「広開土太王」第56-60話あらすじと見どころ、高句麗の位置は?:海上の戦い~海上の戦い!BS-TBS

2018年12月20日13時50分ドラマ
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ついに関弥城を巡る高句麗と百済の戦いが始まる!今回の戦いで両国とも多大な被害をこうむり、特に、高句麗側は、大事な人物を失うことになる…BS-TBSで放送中のイ・テゴン主演「広開土太王」明日12月21日(金)第56話~60話のあらすじと見どころをご紹介、Youtubeにて予告動画が公開されている。

【「広開土太王」を2倍楽しむ】では各話の詳しいあらすじと見どころ・豆知識、半島の地図や時代背景などをまとめて紹介している。

■キャスト
タムドク役/イ・テゴン…「神様、お願い」「淵蓋蘇文 ヨンゲソムン」
コウン役/キム・スンス…「朱蒙〔チュモン〕」「ガラスの城」
慕容宝(ぼようほう)役/イム・ホ…「大祚榮 テジョヨン」「善徳女王」
トヨン役/オ・ジウン…「怪しい三兄弟」「笑ってトンヘ 」
ヨンサルタ役/ホン・ギョンイン…「善徳女王」「プランダン 不汗党」
ヤギョン役/イ・イネ…「千秋太后[チョンチュテフ]」「ファン・ジニ」
ソルチ役/キム・ジョンファ…「風の国」「1%の奇跡」

■56話:海上の戦い
アシンが辰斯王に、タムドクへの謝罪を入れてでも、戦争を避けようと話しているところに、タムドク率いる高句麗軍が関弥城に侵攻してくるという情報が入る。百済国内は騒然とするが、錯綜する情報と内紛とで百済軍は統制がとれない。おまけに国庫はハムジにそそのかされた辰斯王が使い果たしてしまっている。
ハムジは今回の戦いの成否のカギはマルガリが握っている、と見ており、ソルチを使ってマルガリを高句麗の味方に付けることを提案する。その頃、後燕ではこの戦争を利用して高句麗の遼東城を一緒に攻めようとマルガリに勅書を送る。タムドクからもソルチを通して手紙が届き、二つの手紙の前でソルドアンは…。
この期に及んでも辰斯王は、姑息な手を使ってアシンの失脚を狙おうとする。一方、関弥城のある喬桐(キョドン)島に上陸した高句麗軍だが、潮の流れを知り尽くしたアシン率いる百済水軍の反撃に、思わぬ苦戦を強いられる。
アシンの作戦にハマった高麗軍が、海上でアシンの水軍にコテンパンにやられてしまう。火矢を使ったアクションは壮絶。演じた役者は火傷を負ったのでは?と思うような迫力のシーンをお見逃しなく。


■第57話:戦中の内紛
アシンの水軍がかざす火に誘われた高句麗軍は、慣れない水域で暗礁に乗り上げるなど、身動きできない状態となり、アシン水軍を追った数十隻の船と数百の兵士が壊滅させられる。今度はハムジンの作戦で、本営にアシン軍たちをおびき寄せようとするが、なんとこれに引っかかったのは…。結局、百済軍に致命的な打撃を与えることはできず、アシンは高句麗軍から関弥城の奪還に成功する。ところが、王の側近テヨスン大将軍が先に喬桐島に上陸し、後からやってくるアシンはテヨスンの配下と見られてしまう。テヨスンは日食が起きて百済が滅亡するとの噂を広めた民を処刑するなど、両者の溝は深刻化する。そんな中、続く城攻めに疲弊の色が見えだしていた高句麗軍のもとに、百済の将軍から投降の意を伝える書状が届く。
韓ドラ史劇には、“日食”が実に多く登場する。「善徳女王」では、この日食をうまく演出して、みごとに韓国史上初の女帝を誕生させている。太陽が月に隠される気象現象は、古くから凶事の前兆として、人々から恐れられている。しかし、実際にはこの現象はかなり早くからその仕組みがわかっており、支配層はこれを利用して民を統治したりした。正史によれば、392年10月に関弥城が陥落する5か月ほど前に、百済で実際に日食が起こったとされている。

