NHKオンデマンドは1月7日(木)、見逃し番組サービスとオンデマンド配信しているニュースが見放題となる「見逃し見放題パック」の月額料金を、現行の1470円（税込み）から945円に引き下げると発表した。2月1日から実施する。

現在単品での番組視聴料金は、朝の連続テレビ小説など短時間番組が105円のほかは315円から210円に設定されており、単品3～4本分の料金で、1カ月650本以上の見逃しサービス番組を楽しめることになる。

また、2月にはバンクーバー冬季五輪の見逃しサービスでの配信が予定されており、生放送では深夜帯となる競技も自分の都合に合わせて視聴できることになる。NHKオンデマンドでも、オリンピック効果と価格変更をテコに、新規ユーザー拡大を狙う考えだ。なお、すでに「見逃し見放題パック」を利用しているユーザーも、2月分から自動的に新料金が適用される。

一方、NHKオンデマンドは年末年始（12月21～1月6日）のPCサイトでの利用状況を公表し、今回が初めってとなった紅白歌合戦の「後半」が1万6416、「前半」が1万1705のビデオビューを記録したことを明らかにした。また、1月1日から特選ライブラリーで配信を開始した大河ドラマ「篤姫」（1話から15話まで、第1話は無料）は6日正午までで6323ビデオビューとなっている。見逃し番組の1位から10位までは以下の通り。

1位　.第６０回ＮＨＫ紅白歌合戦 後半　16,416（12月31日放送）
2位　第６０回ＮＨＫ紅白歌合戦 前半　11,705（12月31日放送）
3位　スペシャルドラマ 坂の上の雲 第 ４回 日清開戦　5,293（12月20日放送）
4位　スペシャルドラマ 坂の上の雲 第 ５回 留学生　　5,006（12月27日放送）

また、この期間のサイト訪問者は61万5000人、紅白配信の初日となった1月1日には10万9300人と、1日の訪問者数としては2008年12月のサービス開始以来最高を記録した。一方、登録会員数は12月31日時点で前月比3万9000件増の29万5500件、1月5日には31万7300件に増加した。

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