ベストセラー「筆談ホステス」北川景子でドラマ化!予告動画-MBS

2009年12月28日16時11分ドラマ
視聴サイトへ

今最も輝いている若手女優、北川景子の新ドラマが来年1月10日より始まる。会話をすることが基本のお水の世界=水商売の世界で、耳に障害を持つ不良少女が銀座でナンバー1ホステスに成り上がるまでの苦悩のすべてを描いた感涙の青春ストーリー。原作は同名のベストセラー小説(光文社刊)で、毎日放送(MBS)番組公式サイトには予告動画が公開され、早くも、掲示板ではドラマ放送を期待する書き込みが殺到している。

北川景子は、ミスSEVENTEEN出身のモデルとして芸能界デビューし、テレビドラマ「美少女戦士セーラームーン」の火野レイ/セーラーマーズ役で、女優デビューを果たした。その後、映画やドラマ、CMなどで活躍し、2008年1月には、「2008年期待の女優ランキング」で1位に輝いている期待の新人だ。今年7月には、「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」夢見るバイオリニスト役でジャニーズの山下智久とのフレッシュな共演でも話題となった。

その北川がバイオリンの弓をペンに持ち替え挑戦する主人公の里恵は、一歳の頃に髄膜炎という病気で耳が全く聞えなくなった女性。ドラマの前半は、里恵の将来を危惧した母の厳しい子育てに反抗し、学校には友達がおらず、居場所をなくす危なっかしい少女を演じる。そんな里恵が二人のホステスと出会ったことで、銀座で1番のホステスを目座すことになる。後半、ホステスとして登場する北川を見て驚いた。いつもスタイリッシュな洋服を着こなしている彼女が、見事に和服姿を着こないしているのだ。かつて、北川は「役によってカメレオンのように変わっていけるようになりたい。どんな役でも自分自身とは切り離して演じるというのが理想です」と語っていたが、今回のドラマで彼女はそれを見事に実証して見せた。

物語は、里恵の成功物語だが、娘の将来を心配する母との葛藤、兄の温かい目など、家族の愛を描くヒューマンドラマでもあり、新しい年を迎えたばかりの新春早々の新番組としてふさわしい作品に仕上がっている。北川のフレッシュな演技と、娘を思いやる母親・恵美子を演じる田中好子、いつも妹の味方になろうとする兄の福士誠治の心温まる演技は必見だ。

他にも、里恵の父親役に梨本次郎、青森のクラブのママに手塚理美、銀座のクラブのママに戸田菜穂、里恵を優しく見守るクラブの客には笹野高史、接客のノウハウを教えた洋服店店長には井上順が脇を固める。

原作では、生い立ちや思春期の両親との確執、ホステスの苦労話など、暗くなりがちな物語をさらりと、実にあっけらかんと表現しているが、原作の持つ素晴らしさを、女優、北川景子がどこまで表現できるのか?10日放送の第1回が待ち遠しい。

新春ヒューマンドラマ特別企画「筆談ホステス」は、2010年1月10日(日)よる9時から毎日放送、TBS系列で放送される。

MBS「筆談ホステス」