしたダルヒャンだったが、主席合格を決心。そして、科挙の日…。

三銃士■第1話見どころ
重々しいオープニングから始まる第1話は韓ドラでおなじみの「イ・サン」の正祖の治世から始まる。ここで見つかった書物が本編の物語をひも解くことになる。(【「三銃士」を2倍楽しむ】に、時代背景や年表があるので参考にどうぞ)

韓国版「三銃士」は、同名小説をモチーフに、時代を17世紀の朝鮮王朝第16代王の仁祖の治世に変えて、ダルヒャンと仲間たちとの活躍・友情・恋を描く。物語は小説とは異なるが、主人公(ダルヒャン)が田舎者だったり、紹介状(手紙)や、主人公の道ならぬ恋を描いたりと、小説ファンもクスリと笑わせる仕掛けがあちらこちらにちりばめられている。
極めつけは、主人公の描き方。小説原作者アレクサンドル・デュマ・ペールは、主人公に描いた熱血漢ダルタニアンを“18歳のドン・キホーテ”と揶揄しているが、ジョン・ヨンファが老馬にまたがって都を目指すシーンは、老馬のロシナンテと共に世の不正を正す旅に出た『ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ』(スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスの小説)そのもの。
ちなみに、ヨンファふんするダルヒャンが都を目指すのに、大ホラ吹きの父が用意した馬は主人公と同じ年の22歳。馬年齢から考えると80歳過ぎの老馬だ。この老馬相手のヨンファの演技がまた可笑しい。

とにかく、重厚なオープニングからダルヒャンが登場する本編に移ると、まるで現代ドラマのようなコミカルな展開の続出。第1話にして、メインキャストとなるソヒョン世子(イ・ジヌク)、スンポ(ヤン・ドングン)、ミンソ(チョン・ヘイン)も登場させて、4人の人となりを手際よく視聴者に教えてくれる。しかも、4人のアクションやダルヒャンの喜怒哀楽がたっぷり描かれ、ヨンファ ファン垂涎の名シーンが満載。ソヒョン世子のドSキャラも登場するので、イ・ジヌクのファンも見逃せない。

物語としての注目は“手紙”。護衛官スンポにいたずら心を働かせたその手紙には何が書いてあるのか?ダルヒャンはなぜ、泣き出してしまったのか?明日の放送で確認しよう。

■豆知識
▼紫禁城▼
「蒼穹の昴」「宮廷の泪・山河の恋」などにも登場する“紫禁城”は、燕京(中華人民共和国の首都・北京)にある、明代から清王朝まで引き継がれた皇宮。「北京と瀋陽の明・清王朝皇宮」としてユネスコの世界遺産にもなっている。現在は建物自体も明と清の歴史を伝える故宮博物院の文物の一つとして一般開放されている。

▼科挙▼
科挙は6世紀末の中国・隋に始まった人材登用試験制度。科目別に選抜(選挙)することから科挙と呼ぶ。朝鮮でこの科挙制度を導入したのは、前王朝である高麗王朝第4代王の光宗。君主に対する忠誠心を本文とする儒教思想を持った人材を起用することで、王の支配を全国に行き届かせようと狙ってこの制度を導入した。科挙制度の定着によって高麗は、官僚国家として発展していったが、官僚の地位も世襲化し、門閥が形成され、権力争いが起こるようになり、朝鮮王朝に至っても変わらない。王朝末期の19世紀には科挙試験場は完全に混乱。特に地方で実施さ​​れる初試は200~300両で合格が決まり、第26代王・高宗の治世(1877年)には義州の官吏が自分の息子をトップで合格させるために10万両という巨額を使ったという話も残っている。

高麗王朝第4代王の光宗を主人公にしたドラマに「光宗大王」「輝くか、狂うか」がある。光宗の偉業についてはコチラでまとめている。

Youtube【公式】「三銃士」予告編

kandoratop【作品詳細】【「三銃士」を2倍楽しむ】

※2016年9月4日(日)~11月12日(日)までNHKBSプレミアムにて放送時の紹介記事です。
※2018年9月現在、Huluで配信中⇒Huluで今すぐ視聴!今なら2週間無料視聴実施中!