5月7日テレビ朝日系放送のドラマ「警視庁失踪人捜査課」のゲストに速水もこみち（25）が登場、引きこもりの青年を演じる予告動画が番組サイトで公開されている。このドラマは初回視聴率が16％を越えたとして話題になり、失踪した人を探すという今までに無いタイプの内容の刑事ドラマという事でも注目を集めている。毎回様々な理由で失踪してしまった人を取り上げるが、今回は明るいキャラクターの速水が、一転して人生に行き詰って引きこもりから失踪に至ったシリアスな役どころに挑む。

ドラマ内では、引きこもり前の快活な姿と引きこもってからのうつろな目をした姿が対照的に描かれており、そのギャップの演じ分けも見どころである。本人は至ってアウトドア派であるという速水は、引きこもりの役作りにかなり苦労したと語っている。一方主演を務める沢村一樹（42）は、休みの日はどちらかというと引きこもりがちで2日程家を出ない事もあるなどのエピソードを明かしていた。最近になって引きこもり男性による家族殺傷事件があった事を受けて、放送される事に若干の戸惑いもあったという速水だが、このドラマがそうした人たちの支えや理解に繋がるよう願っている事をアピールしていた。

4年間の引きこもり生活の後失踪してしまった宮沢良雄（速水）は、いつから居なくなったのか母親さえ把握していない状況だった。捜査を進めていく中で、良雄がかつてプロミュージシャンを目指していた活発な青年であった事や引きこもりに至る原因などが明らかにされていく。捜査員の醍醐（北村有起哉）は自らがプロ野球選手を1年で挫折した過去から、良雄の姿と自分を重ねて捜査にのめりこんで行くが…

最近では味のある脇役もこなすようになった速水が更に役の幅を広げている様子は興味深く、様々な人間関係の機微を捉えるヒューマンドラマとして期待される。
「警視庁失踪人捜査課」第4話は7日（金）よる9時から放送。予告動画は、番組公式サイトの「ストーリー」で視聴出来る。

朝日放送　警視庁 失踪人捜査課