ANA、新たなプロダクト・サービスブランド“Inspiration of Japan”を2010年2月から開始、ムービーで紹介

2009年11月14日10時00分商品・CM
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全日本空輸(ANA)は、2010年2月から成田-ニューヨーク線に新造機ボーイング777-300ER機を就航するのを皮切りに、新たなプロダクト・サービスブランド“Inspiration of Japan”の展開をスタートさせる。長距離欧米路線から始め、順次ANAのプロダクト・サービスを新ブランドコンセプトに基づき全面的にリニューアルしていく。
キーワードは、「イノベーティブ」、「際立つ個性」、「モダンジャパン」で、イノベーティブは新しい発見やワクワクする体験、際立つ個性は、期待を超えた歓び、モダンジャパンは日本初の技術、細やかな心遣いや細部へのこだわり、をそれぞれ伝える。
出発前の新サービスは、「ANA SKY WEB」を開設し、機内での過ごし方を体験できる「ショートムービー」をはじめ、各クラスの装備やアメニティ、食事メニューの紹介など、Inspiration of Japanを体験できるページとした。
空港での新サービスは、ファーストクラス、ANAダイヤモンドサービスメンバー対象サービスとして、すべての接点で「個」が約束される時間・空間を提供。
搭乗手続きは、「ANA SUITE CHECK-IN」(2010年秋サービス開始予定)により、成田空港での手続きから出発前の保安検査まで、特別な動線を用意してパーソナルにサポート。搭乗手続き、受託手荷物預かり、保安検査を1か所で行う。
空港ラウンジは、「ANA SUITE LOUNGE」を2010年2月にリニューアル、プライバシーを確保できる個室感の高い“パーソナルルーム”を新設し、コンシェルジュが旅のサポートを行う。
機内サービスは、クラス別に、以下の内容になっている。
ファーストクラスは、シートを「ANA FIRST SQUARE」(エーエヌエー ファースト スクエア)とし、配列は1-2-1で、個人テレビモニターとしてクラス最大級の23インチタッチパネル式液晶ワイドスクリーンを採用。削り出しのアルミ素材、木目調の壁面などの質感にこだわった素材を用い、高級感と落ち着きのある空間をデザインし、ジャケットや小物類などもすっきり収納できる工夫を重ねた。
機内食は、吟味をかさねた食材を洗練のアラカルトメニューで用意。メニューは、「月替わり」で毎月新しいものを提案する。また、和・洋にとらわれず好きなものを好きな時間にとることができ、白米、健康米など2種類の炊きたてごはんを用意する。モニターのタッチパネルで食事や飲み物の注文が可能だ(2010年4月サービス開始予定)。
寝具など機内で使う品々には、”ファイテン“独自のアクアチタン加工技術を採用。立体構造で通気性が良く、ベストな体圧分散を追求した高反発のマットレス“airweave”を導入した。
ビジネスクラスは、シートを「ANA BUSINESS STAGGERED」(エーエヌエー ビジネス スタッガード)とし、配列は1-2-1で、個人テレビモニターとしてクラス最大級の17インチタッチパネル式液晶ワイドスクリーンを採用。
スタッガードシートは、互い違いに配列したシートによって、パーソナルな空間を確保した。また、どの席からでも直接通路に出ることが可能な全席通路側スタイルを実現。周囲を気にすることなく自由に機内の施設へアクセスできる。フルフラットシートにより、就寝時にはシートがフルフラットになる。
機内サービスは、ビジネスクラスでの時間を価値あるものにできるよう、機内空間での過ごし方を自由自在にコーディネートできる全く新しい考え方を導入。
快眠をサポートするシーツ、パジャマなどの寝具を充実し、“ファイテン”独自のアクアチタン加工を採用。アメニティに加え、安らかな眠りへの誘いとさわやかな目覚めをサポートするアロマグッズを用意した。
機内食は、30種類を超える和・洋の充実したアイテムで、好きなアラカルトメニューが楽しめ、食事の時間も好みに合わせて選べる。メニューは「月替わり」で毎月新しいものが提案され、炊きたてごはんを用意。モニターのタッチパネルから食事や飲み物が注文できる。
