「健康で文化的な最低限度の生活」えみる(吉岡里帆)の一言で壊れた家族の絆は修復できるのか!?第3話予告動画

2018年07月30日09時00分ドラマ
©フジテレビ

えみる(吉岡里帆)が担当する日下部家、息子・欣也(吉村界人)の無申告のアルバイトで60万円全額徴収!それを機にグレてしまった欣也を心配する妹リナ(瑞城さくら)はえみるに助けを求めるのだが…フジテレビ31日(火)夜9時より「健康で文化的な最低限度の生活」第3話を放送!予告動画は番組公式サイトで配信。

生活保護受給の条件がいろいろ大変だということは表面的に知っていたが、第2話を見て、無申告でアルバイトしてしまった人から全額徴収(没収ではなく、返して貰うので徴収)するという厳しい制度があることを初めて知った。

「バカで貧乏な人間は夢見んなってことかよ!」と怒る欣也(吉村界人)の気持ちが痛いほど伝わる。たとえ相手が高校生とはいえ、申告せずにバイトしてしまうと、稼いだお金が「不正受給」になるとは、本当に厳しい。

法律だから、制度だから仕方がないのだが、「人の情」とのはざまに苦しむえみる(吉岡里帆)に、多くの視聴者が感情移入してしまったのではないだろうか。えみるを演じる吉岡里帆はここ数年で、本当に演技力がアップしている。「まだ、主役には早いのでは?」という意見も一部ではあるようだが、吉岡里帆のガッツが伝わるドラマ「ケンカツ」に期待したい。

■前回(第2話)ネタバレあらすじ
えみる(吉岡里帆)が担当する日下部家は、母・聡美(江口のりこ)を筆頭に要介護の父、長男・欣也(吉村界人)長女リナ(瑞城さくら)の4人家族だった。そんな中、聡美が偶然見たリナのSNSに、小遣いではいけないようなおしゃれなスイーツ店やはやりのカフェでの写真をたくさん見つけてしまう。

聡美は欣也に、リナが怪しいバイトなどをしているのではないかと心配するが、本当は欣也がリナに内緒で小遣いを与えていた。

一方、役所ではえみるをはじめ新人ケースワーカーたちは京極(田中圭)から生活保護の不正受給について説明を受ける。生活保護を受給していながら、収入申告を怠っている人がいる…その不正世帯リストの中に、日下部欣也の名前があった。

どうやら欣也は役所に申告せずにバイトをしているらしい。生活保護受給者は、バイトで収入を得る場合、役所に申告しなければならない。無申告で収入を得ると「不正受給」となり、稼いだ収入全額徴収されてしまう。

えみるは聡美にそのことを伝える。聡美は欣也がバイトをしているとは知らなかった。「欣也も申告しなければいけないなんて知らなかったはず。何とか全額徴収にならないようにしてほしい」とえみるに懇願。

生活保護法第63条を適用すれば返還額の一部が免除される。えみるは軽々しく「なんとかします」と安請け合いしてしまうのだが、京極のみならず、半田(井浦新)からも63条に適用しない、全額徴収を避けることはできないと言われてしまう。

えみるは、欣也がバイトをしてお金をためて音楽活動を行っていることを知っていた。聡美からは、音楽をやるようになって荒れた生活もまともになった、いい友だちができたと聞かされていた。だからこそ、何とかしてあげたいと思っているのだが、今回ばかりはどうしようもない。

欣也は約1年、無申告でアルバイトをしていた。その額、ざっと60万円。その全額を徴収しなければならないと日下部親子に伝えるえみる。欣也はギターやCD、スピーカーなどに大金をつぎ込んでいた。それを知って怒った聡美に「バカで貧乏な人間は夢見んなってことかよ!」と欣也は怒って大切なギターをたたき壊した。

■第3話あらすじ
ギターをたたき壊してから家に帰っていないという欣也(吉村界人)。京極(田中圭)は自分の使ってないギターを欣也にと、えみる(吉岡里帆)に託す。喜ぶえみるに「それとこれとは話が別」と改めて全額徴収するよう命じられる。

ギターを持って早速えみるは日下部家を訪ねるのだが、聡美(江口のりこ)からは「60万円返すのに音楽やってる場合じゃない」と険悪なムードに。そんな中、妹のリナ(瑞城さくら)がえみるのもとを訪ね、苦しい胸のうちを打ち明けるのだが…。

フジテレビ7月31日(火)夜9時より「健康で文化的な最低限度の生活」第3話を放送。原作:柏木ハルコ『健康で文化的な最低限度の生活』(小学館)。出演:吉岡里帆/井浦新/川栄李奈/山田裕貴/小園凌央/水上京香/内場勝則/徳永えり/田中圭/遠藤憲一ほか。

番組公式Twitterアカウントは「@kbss_ktv」。番組公式Instagramアカウントは「kbss_ktv」。第3話予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

フジテレビ「健康で文化的な最低限度の生活」番組公式サイト

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