■第58話:決死の作戦
百済からの書状には、「テヨスン大将軍とアシンとの内紛の結果アシンが死に、百済の将軍らが投獄された」とあり、投獄された将軍らが高句麗に投降したいので援護を頼むとあった。百済の罠だと見抜いたハムジ。それを逆手にとって関弥城に攻め入ろうというサガリョンの作戦が決行される。しかしこの作戦さえアシンは予測していた。約束の時刻、南門から入城したサガリョンの隊は、待ち受けた百済軍に総攻撃される。攻撃は失敗し、グルチンが戦死する。そんな中、ソルチから後燕の動きに関する情報が伝わる。ハムジが提示する作戦に、タムドクは猛反対するが、なんとしても2日以内に百済との戦いを勝利で終わらせないと高句麗が危ない。サガリョンとヨソッケの志願により、日食の時を利用した決死の作戦が遂行される。
契丹捕虜から高句麗軍に加わったグルチンの壮絶な死のシーンは必見。タムドクが反対する決死の作戦に次々と名乗りを上げる感動のシーン、そのあとのタムドクの感動シーン、そして日食の作戦をお見逃しなく。

■第59話:関弥城奪取
満身創痍のサガリョンは、突撃隊の先頭を行くタムドクをかばって凄絶な戦死を遂げ、高句麗軍の猛攻に百済軍は劣勢となる。チンムの真心の説得によりアシンも関弥城からの撤退を決めるが、港から去りゆく船の上でトヨンの姿が目撃される。逃げ延びたアシンは、プヨホンとチンムの前でついに重大なある決意を固める。果たしてその決意とは?タムドクはモドゥルを関弥城に残して国内城に凱旋する。勝利に沸く臣下たちの前で、タムドクは、このたびの勝利がサガリョンたちのおかげだと諌める。ファンフェたち忠臣を一等功臣とし、ハムジを軍師として迎え入れる。
そんな折、ヤギョンに…。
こうしたドラマは一番の見どころをドラマ最後に持ってくることが多いが、今回は始まってすぐにサガリョン最大の見せ場がある。槍を使ったみごとな死に様、タムドクとかわすサガリョン最期の言葉とタムドクの血の雄叫びをお聞き逃しなく。

■第60話:新たな天
ヤギョンは懐妊をタムドクに知らせに向かうが、ちょうどヨンサルタたちがトヨンの生存を告げていた。トヨンを何が何でも連れもどそうとするタムドクの様子にヤギョンはそのまま立ち去ってしまう。タムドクはソルチに命じてトヨンを連れ戻すように命じる。果たしてトヨンはタムドクの元に戻るのか?
一方、百済ではアシンが民心を失った辰斯王を倒し、アシンが17代王として王位に就く。392年10月のこと。そしてマルガリのソルアドンが高句麗に救いを求めて謁見、契丹の大族長バタルが碑麗(ピリョ)を建国したことを知らせる。
タムドクは、天下を高句麗の地に収めるという壮大な3つの目標を打ち立てる。1つは広開土境、2つは天下経営、そして最後は和平安民。 
今回は、トヨンのタムドクを想う深い想いに注目。トヨンの出した答えをタムドクはどう聞くのか。
さあ、ついにタムドクは壮大な目標を打ち立てるが、ハムジがタムドクに質問する。なぜ天下統治ではなく経営なのか、と。果たしてタムドクは何と答えるのか?


広開土王広開土王碑(ウィキペディアより)★豆知識:高句麗の位置
タムドクが活躍した4世紀末から5世紀にかけての高句麗は、飛躍的に領土が拡大した。首都・国内城があったのは、現在の中国吉林省集安市。ここには息子の長寿王が建てた高さ6.4メートル、幅約1.5メートル広開土王碑がある。詳しくはこちら⇒中国専門検索サイト|CHINE7
高句麗の周辺には、西に後燕、北東にはマルガリ、北西には契丹、そして南に百済があった。当時は、後に三国を統一する新羅は弱小国だった。

BS-TBS「広開土太王」番組サイト
 2018.10.04スタート  月~金13:00-13:55
Youtube「広開土太王」予告動画

kandoratop【作品詳細】【「広開土太王」を2倍楽しむ】