トヨタ、「東京モーターショー」にプラグインハイブリッド車などを出展、走行映像も公開

2009年10月06日17時18分商品・CM
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PRIUS PLUG-IN HYBRID Concept

トヨタ自動車は、10月24日(土)から11月4日(水)まで、千葉・幕張メッセで一般公開される「第41回東京モーターショー」に、参考出品車4車種や市販乗用車などを出展する。
出展テーマは、前回に引き続き「Harmonious Drive(ハーモニアス ドライブ) 人と、地球と走る、あたらしい明日へ。」とし、社会との共生を図りながら、個性が際立つクルマづくりに取り組む同社の姿勢を示し、その具現化した車両を紹介する。
CO2排出量抑制、エネルギー多様化への対応などを念頭に、本格的な普及に最も適したエコカーと考えられるプラグインハイブリッド車(PHV)、クルマ本来の魅力である運転する楽しさ・所有する歓びを提案する小型FRスポーツコンセプト、近距離移動に適した小型電気自動車(EV)といった環境コンセプトカーなどを出展する。

「PRIUS PLUG-IN HYBRID Concept」は、同社の駆動用バッテリーとしては初めてリチウムイオン電池を搭載し、家庭用電源などからの外部充電を可能とする3代目「プリウス」をベースとしたPHVのコンセプトモデルで、日本初出展となる。
PHVは、バッテリーの残存量や充電インフラの整備状況にかかわらず使用可能で、電気エネルギーの利用促進によりHVを上回る燃費改善、化石燃料の消費抑制、CO2排出量削減、大気汚染防止などが期待できる。
燃費性能55km/L以上(CO2排出量42g/km以下)、満充電でのEV走行距離20km以上を目標値としており、充電時間は100Vで約180分、200Vで約100分を目標としている。
PHVのスペシャルサイトでは、同車の走行映像動画を見ることができる。山道を静かに走り抜けるPHVが印象的な映像になっている。

「FT-86 Concept」は、クルマ本来の運転する楽しさ、所有する歓びを提案する小型FRスポーツのコンセプトモデルで、世界初出展となる。
ドライバーがコントロールしやすいコンパクトなサイズ感、軽量・低重心な車両特性とレーシングカー感覚のドライビングポジションがもたらす意のままのハンドリング性能、エモーショナルでユーザーの心をとりこにするスタイリングを提案。
新時代のスポーツカーにふさわしい2L水平対向4気筒自然吸気ガソリンエンジンと空力に優れた軽量ボディにより、高出力と環境性能を両立している。
また、ボディカラーの青みをさしたFLASH REDとともに、インテリアの構造部位を“極限まで鍛え抜いた体に最小限のカバーを着せる”イメージで各種機能をモダンに表現するなど、走りに対する熱い想いを具現化している。

「FT-EV II」は、モビリティの用途・使用するエネルギーの特性・供給インフラの整備状況に応じて、最適なモビリティを賢く使い分け、EVが普及する未来のモビリティ社会を想定した、都市生活において使い勝手の良いパッケージを特徴とする近距離移動用の小型EVコンセプトで、世界初出展となる。
「iQ」よりコンパクトな専用ボディに、4人乗車が可能な超高効率パッケージを実現。
ドライブバイワイヤ技術により、アクセル・ブレーキ・ステアリングすべての機能をスティック操作で制御。アクセルペダルやブレーキペダルをなくしたことで圧倒的な足元スペースを確保した。
また、フロントカウルの高さを低く設計できるため、フロントウィンドウ下にエクストラウィンドウを設け、優れた前方視界を確保。シースルーのLEDリヤコンビネーションランプとともに周囲の安全に一層配慮した。
ドアは、両側電動スライドドアを採用し、狭い駐車スペースでの乗降性を向上。最高速度は100km/h以上とし、満充電で日常の使用に充分な90km以上の航続距離を確保。
同社の環境コア技術であるハイブリッド技術で培ったモーター制御技術を活かし、高い静粛性と滑らかな加速で心地よい走りを実現した。

F1カー「TF109」は、F1参戦8年目を戦い、空力性能に優れ、高い信頼性を持つエンジンが特長のF1カー。2002年の初参戦から積み重ねてきた数々の経験に基づき、最先端のテクノロジーとゆるぎない情熱を込めて勝利を目指して開発された。

なお、同ショー開催期間中、インターネット上の3次元仮想都市「トヨタメタポリス」で、ユーザーとの意見交換の結果生まれた未来のモビリティ社会を再現するとともに、参考出品車の一部をバーチャル展示する。

「PLUG-IN HYBRID」スペシャルサイト
トヨタメタポリス