また、コラボレーションメニューを採用し、約1年間のシリーズで、料理家の栗原はるみが提案する「栗原さんちのごはん」、素材を生かす独自の燻製技術と新ジャンルの燻製調味料をもとに料理に旨みやコクを与える「燻(くん)」、日本酒の未来を追求する仙台伊達家御酒御用蔵「勝山(かつやま)」を提案。
各シートには、ユニバーサルタイプのパソコン電源と、ワイドサイズのスライディングテーブルで余裕のオフィススペースを確保。約160チャンネルの映画・ビデオ・音楽・ゲームなども楽しめ、新たにANAオリジナル企画番組「ANA INNOVATIVE CHANNEL」がスタートする。iPodコネクターやUSB端子接続により、自身で持ち込んだ動画(iPodのみ)、写真、音楽も楽しめる。
プレミアムエコノミーは、シートの配列は2-4-2で、座席ピッチが約42インチ(約106cm)、個人テレビモニターとして12インチタッチパネル式ワイドモニターを備える。
従来比約10cm広いプレミアムと呼ぶにふさわしいゆとりの空間で、大型デバイダー(可動式)を設置し、隣席を気にすることなくパーソナルな空間を確保できる。
また、Fixed back shellを採用し、リクライニングの際、後部座席に干渉しない構造を実現。枕(カバー)と毛布にはファイテン独自のアクアチタン加工を施した。
エコノミークラスは、シートの配列は2-4-3で、座席ピッチが約34インチ(約86cm)、個人テレビモニターとして10.6インチモニターを備える。
前列との幅がこれまでより約7.5cm拡大し、エコノミークラスへこれまでにない快適さを実現。スライドするヘッドレストや、3段階に動くフットレストなど快適に過ごせるように細部にまでこだわった。Fixed back shellを採用し、リクライニングの際、後部座席に干渉しない構造も実現。
各シートには、ユニバーサルタイプのパソコン電源、iPodコネクター、USB端子を標準装備。新しい機内食(ジェイメニュー)は、丼、定食、弁当、麺といった、日本のエアラインならではのオリジナリティあふれる個性的なメニューをシリーズで提供。メニューは「月替わり」で毎月新しいものが提供される。
全クラス共通のエンターテイメントとしては、機内での楽しみ方を広げる新しいAVOD(Audio video on demand)機能を全クラスに装備。映画やビデオ、音楽、ゲームなどを網羅した約160のチャンネルをはじめ、機内食や飲み物の注文、機内販売なども操作性の高いタッチパネル式の画面で利用できる。
また、Inspiration of Japanのコンセプトを具現化した新コンテンツ「ANA INNOVATIVE CHANNEL」をスタート。座席間のチャット機能が利用できる。
さらに、新たにInspiration of Japanを表現する音や香りを開発し、アロマ(高野槇、吉野檜)、ミント、ローズマリーなどをブレンドしたオリジナルの香りをさりげなく体験できるようにした。
サウンドは、Inspiration of Japanを演出するサウンドロゴを開発し、ANAのプロダクトを体験できる場面で活用。
ファーストクラスとビジネスクラスには、TOTO、ジャムコ、ボーイングとの共同開発による世界初の航空機向け温水洗浄機能付き便座「ウォシュレット」を導入。
機内販売は、 ANAならではの商品ラインナップで「買う楽しみ」、「使う楽しみ」、「贈る楽しみ」を感じられるよう、ワクワクする旅を演出。新しいサービスとして、エンターテイメント番組の新コンテンツ「ANA INNOVATIVE CHANNEL」と連動する商品や、Inspiration of Japanを発信するANAオリジナル商品を次々と投入する。
また、機内で申込み、日本国内の指定場所に配送する「ANAスカイデリバリー」を2010年3月から開始。持ち帰るよりも、配送に適した商品を順次投入する。
ANAのオフィシャルサイトでは、これらのサービス内容をムービーで具体的に見ることができる。一足先に、海外旅行気分をじっくりと味わいたい。

ANA国際線「各クラスのサービスをムービーで体験」