「電波少年」DVD発売記念の特別番組をWEB動画で再放送-日テレ

2010年04月06日22時50分芸能
視聴サイトへ

4月9日(土)に発売される「電波少年」のDVD化を記念した一夜限りの地上波特別番組がWEBで再配信され、番組特設サイトで視聴出来る。「復活!電波少年モィ!雷波もねん」と題して3月31日深夜に放送された30分番組では松村邦洋(42)と松本明子(43)、土屋敏男(53)プロデューサーが登場、恒例のクロマキー合成でのトークを繰り広げた。内容は当時を振り返ったもので、DVD化にあたって視聴者からのリクエストの多い企画を厳選して収録したものに沿った懐かしい話題のオンパレードだ。

同番組はバラエティ番組としては奇抜な企画や無名芸人起用の体当たり企画などで大人気を博した。プライムタイムながら最高視聴率は30%を超え、「ヒッチハイクの旅」シリーズのヒットは社会現象までになり、多くの日本の若者がバックパッカーで世界旅行に出掛けるブームを作った。番組はタイトルを何度か変更しながらもシリーズとして1992年から2003年まで放送され、その数々の名物企画から歴史に残る傑作がDVDには収録される。
特別番組でも企画をいくつかの系統に分けて語っているが、中でも好評だったものに対政治家アポなし企画がある。電波少年といえばこの企画として思い出されるものの代表に、松本の突撃企画「世界の大物とデュエットしたい」としてパレスチナ解放機構のアラファト議長とてんとう虫のサンバを歌うというとんでもないスケールのものがあった。一歩間違えれば殺されるかもしれない中を突破して、アラファト議長に向かって「アラファ~とわたっしがー夢の国~」と歌いだした松本の映像は報道映像としても貴重なものである。他にも社会党委員長(当時)だった「村山富市の長い眉を切りたい!」など破天荒な企画目白押しで話題をさらった。
初期のアポなし企画から黄金期となった猿岩石・朋友(パンヤオ)・ドロンズらによる大陸横断ヒッチハイク、電波少年的懸賞生活、無人島脱出など、どれも多くの人の記憶に残る企画の数々だ。

3人のトークは深夜番組という事もあってテンション高めでヒートアップする一方だ。松村の「台本が無いにも程がある!」など、同番組が通常のバラエティ番組とどれだけ違うかといった様子や当時の芸人たちに恐れられている存在の番組だった事などが赤裸々に語られ、見るものの爆笑を誘う暴露話しも盛りだくさんの番組動画だ。
DVD発売の他に、今後はPCや携帯への人気企画オンデマンド配信も計画されており、伝説の番組が動画配信の形で再びブームとなりそうな予感である。

日テレ 電波少年的電波少年