「JIN」今度の敵は梅毒!物語が大きく動く予告動画配信-TBS

2009年11月08日14時58分ドラマ
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10月から始まった歴史SFドラマ「JIN-仁-」が絶好調だ。現代から幕末の日本にタイムスリップしてしまった、脳外科医・南方仁が、過去の人間の生死に関わることで歴史を変えるかもしれないと悩みながらも、現代の医療技術を用いて江戸の人々の命をすくっていく感動のスペクタルドラマ。

現代の医療器具に代わって、大工道具や火箸を使って手術をする仁に、始めは反発を感じていた江戸の人々も、命がけで患者を救おうとする仁の熱意にいつしか心を通わせていく。第3話では江戸で猛威を振るっていた“コロリ(コレラ)”の治療で、多くの人々の命を救った。8日、第5回目の放送で仁は“梅毒”と闘う。現代の日本では抗生物質の発達でほとんど死亡する例のなくなった梅毒だが、当時は直る見込みのない不治の病とされていた。コロリ対策では点滴道具の開発で目覚しい効果を挙げた仁だが、梅毒ではペニシリンの製造を試みる。また、花魁(おいらん)野風と現代の恋人未来との時空を超えた二人の関係にも気づく仁。どうやら、今回の放送でドラマが大きく動き出しそうだ。番組公式サイトでは予告動画が配信されている。

ドラマの魅力はなんといっても医療に賭ける仁のひたむきさだが、仁を取り巻く幕末の英雄たちの描き方もドラマを大いに盛り上げている。いまだ己の行く末を模索している坂本竜馬、コロリ対策のために幕府を動かした勝海舟、仁の力を借りて当時の医術を高めようとする緒方洪庵ら幕末の英雄たちが、何の違和感もなく見事にフィクションの世界に息づいている。しかも仁は彼らの最期を知っている。江戸の英雄、坂本竜馬の最期が近づくとき、仁はどうするのか?竜馬に危険を知らせるのか?史実とフィクションが絶妙のバランスで骨太の最高に面白い歴史SFドラマに仕上がっている。

もっとも骨太な歴史SFとしてだけではなく、仁を取り巻く恋物語もしっかり見せてくれる。自分のミスで植物状態にしてしまった恋人の未来、江戸の時代で仁を助ける咲、そして未来に生き写しの花魁(おいらん)野風。3人の全くタイプの違う魅力的な女性との恋の描き方もいい。

ドラマは全11回。ちょうど折り返しに差し掛かったドラマはますます目が離せない。番組サイトでは、主人公の大沢たかお、綾瀬はるか、内野聖陽らがドラマに賭ける想いや、脚本家の森下佳子のインタビュー記事が公開されている。放送を待ちきれない方は、まずは公式サイトをのぞいてみよう。
ドラマ「JIN-仁-」は、毎週日曜日夜9時から、TBS日曜劇場で絶賛放送中!

◆キャスト
・南方仁:大沢たかお
・坂本竜馬:内野聖陽
・緒方洪庵:武田鉄矢
・勝海舟:小日向文世
・橘咲:綾瀬はるか
・友永未来/野風:中谷美紀

TBS「JIN-仁-」公式サイト