F1のオフィシャルサイトが「ベルギーGP」の映像を公開

2009年09月04日12時00分スポーツ
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F1のオフィシャルサイトが、第12戦「ベルギーGP」の映像を公開した。この映像は、2分30秒ほどにダイジェストされたものだが、オーバーテイクシーン、アクシデントシーン、歓喜の優勝シーンなど、レースのハイライトとなる映像がふんだんに盛り込まれたものになっており、手軽にレースを振り返るにはうってつけだ。
ベルギーGPは、F1の中でも人気の高いスパ・フランコルシャンでのレースで、オールージュへ飛び込む車載映像やその空撮映像はファンならずとも嬉しい限り。レース序盤でクラッシュしたジェンソン・バトンとルイス・ハミルトンのツーショットも、なんとも言えない哀愁が漂っている。オンボード映像は、フォース・インディアのジャンカルロ・フィジケラ。
予選は、そのフィジケラがフォース・インディアに初のポールポジションをもたらす快挙を達成した。2位がトヨタのヤルノ・トゥルーリ、3位がBMWザウバーのニック・ハイドフェルドと、新鮮な顔ぶれが並んだ。
ブラウンGPは、ルーベンス・バリチェロが4位、バトンが14位。マクラーレン・メルセデスは、ハミルトンが12位、ヘイキ・コバライネンが15位。フェラーリは、キミ・ライコネンが6位、ルカ・バドエルはまたも最下位に沈んだ。ウィリアムズ・トヨタの中嶋一貴は18位。
決勝は、絶好のコンディションとなり、フィジケラが好スタートからトップを守ったものの、6コーナーでバトンが追突されクラッシュ。ハミルトン、トロロッソのハイミ・アルグエルスアリ、ルノーのロメイン・グロージャンもここでリタイアとなってしまう。
セーフティカーが入り、レースは5周目から再開。ライコネンがスタート直後にフィジケラを交わし、そのままトップに立ってリードを保つ。2台は、終盤になっても1秒差前後の緊迫した戦いを繰り広げたが、ライコネンがそのまま逃げ切り、フェラーリに今シーズン初優勝をもたらした。
2位にはフィジケラがフォース・インディア初の表彰台をプレゼントし、3位はレッドブルのセバスチャン・ベッテル。トヨタは、ティモ・グロックが10位、ヤルノ・トゥルーリがリタイヤ。中嶋一貴は13位に終わった。
第13戦は、9月13日の「イタリアGP」。

F1第12戦・ベルギーGPの映像