瀕死のヒョンジュン、組織に見捨てられるのか？「IRIS」－TBS

「IRIS－アイリス－」第3話では、ヒョンジュン（イ・ビョンホン）に、ペク副長官からある暗殺の命令が下る！番組サイトには予告動画が公開されている。第3話の放送は、5日（水）夜9時からで、48時間以降には、TBSオンデマンドで見逃し配信が開始される。（視聴料金315円）

ヒョンジュンに下された単独任務は、北朝鮮最高人民会議委員長ユン・ソンチョル暗殺の命令だった。この命令が副長官から直接命令が下ったことに驚くヒョンジュン。だが上官からの命令は絶対なのだ。戒厳令の下、なんとか無事暗殺に成功するが、ヒョンジュンは銃傷を負ってしまう。（詳しいあらすじと予告映像は、「IRISオフィシャルサイト」で）


【見どころ】

第1話の冒頭シーンが、今回の第3話でつながる。ヒョンジュンに与えられた暗殺計画の目的は？なぜ、ハンガリーの地で密命が下されたのか？1話では断片的に見せていたシーンが、この回でいくつかの事実が明確になる。今回もやはり見逃せない大切なシーンとなりそうだ。すでに、圧倒的な存在感を見せつけている俳優キム・スンウ。北朝鮮の警護責任者であるパク・チョリョンを演じている。第1話では、まだアウトラインしか見せていないパク・チョリョンが、いよいよ本格的に登場する。韓国ドラマ「ホテリア」のハン総支配人を演じたキム・スンウとはまったく別の冷徹な演技で、今後ドラマを引き締めてくだろう。

それにしても、日本ロケの次は、ハンガリーロケ！なんとも贅沢なドラマである。日本ではスノボーや温泉を楽しんだが、ハンガリーのロケは相当強行軍だったらしい。脚本を書いた本人でさえ、あまりの内容のハードさに、到底、予定通りに撮影は進まないはず、1週間は伸びるだろうと想像していた撮影を、予定を大きく狂わせず撮り終えたというから、「IRIS」チームの力の入りようにはただただ驚く。

そんなハンガリーでも、ヒョンジュンとスンヒ（キム・テヒ）のラブ・シーンはある。しかし、ちょっぴり“おまけ感”のあった日本での熱烈なラブ・シーンに対して、今回は、単独任務を課せられたヒョンジュンの不安と緊張を強調する大切なシーンとして、二人のデートが使われる。リラックスして心底デートを楽しんだ日本でのヒョンジュン違って、ことさら陽気を振舞うヒョンジュンの笑顔から、不安や緊張が画面からもヒシヒシと伝わってくる。
また、第1話で観たはずの暗殺シーンも、緊迫した空気、スリル感が尋常でない。“ウ、上手い！”思わず口をついて出た。これぞ、イ・ビョンホンのずば抜けた演技力が放ったビョンホン・ワールド!!　彼の魅力が外見だけだなく、俳優としての確かな演技力だと実証される演技が、今回も満載だ。

もうひとり、韓国ドラマ「ラスト・スキャンダル」や「ルル姫」では、強気のスターや御曹司を演じたチョン・ジュノの演技も見逃せない。コメディータッチの演技に定評のある彼は、「IRIS]1・2話ではピエロ的な役回りの親友サウを演じてきたが、この回から、友情、愛、組織の命令の間で葛藤していく。彼がどう悩み、どう苦しんでいくのか…。サウの視点からもこのドラマは楽しめそうだ。

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