ソニー、2010年から3D映像体験を家庭に持ち込む、YouTubeでも告知映像を公開
ソニーは、ドイツ・ベルリンで9月2日(現地時間)に開催した記者会見で、2010年から3Dによる新たな映像体験を家庭に届ける旨の発表を行った。
家庭における3Dエンタテインメント視聴の中心となる3D対応の液晶テレビ「ブラビア」は、フレームシーケンシャル表示方式とアクティブシャッター方式メガネを採用し、同社独自の4倍速動画表示技術を応用して、フルHDの高画質な3D映像表示を実現する。
フレームシーケンシャル方式は、右目・左目用の映像を交互に表示する方式。映像に同期して、レンズ部に相当する液晶シャッターを交互に開閉するアクティブシャッター方式メガネを着用することで、3D映像の視聴が可能になる。
また、ブラビアに加え、ブルーレイディスク対応機器、パーソナルコンピューター「VAIO」、「プレイステーション3」などのハードウェアの3D対応についても開発を進め、3D映画や3D立体視ゲームなど、豊富なコンテンツを家庭で楽しめるように取り組んでいく。
3D映画作品の増加を受け、全世界の3D上映対応スクリーンは2009年末時点で7000に達すると見込まれている。拡大する映画館の3D上映に対して、同社は撮影・制作から上映に至るまで幅広い機器をそろえて業界の立ち上げを支援してきた。今後も、映画に加え、演劇・コンサート・スポーツなど新たな3Dコンテンツの制作や上映を支える機器を普及させていくという。
YouTubeの「ソニー公式動画チャンネル」では、「2010年、ソニーが家庭に届ける3Dエンタテインメント」と題した動画が公開され、これらの内容を映像で見ることができる。
YouTube「2010年、ソニーが家庭に届ける3Dエンターテインメント」