ヤマハ、画期的PU搭載のエレキ・ナイロンギター「NXシリーズ」発売!フラッシュ・ムービーで各モデルをチェック

2009年07月16日21時34分商品・CM
ヤマハ エレクトリックナイロンストリングスギター
『NCX2000R』

ヤマハ株式会社は、ナイロン弦の音色を忠実に拾う新開発ピックアップシステムを搭載したヤマハ エレクトリック ナイロンストリングス ギター『NXシリーズ』の2タイプ9モデルを、8月21日(金)から発売する。

また、ヤマハはこの発売に先駆けて各モデルの詳細をフラッシュ・ムービーで紹介する特設サイト「Yamaha NX Special Site」をオープン。プロ・アマ問わず各モデルの特徴を正確に比較検討できるものとした。

今回、発売が発表されたヤマハ エレクトリック ナイロンストリングス ギター『NXシリーズ』の特徴は、何と言っても新開発のピックアップシステム(以下、PU)『Acoustic Resonance Transducer(A.R.T.:アコースティック レゾナンス トランスデューサー)』(以下、A.R.T)にある。A.R.Tが従来型のPUシステムに比べて優れている点は簡潔に言って下記の3点となる。


1.ギターのボディ(胴部)の振動を拾う
2.ハウリングの低減とプレイスタイルの自由度
3.高音域用と低音域用のピックアップの計2系統

まず、1.についてだが、このPUはボディの“鳴り”を拾うものだ。エレキ/エレアコのPUでは、磁石を用いて金属弦の振動を電気的に増幅させるが、ナイロンギターにおいてはマグネティックPUでの音源増幅は狙えない。だからナイロンギターではボディの振動を拾う必要があるのだが、A.R.Tは独自の積層構造とセッティングとの組み合わせによって、ギターのボディ(胴部)の振動を拾い、ナチュラルなサウンドを逃さない。ボディ設計とあわせ、トータルバランスを考えて設計されたPUならではの高い再現性はA.R.Tの大きな魅力だ。

そして、2.について。ハウリング(スピーカー音を拾うことの発振で異音が発生すること)を抑えつつナチュラルなサウンドの出力を可能にしたA.R.Tは、ナイロン弦ならではの暖かみのある音色や豊かな中音域を忠実にアウトプットする。またギターの「箱鳴り」もピックアップできる構造であることは大きな美点で、弦の演奏のみならず、ボディをパーカッションのように叩く演奏も、そのボディ音を自然に得られる。これはアドリブ飛び出すライブでは心強い特性だ。プレイスタイルの自由度が高い。

3.について。 A.R.Tは高音域用と低音域用のピックアップの計2系統で音を拾う。担当する音域を分けることで、より幅広いレンジを豊かに拾う。またA.R.Tは、必要に応じてボディ全体が大きく響く、いわゆる「箱鳴り」の感じを出したい場合は低音域の音を、煌びやかな倍音を加えたい時は高音域の音を、それぞれのピックアップから適宜付加して、好みのサウンドを作り出して行くことができます。ライブでは会場の特性に合わせて、またレコーディングではアレンジに合わせて、より好みのサウンドを狙って調整できるのだ。

このPUシステム搭載のほか、アコースティックギターの音質を左右するボディ素材には、全モデルで表板に単板を採用。フラッグシップモデルの『NCX2000R/FM』では、20~30年以上弾き込んだような熟成された温かみのあるサウンドが得られるというヤマハ独自の木材改質技術「A.R.E.(アコースティック・レゾナンス・エンハンスメント)」を施した国内産えぞ松単板を採用するなど、プレイヤーからすれば総合的に見て、非常に魅力的なエレクトリック ナイロンストリングス ギターとなっている。各モデルの詳細を紹介する特設サイト「Yamaha NX Special Site」では、デザインはもとより、各ギターの素材からEQの特徴まで記されているほか、価格まで記載されているので、楽器店に出かけていったように具体的な比較検討が可能だ。

YAMAHA NXシリーズ スペシャルサイト