電通、ヤッパ、産経デジタル、電子新聞などの次世代型新広告配信を実験、動画広告のデモも公開

2009年11月26日18時30分商品・CM
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本田技研工業のデモンストレーション広告配信画面例

電通、ヤッパ、産経デジタルは、電子新聞を「iPhone」などの携帯端末へ配信する際の広告枠に、ユニークな動画広告表現やさまざま付加価値機能を持たせることを可能にする新手法を実験する。
実験は、米国アップル社の携帯端末「iPhone3G」などで産経新聞の紙面が閲覧できる「産経新聞iPhone版」で11月26日から1週間実施。広告内容は、本田技研工業とソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの協力のもと、デモンストレーション広告を配信する。
現在、iPhoneをはじめとした大画面・高解像度・タッチパネル対応端末の急速な普及に伴い、一部新聞や雑誌で電子配信サービスが始まっているが、電子配信時の広告枠は紙の本紙・誌と変わらない広告になっている。
そこで、電子新聞・雑誌の広告配信で、ユニークな動画広告表現や、電子クーポンの配布、企業サイトへの誘引など、さまざまな付加価値機能を備えた新手法を開発し、産経新聞iPhone版の広告枠でデモンストレーション広告を配信するもの。
今後、3社は、本格的な広告配信へ向けての実証・分析を行っていく。また、電通では、産経新聞iPhone版に続き、電子雑誌有料配信サービス「MAGASTORE」でも、今回開発した電子広告配信の新手法を積極的に展開し、iPhoneだけでなく、各キャリアのスマートフォンなどへも拡大していく予定。
デモンストレーション広告配信画面例も公開されている。本田技研工業の新聞広告では、広告枠の中でハイブリッドカー「インサイト」が回転し、新聞紙面の上を自由に走り回る表現を実現。その後に登場するボタンを押すと、GPS情報から取得した最寄のディーラーを地図表示し、電話での問い合わせや資料請求も行える。また、より詳細な情報を提供するサイトへ直接アクセスすることも簡単だ。

電通、ヤッパ、産経デジタル、電子新聞などの次世代型新広告配信を実験